2010年5月 のアーカイブ
4月の中旬から授業が始まって、およそ1ヶ月。
1年生の皆さん、そろそろ学校自体に慣れ、そして通学の満員電車や、朝のペースがつかめた頃でしょうか。
今回は代田橋駅からの裏道のご紹介。(学生ガイドには載ってませんよ〜。)
まず改札を出て階段を上がったらすぐ左へ!ミスドの前を通過!
(1枚目の写真、向かって奥へ)
大原稲荷神社を左手に真っ直ぐ・・・突き当りを右へ!
(2枚目の写真、奥に進んで)
またすぐ左へ!
(3枚目の写真、正面突き当たり)
すると黄色と赤のラインが見えるガソリンスタンドの屋根の裏手に!
(4枚目の写真、奥へ)
もうここからはお分かりですね〜!!!
見えてきた歩道橋を渡れば杉並校舎は目前!
注)コンビニやパン屋さんに寄りたい人は残念っ!
(記事作成者「OM」)
Q12の答え。
正解は、(D)の送り返し映像機能のスイッチ、でした。
テレビスタジオ等で、2台以上のカメラを切り替えて、必要な映像を選択しながら番組を製作する場合、カメラマンは、自分が撮影している映像の他に、「今、どのカメラが選択されているのか」「どんな映像が放送(収録)されているのか」を確認する必要があります。同じ被写体を撮影しても、同じようなサイズやアングルで撮影しても、切り替えても意味がない。つまり、無駄なカメラワークになり、勿体のないカメラワークになってしまいます。
特に、たとえば、対談番組で出演者が大勢の場合など、カメラマンは、次々と、必要な出演者を撮影していかなければならない。出演者の人数分、テレビカメラが存在しないからです。そんな時に、「もし、同じ人を同じサイズで撮影していたら」、カメラの切り替えが成立しませんね。
こういう時に、カメラマンは、この「リターン(送り返し)スイッチ」を押して、放送(収録)されている映像を確認し、「だぶらない」ように、撮影をする、というわけです。
放送(収録)されている映像の他、特定の任意のカメラの映像を送り返してあげることもできますし、ビデオスイッチャー2式で切り替える場合(バラエティ番組の収録に多い)の2式目の切り替え映像を送り返すこと等もできます。
いずれにしても、カメラマンにとっては、生命線のようなものなので、欠かせない機能でありスイッチです。したがって、スイッチは先日の位置の他に、カメラマンが右手でフォーカス操作をする部分(写真上)や、左手でズーム操作する部分(写真下)にもあります。常に、すぐに、ボタンを押して切り替える必要があるからです。
BKS-R3219A(VTR)
2010年5月9日 HD機材設備
LM-3108(VTR)
2010年5月8日 HD機材設備
(Q12)RETって?何?
2010年5月7日 クイズ
写真は、スタンダードカメラ「HDC-1000R」、カメラマン側にあたる、ビューファインダの下方にあるスイッチ。
2つ並んでいて、それぞれ、「RET1」「RET2」と書かれています。実は、このボタンはここだけでなく、他2箇所に装備されているのです。もちろん、HDTVのカメラだから、ということでなく、従来のテレビカメラにも装備されていました。
さて、ここで問題。
この「RET(リターン)」とは、いったいどんな機能のためのものでしょうか。下の選択肢から正しいものを、選んでみましょう。
(A) 何を撮影したのか、いつでもすぐに解って便利。撮影した映像を逆転再生してくれる機能
(B) カメラを動かし過ぎても大丈夫。あらかじめセットしたカメラの位置に返してくれる機能
(C) ビューファインダ内蔵のカメラで、「自分撮り」や後方スタッフを撮影してくれる、逆方向撮影機能
(D) 放送(収録)されている映像や、他のカメラの映像等をCCU側から返してくれる、送り返し映像機能
「機材の裏側」、今回はCCU(カメラコントロールユニット)の「HDCU-1000」です。
今までも、紹介していますが、CCUとは、カメラケーブルを介して、テレビカメラ本体の反対側に位置する、カメラを制御する機器。テレビスタジオのサブコントロールルームならでは、という機器でもあります。
ただ、あのテレビカメラを操る機器としては、それほど、多くのケーブルが結線されているわけではありません。
写真の右側、緑色のやや太いケーブルが、かの有名なカメラケーブル。その隣の黒色のケーブルが、カメラの制御状況を表示させるための信号線。さらに隣の黄色のケーブルが、ゲンロック(ブラックバースト)信号、その下の白色のケーブルが、「RCP-921」へのリモートケーブル。写真左の紫色のケーブルが、RET信号線(次回のクイズで紹介)、一番左の僅かに写っているケーブルが、HD-SDI(カメラからの出力信号線)です。写真以外にも、数本結線されています。
特にクイズというわけでもないのですが、昨日の写真の、「みんな壁に向かって・・・」の正解は、ロープの結び方実習というか、その練習最中でした。
「南京結び」という、ロープの技法。「荷物縛り」という場合もあって、昔は、トラックの荷台の荷物を固定するのによく使っていたそうです。
1本のロープで、まず、引っかけを作り、出来た輪にロープを引き込んで、それをいわば「滑車」として利用する結び方。滑車構造によって、ロープの両端に対して引き合う力が強まるので、物をしっかりと固定することができます。
番組制作実習では、中継用のパラボラアンテナを屋上に仮設し、中継先との電波伝搬を行うのですが、そのパラボラアンテナを固定するのに、ロープワークが必要になる、というわけです。