2010年8月31日 のアーカイブ

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 引き続き、「ドラマ制作」ロケーションの模様4回目。
 
 「ベース」と呼んでいる場所。
 手前側から、制作(演出)、次いで映像、奥に音声と並ぶ。
 頻繁に多様に変わるカメラアングルの邪魔をしない、かつ、遠すぎず近すぎず、という場所に設ける。
 ここにも、ノウハウが伴う。
  
 
 
 
 その制作(演出)が座る所。
 ディレクターを担当する学生と、その両脇に「記録」を担当する学生が座っている。
 演技全般を始めとして、出演者の持ち道具や、たとえば衣装の汚れ具合など、細かい現象を記録していき、シーンやカット変わりを跨ぐ整合性をとる。
 
 
 
   
 
   
 神社の一角にある、「手水鉢」。
 どうやら、普段は使用されていないようだが、今回、撮影で使用するので、事前に洗わせていただいた。
 掃除係、なんていないので、制作スタッフやアシスタントディレクターが担当。
 
 
 
 
 
 
 ガンマイクを支え持つ学生。さらにそれを支え持つ、株式会社ブルの、プロの音声マン。
 学生が主役の実習中、「ここぞ」というところで、手を差し伸べてくれる。有り難い心強い存在である。
 
 
 
 
 
 
 
 ガンマイクを持つ、その学生のツーショット。
 ロケーションを始めて数日で、随分と立派な体勢となり洗練された。
 1つの目的に対して、合理的な手段を採ろうとすると、その方法は、両者おのずと同じになる。
 
 
 
 
 
 
 先日紹介した、傾斜地のカメラポジションを別アングルから。
 液晶テレビモニターをチェックする職員、島﨑とカメラマン。カメラマンとカメラを支えるカメラアシスタント。
 普段、何気なく観ているテレビドラマ。このような厳しい環境で作られ、笑いを誘い感動を生む。
 
 
 
 
   
 
 少々特異なカメラアングルの2つ目。
 撮影用に作られた壁。しかし、それは接着できない。だから、手で支え持つ。
 けれどその奥からは、レールを進むテレビカメラが移動してくる。
 すると、こうなる。
 
 
 
 
 3つ目。
 ジャンケンをする子供達を、「真アオリ」のアングルから。
 5人すべてを画面に収めるために、専用の広角レンズを用い、およそ30センチの高さの箱の上に、子供達に立ってもらっている。そして、その箱をしっかりと支える学生スタッフ。
 囲まれているのが、カメラマン。
 
 
 
 
 
 映像を調整したり監視したり、収録機器の操作をしたりする映像ベース。
 担当しているのは、VE(ビデオエンジニア)の学生。
 右手でVTRを操作し、左手でCCU(カメラ制御機)のアイリス(レンズの絞り)を操作し、けれど、目線は大事な液晶マスターモニターに。
 出演者を含めた大勢のスタッフの努力が、このスタッフの手にかかり、収束する。
 
 
 
 
 出演者の子供達の衣装に、「汚し」を入れている、衣装担当とアシスタントプロデューサーの学生達。
 出演者が位置についてから、カメラリハーサルが始まるまでの短時間での、手早い作業。
 どこかで観た、あのドラマのあのシーンのあの汚れも、きっとこうして作られている。
 
 
  
 
 
 出演者が口にするアイスキャンディーを用意する、「消え物」担当の学生2人。
 このロケーションで、少なくとも50本以上のアイスキャンディーが用意された筈。
 向き合う2人は、同じ色のシャツ、そして同じ体勢。2人の仲も、たぶん良い。
 
 
 
 
 
 頭を手前に向けて仰向けになっているのが、出演者。
 その左上に見えるのが、太陽光をマイルドに拡散させるもの、右に見えるものが、太陽光を反射させるためのもの。
 照明のスタッフが、この2つの細かい角度などを調整する。