2012年4月23日 のアーカイブ

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 テレビ美術科1年生による実習授業「大道具操作基礎」も、いよいよ大詰め。最終課題の製作も完成に近づいてきました。
 左の写真は、ちょうど「欄間(らんま)」が取り付けられようとしているところ。
「欄間」は、最近の家屋だとあまり見られなくなりましたが、従来の日本建築では非常にメジャーでしてね、天井のすぐ下に設けられた明かり取りや通風を目的で設けられていたものです。
 
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 左の写真、図面のような物が見えていますけれど、これは「道具帳」といって、造作する物のそれぞれの形や寸法、表面の仕上げ等が書かれているもの。美術セットの造作や組み立てのために、必要な情報のみが盛り込まれた一種の設計図なんですよね。
 時には見守り、時には一緒に作業にあたる担当講師の先生と共に、細かい部分の釘打ち。右の写真です。
 
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 さらに作業は進み、先生を含めた4人で、一致協力しての作業。後ろ姿ですしね、その体に隠れて詳しい様子は伺い知れないですけれど、右の写真をご覧いただくと、もうお解りになるでしょうね。
 そう、銭湯の洗い場の部分「カラン(本来は蛇口の意)」の部分。ちなみに、上に乗っている「桶」も「蛇口」も手造りです。
  

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はい、ということで、実は銭湯の浴室を造っていたのでした。
最後は、関わった学生で、記念の集合写真。
「東放の湯」の完成です。