2012年5月18日 のアーカイブ
放送音響科の「番組制作演習」シミュレーション。続いては、MA的・音響効果的な収音の実習です。
1枚目の写真、学生が持つグレーの物体は、専用のケースに収められたマイクロフォン。これと「ハンディレコーダー」とを結線しての録音中の様子。。このセットで、撮影場所の「ベースノイズ」と呼ばれている背景音を収録している様子です。
撮影した映像を編集して、必要な部分を抽出するのですが、同時に記録されている音をそのまま使用すると、繫いだタイミングで「音のブツ切れ」状態になって、聞きづらいですよね。
このため、ベースノイズを、比較的長時間に渡り、別に録音しておいて、音の編集作業にあたる「MA」作業時に、その音をバランス良くミックス。
こうすれば、臨場感が増す、より自然な音に近づけることができるのです。
このようなシミュレーションやガイダンスを通じて、自分の身の回りの個々の知識だけでなく、共に作業する他のスタッフの仕事や機材についても、理解していくのです。
(撮影・原稿案:Tanabe)