2012年5月1日 のアーカイブ
さて、機材同士を結ぶ付線作業が終わった後は、それらのすべての配線の確認作業。
配られた資料と照らし合わせながら、それぞれが、どの機器とどの機器を結んでいるものなのかを、1本ずつ調べていきます。
すべてのケーブルが、1つの機器から分岐しているわけではなくて、まずは1つの機器に結ばれ、その機器から、また別の機器に結ばれているものが多いですし、配線される信号の種類が様々ならば、ケーブルの種類も様々。
言わずもがな、無用な機器はなくて、すべて番組制作に必要な機器ですし、それらを結んでいるケーブルも無駄は物は1本もなし。
ということは、1本でも配線を間違えると、NG。当たりまえですけれどね、かなりシビアな作業なのです。
実際の現場では、映像システムなどを設計したり配線をしたりして、映像技術の分野における番組製作の環境造りを担当するのは、主にVE(ビデオエンジニア)のスタッフ。もちろん、放送技術科の学生のすべてが、VE志望というわけではありませんが、カメラマンでも編集マンでも、関わる知識ですからね、全員がしっかりと勉強する必要があるわけです。