今日は年内最後の授業です。
先週は平先生によるアンプ類や楽器の説明を行いましたが、
今週は何と実際にローディーや舞台監督をされている
本山徹さんという方をゲストスピーカーに招いて
実際の現場のお話を伺いながら
セット図の書き方を説明していただきました。
本山さんは以前新宿Marzで平先生が店長をしていた時に
舞台制作を行っていたということで、昔からのお知り合いです。
今現在はavenger s in sci-fiやSEBASTIAN、MOP of HEADといった
人気の高いバンドのローディーをされています。
平先生との昔の経験談は面白い上にためになります。
皆、リアルな現場の話に興味深々です。
平先生とのライブでの失敗談でも盛り上がりました。
過去の失敗があってもそれが一つ一つ経験と知識に繋がっているのです。
その後、ローディーや舞台監督が公演前に知りたい項目とは?
黒板に書き出しました。
実際のセット図を見せていただきました。
実際のセット図面は流石に複雑です。
まずはマイクとモニターなどの記号を紹介!!
本山さんに平先生が読み上げたバンド構成を黒板に書いてもらいます。
あっと言う間にセット図に起こしてもらいました。
次はいよいよ皆に問題です。
MOTOYAMA’S(架空のバンドです)
バンド編成は以下の通り…
実際にセット図を描いてみましょう!!
答え合わせです。
答えは合っていたでしょうか?
平先生、本山さんの非常に分かりやすい説明で、
ライブ制作が皆にとってより身近なものになったと思います。
本山さん、今日は本当にありがとうございました。
KCO
音響技術科1年生の前期までは「リバーブ」「エコー」と呼ばれる残響を作るものだったり、「ディレイ」と呼ばれる、いわゆる「やまびこ」を作るものだったり、総称して「空間系」というエフェクターを学びましたが、今回はこれとは違うエフェクターを「音響技術実習」で勉強しました!
「コンプレッサー」や「ノイズゲート」と呼ばれる、ミキサーに入力された音を、直接加工するタイプのエフェクターです。
※「空間系」は入力された音をAUXという出口から分岐させて、エフェクター音と加工されていない音とを混ぜて使うことが多いです。
このようなエフェクターは「ダイナミクス系」と呼びます。
ということで、今までと配線方法が異なります!
このようなにエフェクターに限らず、面倒でも1本ずつ信号の流れに沿ってケーブルを接続していくことで、結果的に間違いを減らしすばやく作業できます。
ひととおり、アナログミキサーでの配線について学んだ後に、デジタルミキサーでの使用方法を学びました。
デジタルミキサーのすごいところは、最初から「コンプレッサー」「ノイズゲート」が搭載されているので、使いたいときに「スイッチON!」で済んでしまいます。
アナログは機械とケーブルを、使うチャンネル数だけ準備する必要があるので、面倒ですよね・・・笑
授業後半は2チームに分かれてHDレコーダーを再生しながら実際のバンドの音源を使用して、「コンプレッサー」「ノイズゲート」の設定をしてみました!
↓HDレコーダー(ハードディスクに保存されているバンドの音源を楽器ごとに再生できます。)
↓エフェクターの設定とバンド音源のミックス中
音響技術科2年生になると、より深くエフェクターについて学ぶ「エフェクタ概論」という授業があります。
それまでに是非、今回やったことを復習しておいて下さいね♪
(おさ)
12/8(土)、いつもと違い緊張した顔つきで1年生が
続々と渋谷校舎3A1教室に入ってきました。
この日、渋谷校舎では1年生の学生を対象に
「進路ガイダンス」が行われました。
進路ガイダンスは、1年生が将来どのような職種に就くのかを考えるためのガイダンスです。
業界の楽しさ、厳しさ等を含め1年生は様々な話を聞いて
自分の進むべき方向を考える大切な機会となっています。
そんなガイダンスの様子です。
先生方がそれぞれの担当の職種の話を詳しく、丁寧に
話してくださりました。
質疑応答の時間では学生たちが積極的に挙手をし、疑問点などを
先生方に質問していました。
そんな学生たちの質問に対して、先生方もしっかりと答えてくれました。
質疑応答の終了後、事前に提出してもらっていた
「自己PR文コンテスト」の成績優秀者の表彰式が行われました。
最優秀賞の学生は自己PR文をどのような点に注意して
書いたのかということについて、インタビューを受けました。
他の学生の皆さんも最優秀賞を受賞した学生の
書き方を参考にして、就職活動の時に素晴らしい自己PR文が
完成していることを祈っていますよ!!
進路ガイダンスは無事に終了。このガイダンスが少しでも
1年生の就職活動への意欲向上・視野拡大につながれば幸いです。
1年生の皆さんは今の段階から就職活動のことを頭に入れて、
良いスタートダッシュを切りましょう!!
P.S.
進路ガイダンスの最後、脇田先生の言葉の中に
「就職活動でも人とのつながりと友達を大切に」という言葉が
ありました。その言葉を受けたガイダンス終了直後の
1Fロビーでは・・・
1-Cの学生がクラスメートの誕生日を
雪見大福を積み上げて作った誕生日ケーキでお祝いしていました(笑)
就職活動で大事なものの一つはもう持っているみたいですね。
友達をいつまでも大事にしてくださいね。
〈Numa〉
座学の授業は残す所あと5回となりました。
各班、出演者に声をかけては断られ…といった状況です。
残念ながらこればかりは毎年すんなりいった試しがありません。
ただし、断られることも良い経験のひとつです。
決定した時の喜びはひとしおですし、
出演を了承してくれたアーティストに対する感謝と愛情も深まります。
さて、今日の授業は音響機材と楽器の説明です。
様々なアンプについて紹介!!
ギターアンプの種類、ベースアンプの種類…
プリントを見ながら書き込んでいきます。
中にはバンドをやっている学生もいて、
そんな学生にとっては得意分野だと思いますが、
楽器について詳しくない学生にとっても
アーティストやライブハウススタッフと会話する際に
知っておかなくてはならない知識です。
ライブハウスに常設されている機材を確認し
持ち込み機材の型番なども把握します。
次にドラムの種類についての説明を行いました。
平先生がライブハウスの店長をしていた時の
経験談(失敗談)などを交えながら
紹介していただきました。
来週は平先生のお友達であり、
実際に舞台監督をされている本山徹 さんを
ゲストスピーカーにお迎えして、
より詳しい内容をやっていきます。
授業終了後はライブ制作に関することや
自主企画に関して、世間話などなど、
平先生と気楽に雑談できる時間です。
平先生のイベントやアイデアに賛同してお手伝いをする学生や
触発されて自主企画を考える学生、演出方法と予算を考えたりと…
音響芸術科の学生の特色そしては色んな事を企画しては
まめに行動に移す人が多いです!!
KCO
先日、L.A在住のレコーディングエンジニア、Kenji Nakaiさんに講師として授業をしていただきました。
今回の講義は音響芸術科の1年生が対象。
ビジネスとしての音楽。お仕事として音楽の世界に進む学生たちへのお話でした。
レコード会社の話、1枚のCDを作るための制作予算とコストの話、新しい音楽の売り方の話。
「昔はこうだった。今はこうなっている。そして、今後はこうなるだろう。」
過去・現在を踏まえた上での未来のお話。
そして講義を早々に切り上げたところで、Kenji Nakaiさんから
「将来は何を目指していますか?」との質問が。
コンサートプロモーター、アーティストマネージャー、ファンクラブ業務、ホール管理、
雑誌ライター、出版社などなど。一人ずつ順番に質問をして、答えて。
「まだ悩んでいる」という回答に、「今はそれも間違いじゃないから」と
お答えいただいていたのが印象的でした。
夢は十人十色。
自由な発想を持って、楽しいことや面白いことを考える。
今後の音楽ビジネスがどうなってゆくか。
それは、これから音楽業界に向かって行く皆さんの夢の数だけ、
新しい可能性があるのかもしれません。
今回はそんなお話となりました。
≪Profile≫Kenji Nakai
LAを拠点とし、国内外の数多くのアーティストのプロジェクトに参加。
コンサートミキシングも手がけ、マルチチャンネル作品の制作にも積極的に取り組んでいる。
〈Numa〉