‘放送芸術科’ カテゴリーのアーカイブ

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先日は、映像・音声などのベースで
それぞれ、現場のプロのスタッフから、色々とアドバイスを受けている様子をお伝えしましたが
出演者側というか、カメラ側でも、ほぼ同様に
プロのスタッフによるアドバイスや、トレーニングが行われたのです。
言わば、本番が直前に迫った、「ドラマ制作」のシミュレーション。
 
教室を、ロケ地の撮影場所に見立てての、トレーニング。
上段の右は、出演者にお芝居などを付けてたり
カメラワークなどの説明をしているところ。
アシスタントディレクターとディレクター、カメラマンなどが並んでいます。
 
下段左は、これまた現場で活躍する、プロの音声マン。
台詞を収音するマイクブームの持ち方の、レッスン。
右は、照明の学生と先生による「レフ板」を使い方。
出演者に反射を利用して、光を当てているという構図です。
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「ドラマ制作 2012」クランクイン直前。
ロケーション開始日の前日の様子です。
ドラマの、特にロケーションというと
少なくとも、その場所の環境や、ロケのスケジュールなどが、深く関わりますからね。
それまでの、日頃の授業と比較すると、「応用編」に近いわけです。
そこで、まずは、現場の一線で活躍している、プロのスタッフの方を招いて
いろいろと、アドバイスやコーチを受けるのです。
 
校舎の一角に、実際に使用するロケーションの機材を並べて
映像(ビデオエンジニア)・音声・記録それぞれに関して指導を受けている
それを熱心に聞いている学生の姿です。

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そして、本読みの後は、「立ち稽古」。
教室で、机などを美術セットに見立てて、本番と同じような位置関係を創り出してのお芝居。
上段の、全体指導の倉谷顧問の横に立つのは
主演の年齢設定で異なるシーン各々で異なる、それぞれのディレクターです。
 
実際のドラマ製作現場では、この立ち稽古、省略される事もお多いようですけれど
ここは学校、経験・勉強の場ですからね
割愛することなく、しっかりと行うわけです。
 
けれどもしかし、子役の方、カワイイですね〜!

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ロケーションやスタジオでの収録に向けた準備も、大詰め。
今回は、出演者の方、全員が集まった「本読み」です。
本読みというと、小学校の国語の時間を連想しますが
台詞の言い回しの確認、また、出演者の方からの要望による変更など
「本読み」という、ある意味解りやすい単純な言葉に反して
自然なお芝居を表現するためにも、大事な作業なのですね。
 
まずは、学生スタッフ・職員からの自己紹介。
上段の右は、プロデューサーからの、挨拶の様子。
下段の2枚は、本読みの最中。
子役の方も、一生懸命に読んでいました。

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9月初めのロケーションを目前にして、最終のロケーションハンティング(ロケハン)。
実際には、8月の終わりに行われたものです。
ロケーション場所を選定したり確認したりする、前回のロケハンとは違って
決定したロケ地で、カメラアングルを探ったり、照明や音の状況を確認したり、という作業。
特に学校の授業ということで、想定されるカメラ割り(カメラワークやアングル)は、特に入念に。
全体指導を勤める本学園の倉谷顧問とディレクターの学生を先頭に
映像・音声・照明の各チーフを担当する学生などが、台本を手にしながら・・・という様子です。
「ドラマ制作 2012」でございます。

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ということで、「ドラマ制作 2012」。
8月上旬までのメイキング映像をご覧いただきましょう。
メイキングを担当している学生による、撮影・編集動画。
こちらで断続的に紹介した記事と併せれば、細かい説明は、不用でしょうね。
(当ブログ、左下のカテゴリーで「ドラマ制作」を選択すると、抽出されます)

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 さて、オーディションが終わった後は、8月からスタートした「ドラマ制作」専用のスタッフルームにて、すぐに、ミーティング。
 せっかく、お忙しい中に来校していただいたのだから全員に・・・という分けにもいきませんからね、まさに苦渋の選択ということになるわけです。
 選考の基準とは、お芝居だけでもなく、見た目だけでもなく、雰囲気だけでもなく、また、それらのバランスだけでもなく・・・。
 ディレクターや脚本担当を中心に、オーディションに関わったスタッフが、ミーティングに参加。誰かだけ、担当職員だけで決めるという事ではなく、出し合った大勢の意見を参考しながら、じっくりと吟味を重ねた選考。
 学生からは、「お断りするのが忍びない」という言葉も聞かれましたけれど、その気持ちの分、素敵な作品を作りたいですね〜。

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今回、2日間にかけて行ったオーディション。
各タレント事務所より、合計20名を超える参加者の方にお越しいただきました。
お忙しい中、皆様、ありがとうございました。
 
2日目の今回は、まずは子役のオーディション。上の写真。
健気でカワイイ!のは言うまでもないですが
自分の子供の頃を振り返ると(笑)、「演じる」という概念すら理解していない頃からね〜。
皆さん、ごく自然に演技されて、凄いです。
 
次いで下の写真。ヒロインにあたるキャストのオーディション。
左に座る男性は、代役を勤めるスタッフの学生。
それに向かって、ストーリーの一部分の演技をする、参加者の方。
自然な表情が、素敵ですね。

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 引き続き、ロケーションハンティングの様子。同じ公園内の別の場所へ移動しています。
「公園」をイメージすると、ほとんどの場合、植栽や木々、土に遊具というふうな、共通のイメージを持つわけで、つまりは大小はあっても、大抵それらの環境は整っている。すると、どこの公園でも、あるいは公園のどこでも撮影するなら一緒、と考えがちですけれど、たとえば、木々や植栽の密度、陽の当たり具合や周囲の細かなシチュエーションによって、少なくとも、芝居の仕方や映像の構図などは変わってくるのです。つまり、ドラマの様々な表現を左右するわけです。
 逆を言えば、実際に放送されているドラマの、その中の公園でのシーンは、そのような吟味の結果によるものなのですよね。
 
 実際のロケーションハンティングまでの間で、もう一度大掛かりなロケハンがありますから、今回は、「この撮影場所であれば、出演者はここに立って・・・この向きに座って」「カメラはこの辺りからかな・・・」「照明はこの器具を使って・・・」というふうに、大まかな雰囲気を掴む作業。
 これが細かな材料になって、台本やカット割りが吟味され、イメージが音を立てるように具現化されていくのです。

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 今日の1枚目の写真は、いきなりバスの車中から。しかも、路線バス。
 中には、もちろん学生が乗車しています。
 大勢で観光バスに乗車というのは、在学中に何回かあるとは思いますけれど、大勢で路線バスというのは、結構レアでしょうか(笑)。
 一見、課外授業ふうですが、ただの課外授業ではなくて、4月から準備を進めている「ドラマ制作2012」のロケーションハンティングの模様です。
 
 今回のロケーション予定地は、学校から路線バスで移動できる範囲にある、都内の某有名な公園。
 到着した時の様子が2枚目の写真。今回は、学生のサポート役として、4名の担当職員・講師が同行です。
 
 早速、ロケーションハンティング(ロケハン)開始。およそ50年前に整備が始まった広い公園。その中の撮影場所として想定される所を1つずつ観察。台本と照らし合わせながらの、確認作業です。

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 先日の8月1日と、8月2日に、中継先の映像・音声の仮設サブコントロールルームの様子、として紹介した内容に続く、今回。
「番組制作演習」中継先の現場の様子です。
 
 比較的静かな仮設サブとは違って、こちらは、出演者もスタッフも沢山な状況でして、活気があって高密度。
 1枚目の写真、左に座るのが出演者役の学生、そのすぐ右に居て、出演者に説明をしているのが、フロアディレクターの学生。
 2枚目の写真は、フロアディレクターが、向かって右手前に居る出演者に、「カンペ」(コメントや指示を書いたスケッチブック)を掲げている様子。
 
 可能な限り出演者に近づいて、指示やお願いをするのは、どのような現場でも必須の事。遠くだと見づらいし伝わりづらい、という当然な理由もありますけれど、番組製作に協力していただくという姿勢の表現でもあるわけです。

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 プロット(あらすじ)から台本に起こしたり、ロケーション先の候補を考えたり、シナリオハンティングをしたり・・・と、着々と準備を進めている「ドラマ制作2012」。
 前期の授業期間中は、主に放送芸術科を中心に取り組んで来た実習授業も、今回お伝えする会合を境に、定常的な授業が終わったこれからは、参加するすべての学科に、収録に向けた準備が波及していくわけです。
 
 ということで、この日のドラマ制作は、関わる全学科が集まっての、全体会議。
 これからの具体的な準備やロケーションに向けた説明などが、本学園の倉谷顧問などから。1枚目の写真です。
 次いで、この時点での台本が全員に配られ、それをまずは簡単に目を通す作業。これが2枚目の写真です。
 「ゼロ」の状態からイメージが形作られ、少しずつ具現化されていく。特に台本はその象徴ですからね。
 手にすると、ググッと気が引き締まる、そういう想いになりますよね。

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 特に、上の左の写真は、一見、出張課外授業っぽいですよね〜。
 まあ確かに、その通り課外的ではありますけれど、いったい、何をしているのかというと、「ドラマ制作2012」のシナリオハンティングの様子。
 このブログで頻繁に登場したり、半ば一般語と化している「ロケハン」:ロケーションハンティング。もの凄く簡単に表現すれば、ドラマの撮影など、屋外で番組収録を行う場合、撮影場所がどのような環境なのか、を丹念に事前調査するのが、ロケハン。
 
 
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 それに対して、シナリオハンティングは、ロケの候補地を選定したり、ドラマの台本が完成する前の、あるいは、台本そのものを描くのに必要な風景・環境などを、事前調査するのが主な目的なのです。
 実際の風景を観察して、そこから湧き出るように絵コンテが描かれたり、芝居やストーリーが構築されたりする・・・非常に重要な作業。これが、ストーリー全体の、言わば「肉付き」に作用するからですね。
 今回は、放送芸術科の学生と脚本を担当する学生、そして担当職員数名が同行。
 ロケーションの候補地となっている、都内の公園2カ所を、じっくりと観察しました。
 
 (写真撮影:ドラマ制作 記録担当の学生)

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 月に2回程度の頻度でお伝えしている「ドラマ制作2012」。
 ただ、ここでの紹介がその頻度なのであって、実際には、週に1〜2回は、放送芸術科の学生を中心に集まって会合し打合せをしているわけです。
 そのうち、月一度は、参加する学科・学生が集合しての全体会議も。
 今回は、まずは、プロデューサーや脚本を担当する学生より、今度の制作スケジュールや、固まりつつあるプロット・シナリオの説明などなど。
 
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 定常授業が終わり、いわゆる夏休みの期間が近づいてきていますけれど、その期間になると、本格的に高密に進み始めるのが、このドラマ制作の制作準備。
 ロケーションやスタジオでの収録も大事ですけれど、それを達成するのは、とにもかくにも、綿密な事前準備ですからね。
 上の左の写真は、担当する本学園倉谷顧問を脚本・演出を担当する学生。
 プロット(あらすじ)の吟味に次ぐ吟味、次いで吟味・・・。
 そして、右の写真は、この実習の音声・音響全般を担当する、放送音響科の学生と担当職員。
 参加するメンバー全員で、チーフを誰にするか、各役割をどうするかなどの相談中の様子です。