‘実習風景’ カテゴリーのアーカイブ

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 イメージ的には、しばらく雲も水蒸気もモヤも多くて、透明度の低い空気な日が続いていましたけれど、今日の月曜日は、久しぶりに、透き通る空気。
 1枚目の写真は、まるで、青空合成の、広告用の写真を見ているようですが、これはリアル!
 比較的モノトーンな校舎と、黄色いテイストのパネルサインと相まって、非常に綺麗な青空が強調された感じ。もちろん、修正無しの写真です。ガードレールが見えている不思議な写真ですけれども、その辺りは、気にしないで、ご覧ください。
 放送技術科「ENG音声実習」の授業の様子です。
 
「ENG」とは、エレクトロニュースギャザリングの略。由来に関する話は置いておくとして、取材用のカメラや、それに関わる機材、あるいは、そのトータルスタイルを、「ENG」と言います。
 授業は、その音声の部分の機材と、収音テクニックを学ぶ、実習授業です。
 
 棒(サオ)の先に付けられている丸い円柱状の物体が、「ガンマイク」。実際のマイクヘッドは、長細い物体ですけれど、それにカバーが付けられると、このような形になります。
 
 1カメ「立ちレポ」という設定で、レポーターの声を収音する実習を、行っているわけです。

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三枝さんふうな男性は、実は職員。

 

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番組終わりで、出演者記念写真。幸せな「男女」の学生達。

 

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音声スタッフがスタジオで。マイクロフォン沢山!

 

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素敵な女性のお二人に挟まれる、司会者の渡辺郁也さん。

 

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奇抜な衣装の男性歌手。「成りきる」とは、まさにこのことか。放送技術科の学生。

 

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およそ1分間でのセットチェンジ。テレビ美術科の学生。シミュレーションの成果!

 

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セットチェンジ後。こちらは放送芸術科の学生。華麗な踊りも合わせて披露。

 

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午後も引き続き、お客様大勢の、一日目土曜日。

 

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サブコントロールルームの制作卓。VE TD(放送技術科)。
次にディレクター タイムキーパ(放送芸術科)の学生。奥には、音声(ミキサー)さん(放送音響科)。

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いよいよ始まりました。東放学園専門学校「電波祭」。今後数回に渡り、ご紹介します。
トップの写真は、オープニング。
司会者のお二人に、学校長。14時間生放送の「TOHOチャンネル」制作チーフの学生に・・・(笑)。

 

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一日目(10月29日 土曜日の午前中から、早速多客です。
 

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毎年、味が評判の焼き鳥店「やきとりのつっきー」には、順番待ちのお客様が大勢。
 

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呼び込み係の学生は、浴衣な二人。

 

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トークショーの会場も、超満員。教室に入れないほど。

 

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教室でのイベントを、上手く放送時間に収める、フロアーディレクター。

 

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1階ロビーには、TOHO会主催「ホームカミングデー」を開催。ダーツで景品が当たります。

 

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学校中の各所での、様々なイベントを、番組で紹介。撮影クルーとお客様方。

 

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「美味しそうに見える」だけじゃなくて、「実際に美味しい」焼き鳥。

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 続いて、いわゆる「ADグッズ」の説明。
 昨今は、このカラフルなガムテームやビニールテープ付きの、ウエストバッグを持っていると、「アシスタントのスタッフだ」というふうに、お解りになる方も多いみたいですね。AD(アシスタントディレクター)の商売道具の1つです。
 ちなみに、カメラアシスタントも、似通ったウエストバッグのスタイルになります。
 
 まあ、「そんな格好だけ整えても・・・」という言い分も一般的にはあるわけですけれど、「まずは少なくとも格好だけでも・・・」という要素も、大事。一種のスタイルとは、意気込みの表現に繋がる、そういう部分もあるからですね。
 
 さて、次は、ビニールテープの「切断訓練」。切断というと重々しいですが、つまり、ハサミやカッターを使わずに、指だけを使って「素早く綺麗に切る」練習です。
 これも色々と奥が深くてですね、引っ張って強引に切る事も可能ではありますけれど、伸びるビニールの面積に対して、粘着成分は粗くなって弱まる。すると、伸びた所からめくれて取れやすくなるのです。
 2枚目と3枚目の写真は、担当の職員が、コツを教えながら、切る練習をしている様子です。

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 短く簡潔な「授業名」によらず、実際の内容は「奥が深い」「横に広い」、そんな授業がどの学科にも多いのが特徴と言えるでしょうか。言えるでしょうね(笑)。
 この実習授業も、その典型でしてね、放送芸術科の「スタジオ番組制作」でございます。
 
 もちろん、番組は制作するのですが、内容を考えたり台本を書いたり、ディレクターやフロアーディレクターを担当したり・・・、という事に留まる事あらず!(笑) 勉強や経験することは、非常に多義に渡るわけです。
 
 1枚目の写真、番組の美術セットに関わる道具や部材の説明の最中でして、「何と言う名前のものか」「目的は何か」「どのようにして使うのか」これらを、実演によって勉強。 
 出演者の背景に建てることが多い、「パネル」と、それを背後から支える「人形」についての説明中の様子。
 
 2枚目は、「箱馬」と「平台」の実演説明です。
 これもやはり、美術セットに関わる道具。人が上に座り、右からカメラで撮影しているのがご覧になれると思うのですが、これはまさに「目的」を、撮影した映像を見てもらいながら、説明をしている様子です。
 
 3枚目は、スタジオテレビモニターの画面。
 木製の四角い物。上の台のように見える物が「平台」、それを下からかさ上げしている物が「箱馬」です。


 
 断続的に紹介させていただいている実習授業「ドラマ制作」。ロケーションの様子を収めた動画を、ご覧いただきましょう。
 
 動画は、主演の2人が出会うところでして、このドラマのストーリーが佳境へと向かう、大事な部分にあたるシーンです。 
 
 いくつか観察される、この動画のポイントの中の1つ。カメラマンが座って撮影をしている、ということ。
 ありていに言えば、「何で座っているのか」「楽をしているのでは?」と思われるかも知れませんが、これはむしろ、大切な事。
 どのような環境でも、最善な仕事、最適な撮影をしなければならない、という事も事実であって、必要なスタンスの1つではあるわけですけれど、この一方で、カメラマン自身が、可能な限り少しでも「撮影しやすい環境」を整えるということも、欠かせないのです。
 カメラマンが、徹底的に「撮影に集中する」ためにやっていること、だからですね。
 故に、座らなければならない、のです。

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 随分と間が開いてしまいましたけれど、内容としては、9月30日の続きでして、「オープンキャンパス 体験入学」照明クリエイティブ科の様子で、ございます。
 
 前回は、照明専用スタジオで、主にコンサートライブなどの照明に関する、ガイダンスと体験の様子でしたが、照明クリエイティブ科では、大きく分けて「舞台照明」と「テレビ照明」の2つの事について勉強しますからね、当然、体験入学では、その2つが内容に含まれるわけです。
 
 ということで、照明専用スタジオでの実習体験の後は、テレビスタジオ・サブに場所を移動して、「テレビ照明」の体験勉強。
 まずは、スタジオサブコントロールルームで、照明調光卓について、でして、実際に点灯するライト(灯体)と、調光卓のフェーダーなどとの関連性について、説明をしている様子。2枚目の写真です。
 
 その後は、スタジオフロアのバルコニーへ移動。スタジオフロアからは、基本的に常に上の遠くにある照明設備を、触れる程の間近で見学・観察。テレビスタジオの見学自体、初めて、という参加者の方も多いですからね、数えきれないほどの灯体を見ると、驚かれるでしょうね。
 
 次に、スタジオフロアに降りると、「肉眼での見え方」と、カメラを通しての「テレビでの見え方」との違いを体験。
 基本的には、テレビカメラを通すと、薄い青味の色が少し増し、コントラストが強まる傾向にあるのです。

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 一通りの説明を受けた後は、早速、映像編集にチャレンジ。
 もちろん、スタッフの学生と一緒に作業を進めていくので、初めてでも安心です。
 映像素材の中から、自分が使いたいところを「秒やフレーム(1秒の1/30)」単位で選び、選んだ素材の先頭と終わりに、「マーク」を付けて・・・、と進めていきます。
 
 2枚目の写真。
 参加者の方が、右手で操作しているのが、メインのコントローラーでして、家にあるDVDやブルーレイデッキの、超多機能大型リモコンに近い機器でして、必要なボタンなどが、効率的に配置されているものです。
 
 編集作業を終えた後は、確認のためのプレビュー。
 前後関係を把握しながら、一連の作品を通して見る、ということが、非常に大事なのですね。
 つまり、このように、「本物」の「プロ」の作業工程のほとんどを、実際に体験できるわけです。

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 東放学園専門学校 「オープンキャンパス 体験入学」、例えば、午前中は、テレビスタジオで、大型のスタジオカメラを使用しての「テレビカメラマン体験」を、そして午後は、編集スタジオで、プロ仕様の機材設備を使用しての「映像編集体験」に参加して、「一日マルごと体験実習」というのも、良いと思うのですよね〜。
 そうするとですね、この関わる時間以上に、学校の事・授業の事・スクールライフが、良く解るのです。
 
 続いて、学生スタッフが、具体的な機器の使用方法や編集の仕方の説明をします。
 
 今回紹介するのは、その「編集体験」。
 「編集って何?」というところからスタートして、短時間で、編集機器を1人で操作できるところまで、というメニューです。
 
 まずは、映像編集を担当している職員から、概略的な説明があった後に、学生スタッフが、機器の使用方法と編集の仕方を説明。 
 もちろん、優しくお教えしますよ! 心配は、ご無用なのであります。

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 こればかりは、「違う角度からの視点」と「実際に収録できた音」、これらの客観的要素がテクニックを上げていく、その最たるもの、と言えるでしょう。
 これまでの、「ドラマ制作」の写真で、幾度となく登場してきている「ガンマイク」と、それを持ち向ける、音声のスタッフ。
 
 1枚目の写真、向かって奥の位置で学生のマイクフォローの実技的アドバイスをしているのが、数多くの「ドラマ音声」を担当している、株式会社ブルの下山田氏。手前側のスーツ姿が、東放学園音響専門学校からの職員です。
 大きく太く見えますが、マイクヘッド(本体)は、そうですね〜「金太郎アメ」程度の細さ。
 必要に応じてカバーをすると、この大きさになるわけです。
 マイクフォローを担当する放送音響科の学生は何人かいたのですが、全員、ロケが終わる頃には、だいぶ「サマ」になってきました。
 
 3枚目の写真は、照明を担当する本校講師の先生と、照明クリエイティブ科の学生。
 昼間だと明るいですからね。照明は必要ないのじゃないか、と思われがちですけれども、必要なのですよね。
 肉眼とは違ってカメラを通すと、明暗のコントラストが強くなりますし、周囲との明るさのバランスなどもありますからね。欠かせないのです。
 
 4枚目の写真は、ロケーションの忙しい合間を縫うようにして、講師の先生がイロイロとノウハウを説明しているところ。
 自分達がやらなければならない、という責任感によって、一段と沢山の知識が吸収できるのですね。

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「縁の下の力持ち」というと、半ば、聞こえの良い常套句の様で、常套句といえば、言わば、当たり障りのない、つまりは平板な言葉として解釈される傾向にはある、と思うのですが、けれどもしかし、本当に「この人」「この仕事」がなければ・・・という仕事も、世の中には非常に多いわけです。
 ということで、句点なく、一挙に長い前置きではありましたが、テレビのスタッフや、テレビドラマの撮影というと、出演者の方々はもちろんのこと、ディレクターやカメラマンなどは、脚光を浴びることも多くて、比較的知名度も高いと散見されますが、この他にも、沢山のスタッフの活躍があるのです。
 まだ、前置きでした(苦笑)。
 
 1枚目の写真。
 大変申し訳ないのですが、撮影の本番が始まると、どうしても、他の一般の歩行者の往来を、止めたり誘導したりしなければならない、そういう事も多いのです。
 その、対応をする仕事が、「制作進行」というスタッフ。
 誘導に使用する棒「誘導棒」、いつでもどこでも出演者に扇ぐ「ウチワ」、そして、写っていないのですが、「虫除けスプレー」を持って、撮影の様子をしっかりと観察している、放送芸術科1年の学生です。
 
 2枚目の写真。
 スタッフのための「お弁当」を大事に運ぶ、制作進行の2年生と1年生の2人。
 細かい説明は、無用でしょう。
 
 そして、ロケーション最終日の午後は、ある街中に、場所を移動。
「ドラマ制作」まだまだ続きます。

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 学校内だけではなくて、学外の本物の本格的のホールをお借りして、何度も繰り返し実習を行っていきます。
 まさに、「実践方式」の授業である、照明クリエイティブ科「舞台照明実習」。 
 後期から開始された、1年生の授業です。
 
 実際のホールでの実習授業ですから、つまり「プロの環境」ということになるわけでして、まずは、ホール全体や照明設備の勉強から始まり、そして大事な大事な「安全の徹底」まで、フルカバーです。言わずもがな、とにもかくにも「安全第一!!」。これは、絶対にハズせません。
 
 1枚目と2枚目の写真。
 担当する講師の先生から、ホールのステージ上の照明設備や、それぞれの名称など。
 どこに何があるのか、構造や仕組みはどうなっているのか、の説明を受けています。
 もちろん、この時点で、既に、学生はヘルメット着用。そうですね、この「ヘルメット」自体にも、慣れる必要ありますよね。
 
 ホールにおけるステージ照明といえば、何と言っても、照明バトン。
 3枚目の写真です。
 すべてのライト(灯体)が、そのバトンに設置される(吊られる)わけではないですけれど、ベースというか「要」というか、「すべてはここから始まる」みたいなところはあるのですよね。
 
 (写真:misuzu)

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 紹介したいのに、もう、順番待ちで、なかなか掲載できない、という事も多くてですね、まああの、それだけ紹介したいと思う事が沢山ありますしね。
 ここだけの話ですけれど、遡ると、7月くらいから、そういうのがいくつかあります(内緒)。
 はい、咳払いして改行です。
 
 放送技術科1年生、後期になると、さらに実習系の授業が増えまして、写真は、「VE実習」の様子。
 VE(ビデオエンジニア)は、テレビカメラの調整をしたり、映像システムなどを構築したり、機材のメンテナンスをしたり・・・と、非常に多義に渡る職種。それらを勉強する授業です。
 
 まずは、授業で使用する機材の名前、あるいは収納されている場所、この勉強から。
 実際の現場同様に、必要な機材を集める、というところから、スタートするわけです。

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 この日も、台風の影響を受けて、断続的な雨。もう本当に、教科書的な「断続的」でしてね、晴れたかと思うと、すぐに雨が降りだして、の繰り返し。「ドラマ制作」です。
  
 1枚目の写真。収録開始の直前に、雨に濡れたカバンを、丁寧に拭いているのは、ディレクターの学生。
 このような、どちらかというと傍ら的な仕事は、アシスタントディレクターが担当することが多いのですが、あえて、ディレクター自身がそれをやったのでしょう。作品や出演者、そしてスタッフに対する「思いの丈」が感じられる、そんな光景ですよね。
 
 雨の止み間を縫う様にして、収録開始。2枚目の写真です。
 出演者のお二人の背後、写真だと右方向から、棒を持っている姿と、その先の「もしゃもしゃ」みたいな物。まあ、今となっては、説明するまでもなく、お解りになると思いますが、ガンマイクを持つ音声のスタッフです。
 
 そして3枚目の写真は、ディレクターの学生。そして、そのすぐ左が、タイムキーパーの学生でして、まさに収録本番中の表情。
 もはや、他言は無用ですね。ご覧になれば、お解りいただけるでしょう。
 
 この日は、グループ校の「専門学校 東京アナウンス学院」の学生さんも、出演者として登場。
 主演のお二人が、かつての高校時代を懐かしみ、遠望する、というふうなシーン。
 お祭りに向かう浴衣の2人として、ご協力いただきました。