2010年6月 のアーカイブ
上の写真は、「番組制作実習」本番直前の様子。
手前の出演者は、各学科の代表者。手前から奥に向かって、「照明クリエイティブ科」「演出デザイン科(本年度1年より美術デザイン科に名称変更)」「放送芸術科」「放送音響科」「放送技術科」と並んでいます。
そして、各出演者の背後のパネル、手が込んでいて、照明クリエイティブ科のパネルには、照明機材を持ったスタッフ、演出デザイン科のパネルには、なぐり(金づち)を持ったスタッフが。他の学科のパネルも含めて、各学科を象徴するようなモチーフのデザインになっているわけです。
さらに、下の写真は、本番終了9分後の様子。この短時間で、ここまで「バラシ」が進むのですね。凄い。
もちろん、ただ我武者らに速く作業を行っているわけではなく、しっかりと、安全に配慮しながらの作業。とにもかくにも、安全第一ですしね。
ありそうで、あまりない写真を。
これは先日のオープンキャンパス「体験入学」、本番開始時に撮影したもの。「真俯瞰(まふかん)」といって、被写体に対して真上からのアングルです。
スタッフを具体的に説明しますと、赤色のランプが灯っているカメラを操作しているのが、2CAMのカメラマン。写真向かってその左脇が2CAMのアシスタント。2CAMの左前が、4CAMのカメラマン。その下側が4CAMのアシスタント。そのカメラに手を伸ばしているのが、フロアーディレクター1人目。
写真の右上で左に手を伸ばしているのが、フロアーディレクターの2人目。写真向かってその左下が3CAMのカメラマン。その左側が3CAMのアシスタント。
教員に見られているからでも、そうしないと怒られるでもない、また、出演者に指示されているわけでもない。つまり、誰からも具体的には指示されていないわけです。けれど、自分の仕事をまっとうするために、結果、良い作品を作るために、極めて自発的に行動している。その「様」なのです。
スタジオやサブコントロールルームの設備をリニューアルして、2ヶ月以上が経ちました。「あっという間」という印象ですけれど、かなり充実した、そして新しい設備にも、すっかり慣れて、使いこなされています。リニューアルに携わった人間の1人としては、満足感というよりかは、安堵感。達成というよりかは所望という気持ちです。
テレビ番組やいろいろな映像作品を製作するということは、「もの作り」という言葉に置き換えられるかと思うのですが、もの作りに欠かせないものは、道具。つまりは、スタジオやサブコントロールルームにあるものはすべて道具であるわけです。
良い道具を揃える、ということも大切なことですけれど、その道具を使って「何を作るか」に、気持ちは手向けられるべきでしょうね。
加えて、学校だと、道具を使って「何を学ぶか」ということも、大事。もちろんこれは、単に機材の使い方だけではありません。
2年生、各学科の合同実習授業「番組制作実習」。
今日ご紹介する写真は、カメラリハーサル前の、「技術打合せ」の様子。
実際の放送現場では、本番当日の技術打合せは、スタジオフロアで、出演者の立ち位置や動き、紹介する物や美術セットなどを確認しながら行うことが多いのですが、ここは学校。同じ時間、スタジオフロアでは照明クリエイティブ科の学生が、照明の調整などをしていますし、演出デザイン科の学生は、美術の手直しや仕上げの作業をしているので、この授業では、あえて、サブコントロールルームで、「車座」。
ディレクターやチーフアシスタントディレクター、テクニカルディレクターを始めとする各スタッフが、打合せに参加。出演者の動きや番組の進行などを、確認しています。
4月26日に紹介した記事。
実は、最近、いつの間にか変わった、当ブログのタイトルバックの写真の撮影だったのです。
従来、テレビジョンBスタジオ映像設備、フルデジタルフルHDTV化の話題を中心に取り上げてきました。以前もお伝えしたとおり、予想より、かなり多くの方にご覧いただいているようで、大変感謝でございます。
2010年1月28日、「2ヶ月で変身!」というタイトルで開始した、初めての「東放学園専門学校 オフィシャルブログ」。
もうお気づきの通り、このブログ自身も、少々の変身を遂げております(笑)。
東放学園専門学校の日々、学生の日常、そして、学校内外のいろいろを、沢山の人にお伝えしたい、こういう気持ちで、タイトルは「すぎなみ日和」に。
なぜ「すぎなみ」なのかというと・・・、
東放学園専門学校の学校舎は「東京都杉並区」にあります。このため、学校法人東放学園グループ内の職員間では、本学校の事を「すぎなみ校舎」と呼んでいるのです。
マイナーで内部的な通称ではありますが、「内外、分け隔てなく、学校の日常をザックバランに紹介したい」こういう意気込みによるものなのです。
「東放学園専門学校」に加え「すぎなみ校舎」の事も、引き続きよろしくお願いいたします。
SONY株式会社製
マルチディスプレイコントロールユニット
BKS-R3219A
(音声SEラック)
インテグレーテッドルーティングシステム「IXS-6700」を制御する、32ボタンコントロールパネル。マルチディスプレイコントロールパネル「BKS-R1617A」のような、パネル上でのアサインコントロール機能を持たないが、ディストネーション機能を確保しつつも、24ソースから任意のものを選択できる。ディスプレイ中の各ソース(名称)は、各々のパネル(各ID)毎に、個別に設定できる。
ID:23
<音声用液晶モニター2式の操作用>
音声SE(音響効果)ラックに設置。ラックミキシングコンソール前面の、2式の液晶モニターのソースを選択。
向かって左にあるオレンジ色に点灯するディストネーション(割当先選択ボタン)を使用。
沢山飾られています。
2010年6月5日 雑感
東放学園専門学校もしくは、学校法人東放学園グループ全体の特徴として、「部活動が活発」である、ということがあります。
元来、放送・メディア業界が、やや体育会系的な趣きを有することもあっって、体を動かす事が好きな学生が、少なくありません。故に、いわゆる運動部系の部活動への入部学生も比較的多く、つまりは、活動が活発になるのですね。
写真は、それぞれの大会でいただいたトロフィー。校舎の一角に飾っているものを、撮影したものですが、途中に鏡があって沢山あるように見える、のではなく、この左奥にも、そして、この下にも、何段にも渡って、「トロフィー」や「たて」などが数多く置かれています。
バスケットボール・バレーボール・サッカー・野球・バドミントン・卓球・テニス・ソフトボールなどの各部活の、学生の「栄光の証し」が沢山飾られているのです。
4月2日の記事において、「速報」として、撮影中の模様を撮影した写真と共に紹介した、テレビジョンBスタジオ・サブコントロールルームの「360°パノラマ!全展開写真」。
このコンテンツが、東放学園専門学校のWEBサイトでの公開されました。
若干「手前味噌」的で恐縮なのですが、これが、予想以上の出来。非常に高画質な写真で見やすいですし、普段は裏方で、番組製作中は薄暗い事が多い、サブコントロールルームも、明るく綺麗に映し出されています。
少なくとも日本国内では、コレホドまでに大きく精細に、サブコントロールルームを紹介した写真やコンテンツは、他にない筈。
ぜひ! ご覧ください。