2012年10月 のアーカイブ
出演者の方も含めて、関わる全員で一致団結!
これは、もちろんですけれど
制作演出・制作進行系のスタッフが、土台を創り先導もする。
それらの仕事は多技に渡り
あの仕事もするし、この仕事もする。
実際の現場だと、もう少しセグメントが明確ですが
学校の実習ですから、さらに、あれもこれもそれもどれも
可能な限り何でもこなす。
これが必要な経験になりますし、良い勉強になるというわけです。
上段左が、朝の打合せ中の、ディレクターやアシスタントディレクターなど。
円滑に撮影が進行するように、スケジュールをさらに吟味。
映像・音声・照明の各スタッフ(作業)のために、代役をするアシスタントディレクターが、右の写真。
下段左の写真。芝居の位置に入った役者に、台本を見せながら撮影の説明をしている同スタッフ。
右の写真。暑い日の撮影ということもあり
役者や大勢のスタッフに、冷たい飲み物を配布する、1年生の制作スタッフ。
「ドラマ制作 2012」の様子です。
そして、前回掲載した写真をご覧いただきながら・・・
前回左の写真は、借用させていただいた、TOKYO FMのイベントカー!
中央に見える大きな窓の奥の車内の様子が、その右の写真。
お揃いのTシャツを着ているスタッフは、もちろん、放送音響科の学生です。
続いて、今回左の写真、ミキサーをオペレートしているのも学生。
そして、学生を丁寧にフォローしていただいたTOKYO FMのスタッフは、本学園の卒業生!
スタッフとして参加した学生も、現場さながらの雰囲気を体験できたわけです。
その達成感が伺える、記念写真を最後に。
時々雨が落ちてくる天候でしたが、大勢の参加者の方に、お楽しみいただきました。
「SCHOOL OF LOCK!」は
TOKYO FMをキーステーションに、JFN系列で放送中です。
ぜひ、お聞きください。
(写真・原稿案:田辺裕章)
さて、時間が再び遡りますが
通常の授業がない8月から9月中旬にかけては、本当に多くの実習が行われていまして
今回紹介する内容も、その1つ。
本校の放送音響科の学生が、スタッフとして参加した「閃光ライオット 2012」です。
このイベント、9月の初めに、日比谷野外音楽堂で開催されたものでして
出場者全員が10歳代!
FMラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」を放送している TOKYO FM
そして、Sony Music au by KDDIが主催。
本学園も協賛しているイベントなのです。
今回、本学園は、会場内に「ラジオパーソナリティー体験ブース」を展開。
来場者の皆さんに、パーソナリティーを体験してもらう!という企画でして
放送音響科の学生が、ディレクター・ミキサーのスタッフとして参加しました。
(写真・原稿案:田辺裕章)
後期授業の開始。
前回が、「ソフトウエア」的実習授業だったのに対し、こちらは、「ハードウエア」。
まさに見るからに、ハードです(笑)。
放送技術科1年の、スタジオカメラ・ワークを中心とした内容。
けれどもしかし、ただ単純に、撮影テクニックのトレーニングだけではなくて、このようなトレーニングも。
上段左の写真。
スタジオカメラの足回りは、常に同じではなく、必要に応じてそれを変更することがありまして
クレーンカメラとして使用することもあれば
写真のように、より低い位置・アングルから撮影するための「ローアングルペデスタル(ローペデ)」に
載せ替えて使用することもあるのです。
・・・ということで、今回の内容は、そのトレーニング。
ただ、ヤミクモに載せ替えではなくて、重量物ですし、高価な精密機器ですからね
安全第一!!の手順・手段が必要。
数人で、持ち運ぶ方向や各人の役割などを、事前に軽く打合せ。 上段右の写真です。
安全に! 迅速に! 丁寧に! 確実に!
これはもう、何度も繰り返して、慣れる他ないわけですね。
はい、今となっては、随分前になってしまいましたが
9月の終わりには、2012年度後期の授業がスタートしておりまして
学校には、再び活気が戻ってきているのでございます。
後期一発目の授業紹介は、「スタジオ番組制作」。
当ブログをご覧になっている卒業生の方には「スタジオ・サブワーク」という授業名で、有名でしょうね。
放送芸術科1年生の、スタジオ実習授業です。
いずれは、企画立案したりスタッフ全員を仕切ったり・・・というディレクターも
まずは、フロアーディレクターとして
出演者のアテンドをしたり、スタジオフロアを仕切ったり進行させたりという仕事を。
出演者に向けて「指折り」をして、時間を伝達するのも、大事な仕事の1つでしてね
まずは、それらの基本的なスタジオ・サブワークのトレーニング。これがそれぞれの写真です。
現在、ディレクターとして活躍する卒業生の方にとっては、知名度が高いでしょう。
あの先生!も、「スタジオ・サブワーク」以来、今年度から授業担当の一人として復活です!
みなさん、お解りいただけたでしょうか? 先日の、クイズ。
まず、上の左の写真が、スコップ作業完了後の地面。
右奥には、仮設のステージが見えていて、その手前には、幅1メートルで、掘られて平らにされた様子が。
右の写真、四角形の連続した枠のような物が敷かれ始めた状態。
そうですね、正解は、(C)の「移動撮影用レール台車のレールを敷くため、平らにしている」でした。
まあ、レールの上を走る電車をイメージしていただけると近いと思うのですが
車輪の下のレール。これは、ヤミクモにガムシャラに敷けば良い、ということではなくて
凹凸を無くし、傾斜が付かないようにしないといけない。
撮影した映像に、細かな振動が現れたり、映像自体が傾いたりしてしまうからですね。
そこで、砂利を取り除いて、大まかに水平をとって
レールを敷いて、さらに水平水準器を使って、さらに「平ら」にする必要があるのです。
そのために、木材の破片のように見える「くさび」を、レールの下に差し込んでいる
これが、下の左の写真。
ちょっと見づらいですけれど、枕木毎に、挟み込まれるように見えるのが、それです。
そして、台車を乗載しているのが、下の右の写真。
ほとんどの場合、専門業者の方によって、板を敷く等の手段によって平らにされますが
その苦労を知り、体感できるように、学生自らが、それに近い作業を行うのです。
スコップは、いったい!?
2012年10月8日 クイズ,実習風景,放送技術科,照明クリエイティブ科
ちょっぴり、間が開いてしまいましたけれど
本学園の山中湖セミナーハウスを利用しての「野外ライブゼミ」。
本番当日の作業開始後、間もない時の様子。
スコップを持っているのは、放送技術科の学生です。
それでは、ここで、久しぶりのクイズ!
上下の写真、共に、いったい何のために、スコップを持って作業をしているのでしょう?
下記の四択から、お選びください。
A) 山中湖一周ウォーキングに次いで、腕力を強くするトレーニング
B) カメラケーブルを隠すための溝を掘っている
C) 移動撮影用レール台車のレールを敷くため、平らにしている
D) やはり健康が基本。富士山の麓だけあって、砂風呂の製作中
正解は、後日!
続いては「拡散」でマイルド
2012年10月6日 ドラマ制作,実習風景,照明クリエイティブ科
「反射」に続いては、「拡散」。
上段の左の写真をご覧いただくと見えると思いますが
反対側が多少透過して見える、白っぽい四角形の物体。
これは「ディフューザー」と呼ばれているもの。
乳白色の「梨地ビニール」が、四角い枠に張られている、照明の道具です。
前回は、太陽光を反射させて、自然に被写体に・・・という手法でしたが
今回は、太陽光を拡散してマイルドにし・・・という手法。
右の写真、ディフューザーの奥に、太陽が隠れている状態でしてね
こうして、「点」のイメージに近い光源を「面」に。
強過ぎる太陽光が、柔らかい光に、変移します。
下は、映像・音声ベースの様子。
左側の後ろから、映像モニターを覗き込んでいるのが、照明クリエイティブ科の学生。
テレビ照明、「すなわちテレビ写り」ですから、
テレビカメラを通して、再現される映像・照明を確認しながら
照明を作り込んでいきます。
「反射」の効用で
2012年10月5日 ドラマ制作,実習風景,照明クリエイティブ科
お伝えしているのが今なだけで、実際にロケーションが行われたのは、9月の初めですからね
ほぼ一ヶ月前の実習授業「ドラマ制作2012」の様子。
音声に続いて、照明クリエイティブ科の学生が担当する、照明について、でございます。
上段の2枚と下段左の写真。
それぞれ、板の様な物を持って、役者に向けているのがご覧になれると思いますが
これは「レフ板」と呼ばれる照明の道具の1つで、アルミホイルのような地のシートが貼られている板です。
反射鏡(反射板)という意味の、「reflector」が語源。
読んで字のごとく、反射を使って役者の方の顔に、光を返しているわけです。
下段の右は、「カポック」と呼ばれている、発泡スチロール板。
こちらは、レフ板に比べるて、更に柔らかな光を返すための道具。
ちょっと解りづらいですけれど
下段左以外の写真、それぞれ役者の方の顔をご覧になると
その効果が解るでしょうか。
はい、ということで
そのピンマイクが、具体的に、どのように役者の衣装や体に仕込まれるのか?
これを、お伝えしようと思ったのですが
実際のテレビドラマや映画で、いかに、視聴者に解らないように
そして、音がしっかりと録れるようにするか、と、日頃、音声のスタッフが苦労していますからね。
ロケーションの前日の、プロのスタッフによる「ピンマイク仕込み方講座」
この様子をご覧いただいて、想像してみてください。
役者の声などを録るために、前回紹介したガンマイクと共に使用される、ピンマイク。
見えてはいけないので隠す。けれども、衣服や体などとマイクが擦れて発生するノイズは
絶対に、防がなければならない。
ですから、ここにも、いろいろなノウハウが存在するのです。
ドラマ制作で、音声を担当する、放送音響科の学生。
表情も真剣。興味津々ですね。
何回かに分けて、お伝えしている「ドラマ制作 2012」ロケーション。
今までご覧いただいた写真にも登場していましたが、
情報番組やバラエティー番組と違って、絶対に見せてはいけない物が、マイクロフォン。
けれどもしかし、使用しなければ音は録れないわけです。
そこで、多用されるのが、上の2枚の写真に見られる「ガンマイク」。
この、指向性が狭く、狙った音を録りやすいマクロフォンを
役者の口元に近づけて、適切な方向で音を録るか、これが重要になってきます。
ですから場合によっては、写真のように、ガンマイクが取り付けられたブーム(竿)を、
数メートルも離れた位置から・・・というスタイルになります。
カメラリハーサル時は、実際のドラマの現場で、音声の仕事を担当されているプロの先生が
手を貸してあげたり、持ち方(向け方)を指導。
普段は、あまり使わない筋肉が関わりますしね、コツもあるわけですから
とても大切なトレーニングというか、ノウハウが伝授されます。
そして、右の写真。これは何か、というと、役者の衣装や体に
隠す様に仕込んでいる、ワイヤレスマイクの受信機。
電波を適格に受信するために、役者の近くで、手に持っている様子。
台風一過の10月1日
2012年10月2日 学校の様々
2日目の本番、各催事共に無事に終了。
お客様は、もちろん、終演と同時に帰られますが
その後から、本格的に始められるのが、撤収作業。上の上段の写真。
準備には相当な時間を必要としても、撤収はスバヤい!のは、どの仕事でも共通でしょうね。
そして、外光が注がれる久しぶりの写真は、翌日の本校校舎。
トラックで運搬された機材を、チェックをしながら機材室へ戻す、という作業。
そして、そして!!
リニューアル中の、本館校舎を背景に
この日の撤収作業に参加した、放送技術科の学生全員でパチリ!
(この日、参加できなかった学生さん、ごめんなさいです)
校舎でのスタンバイから含めて、通算6日間。
みんな、頑張りました!!