‘照明クリエイティブ科’ カテゴリーのアーカイブ

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東放学園専門学校 宿泊研修 「グリーンガイダンス」。
新入生の皆さん、沢山の夕食を召し上がっていただいた後は
笑いアリ、どきどきアリの、レクリエーションでございます。
 
それまでの、ほとんどが前だけを向いて、互いに向き合うことなく過ごしてた新入生も
今後の学校生活では、前も向き横も向き、時にはお互い手を携えながらの前進。
「仲間と一緒に」
そのきっかけというかスタートとなるのが、このレクリエーションと言って良いでしょうね。 
 
それぞれの写真、所々に写る青いウインドブレーカーを着ているのが
各クラスに3〜4名の担当となっている、2年生の「グループリーダー」。
新入生を引き込み、そして先に導く、大切な役割を負う、先輩達なのです。

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そして、今回のオリエンテーション中の、いろいろなゲームなどを考え
事前に入念な準備をして、この場で上手に進行するのも、グループリーダー。
1年前とは180度、立場が変わって、文字通りのリーダーシップを取るわけです。
グループリーダーの学生に限った事ではないですけれど、成長著しい!!ですよね。
 
そんな先輩達のお陰で、それまでは緊張大多数で、表情が硬かった新入生ですけれど
和やかになり、笑顔が沢山観られるようになって
どの学科どのクラスも、レクリエーションは大成功!でした。
(マルチ写真、クリックすると拡大表示されます)

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このブログでの、学校周囲の風景というと
大抵は「杉並わがまち クリーン大作戦」の清掃美化活動の写真が多いのですが
今回は違って、観光バスが並んでいる、学校前の様子。
入学式、学校でのオリエンテーションに続いて
東放学園専門学校 宿泊研修「グリーンガイダンス」へ、いざ出発!!
 
学生によっては、入学式前から既に顔見知りという昨今ですけれど
クラスという単位での、本格的な行動は、これが初めて。
上段左の写真、バスの車中では、やや緊張した雰囲気ですね。
 
研修場所のホテルに到着して、まずは、「開講式」。
学校長やホテルの方などのお話の後に、グループリーダー代表からの言葉。中段左の写真です。
 
その後は、学科やクラス毎に分かれての、オリエンテーション。
カリキュラム・履修方法のガイダンスの他
これからの、就職に向けた2年間の過ごし方や心構えについても、じっくりと。
ただ、勉強すれば良い・練習すれば良い、これだけが学校生活ではありませんしね。
(マルチ写真は、クリックすると多少大きく表示されます)

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3月の卒業、4月の入学。
そして、それらをオーバーラップするように、新年度を迎えて、1年生は進級。
今回紹介するのは、東放学園専門学校「1学年 表彰式」でございます。
成績優秀であることはもちろん、周囲の学生への良い影響力・リーダーシップ
学校への貢献度、加えて結果的に現れる職員の知名度も、選考の理由に。
まあとにかく、対象者が大勢いてですね、選考するのが大変、と言っても過言ではありません。
 
ということで、各学科を代表するように、9名のマルチ画像とさせていただきました。

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2年間の学生生活の過ごし方、威力発揮の方法とは、100人いれば100通りあるわけで
頑張り方は沢山あって良いのです。だから必ずしも、全員が表彰される必要もない。
ただ、最も重要なのは、その先をどれだけ意識するか。
つまり、就職・就業への意欲、今後、社会に出て、どれだけ活躍するか
このような目的をいかに強く持つか、ということ。
今回表彰された学生に限らず、非常に多くの学生が、その意識を強く持っている・・・
これが、本校の特徴でもあります。
 
それらの代表・象徴という意味も含めての表彰。
皆さん、おめでとうございます!!

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照明の実習授業ですからね
学生が、各演目での照明デザイン・プランを考えるのはもちろんのこと
各グループで何をするか、衣装はどのようにして振り付けはどうするか、これらも一緒に考えて、
照明的準備を進める中、出演者的準備も、同時に進めていくわけです。
観ていてスゴいな!とも思いますが、それに増して感じる気持ちは、「楽しそう!」である、ということ。
 
卒業すると、ほとんどの学生はスタッフ側の、つまりは裏方に進んで活躍していくのですが
だからこそ、学生時代に、文字通り「脚光を浴びる」そういう経験をしておく。
大変貴重なチャンスですからね。とっても大事。
 
入学して、およそ2年。
学生各々の成長というか発展というか、そのベクトルを強く感じる「集大成」なのです。

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「出来る限り沢山」を紹介したい、というのが、平素より思い抱いている姿勢ではありますけれど
沢山紹介するとですね、その次に続くものが溜まっていく事になるのでして
今度は、実際とのタイムラグが生じてしまうことにもなり・・・
というふうに、まあ要するにですね、弁解しているわけでございます。恐縮です。
 
はい、ということで改行させていただいて、今回ご紹介するのは、写真をご覧いただくと一目瞭然
あるアーティスト達の、コンサートライブの模様・・・
ではなくてですね、実は、照明クリエイティブ科の実習授業「舞台照明実習」。
出演者も、全員が照明クリエイティブ科の学生達です。
 
照明クリエイティブ科では、1年次は、テレビ照明・舞台照明共に、基礎をしっかりと学びますが
2年次になると、それぞれのコースに分かれての、言わば応用編に。
今回紹介しているのは、その舞台照明コースの集大成とも言える、ビックイベントなのです。
(写真撮影:照明クリエイティブ科 植松)

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2月28日に紹介した、右下の写真。「スモークマシーン」。
それが、何のために?というのが、今回の写真。
光の筋や光の広がりなどを表現しているのが、スモークマシーンからの「煙」です。
大気圏外の宇宙が、常に夜空の様に見えるのは、ごく簡単に言えば、媒介物質が少ないから、でしてね
水蒸気やチリが漂う大気圏内だと
太陽に照らされれば、光が反射されたり拡散されたりして、「青空」となるわけです。
けれど、スタジオなどのある一定の空間だと、それらの影響を受けづらいので、このように、煙をたく。
すると、媒介物質が密になって、それが光を見せてくれる作用に繋がるのです。
 
まあ、話長くなりまして恐縮ですけれど(笑)
空間に光や色を表現してくれるのは、スモークマシーンの威力によるもの、ということ。
担当職員による説明は、今回デザインされた数々のシーンに対して及びます。
ただ、説明を受けるだけではなくて
左上の写真のように、さらに綺麗な光になるように、学生に修正を促しながらの、実習授業です。
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先日までの、一連の「テレビ照明実習」の写真は、スタジオの作業灯の光。
「平板」というか無味乾燥というか、そのような光景でしたが
今回の写真はどれも鮮やかで、同じスタジオとは思えないくらい。
これ自体も、照明の力を感じるところですよね。
一通りの「照明シュート」が終わると、担当職員による詳細なる解説。
つまりは、「光」を解き明かすわけでして 
灯体の位置や当て方などと、「見え方」「見せ方」を結びつける、大切な説明です。
 
特に気にしないと「綺麗」という感想で終始する照明とそのデザイン。
けれどもしかし、それを達成させるためには、緻密な作業工程が欠かせないのです。
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2月18日に続く、照明クリエイティブ科の実習授業「テレビ照明実習」です。
必要な灯体を集めたり、それらを照明バトンに取り付けたり、点灯チェックを終えた後は
本格的な「照明シュート」へと進行。
灯体の位置・光の広がり方・灯す角度などを、細かく調整する作業でして
演出の1つとして、灯体そのものを見せたり、光条効果として「光の筋」を表現したりする場合は
特に欠かせない、デリケートな調整作業です。
 
そして、左下の写真。
煙が、写真の左に向かって吹き出している機器が「スモークマシーン」です。
ウォーターベースの特殊な専用の液体を加温して、煙を発生させる装置。
もちろん、安全・無害な煙です。
右下の社員をご覧いただくと、目的がお解りいただけると思いますが
音楽番組やライブコンサートで見られる光の筋は、このような機器で創られるのです。
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照明の仕込みも、そろそろ大詰め。
この場合の仕込みとは、あらかじめデザイン(プラン)された通りに
必要な灯体(ライト)を、照明バトンなどの決められた場所に、取り付ける作業でしてね
その照明プランが、右上の写真の図面のようなもの。
左上の、俯瞰写真に対して、図面を90度反時計周りすると、位置関係が合います。
ただ、照明バトンには、今回使用しない灯体も吊り下げされてはいますけれど。
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そして、スタジオフロアーの上にある「サブコントロールルーム」。
こちらの照明調光卓でも、スタンバイ作業。
左上の写真では小さくて見づらいのですが
沢山並んでいる「フェーダーレバー」に、灯体を割り付ける作業など。
主に、どのレバーを操作すると、どの灯体が点灯するか、を決めているわけです。
 
これが終わると、「点灯チェック」。
プラン通りに指示通りに、点灯するかを確認していきます。

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前回は、「ドラマ的週間」として
ドラマ照明の基本を勉強・経験する授業の様子を、紹介した照明クリエイティブ科の、テレビ照明実習。
今回は、「音楽番組の照明」がその内容です。
ただし、前回とか今回と表現していますが、あくまでも、ここでの紹介が、という話でございます。
 
まずは、仮設電源線の布設方法のレクチャー。左上の写真です。
通常、電源コンセントが設備されている「照明バトン」に灯体(ライト)を仕込みますが
照明プランによっては、「シーリングバトン」と呼ばれている、電源を持たないバトンも利用して
灯体を仕込む事があるのです。
安全に効率良く布設するためのノウハウを、担当職員より学びます。
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その他の、仕込み方の説明を受けながら、学生それぞれが主体的に作業を進めながら、という流れ。
ドラマ照明と違って、美術セットの一部として
「見せる照明」という役割も負うのが、コンサートライブを含む、音楽照明の特徴。
その分、仕込む灯体の数も増えますし、「気持ちよく見せる」ための、灯体の配置も大切ですからね
完成系を想像している、職員からのアドバイスを聞きながら
手際良く、作業を進めていくのです。
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各学科がドラマに向かう「ドラマ的!週間!〜照明編」
ということでお伝えしている、「テレビ照明実習」。
ドラマを観ていて、特に断定的な説明がなくとも、無意識のうちに時間経過を感じますよね。
これはやはり、照明が作り出す「その場面の明かり」によるところが大きいわけです。
 
1つを学んで終わり、ではなくて、仕込んで説明を受けて光や色を感じ
さらに、仕込んで説明を受けて光や色を感じ、学習して・・・が繰り返されます。
 
右上の写真をご覧いただければ、一目瞭然かと思いますけれど
まずは、「夕方・夕暮れ時の室内」の設定。
色ももちろん、傾いた太陽から、陽射しが家の奥まで流れ込んでいる様子。
 
シーン替えを行った後の右下の写真は、「夜のひっそりとした室内」。
窓外からは、月明かりと付近の街灯の明かりがミックスされて、差し込んでいる様子。
いずれも、「らしく見せる」照明の力の1つです。
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テレビの「照明」というと、「人に対して」という印象が強いですよね。
けれども、もちろん、人にも当てますが、背景や「物」にも当てて
その「場」の照明が作られるわけです。
 
左上の写真、白い板の様な物に灯体を向けているように見えますね。
何に光を当てているのかが、右上の写真。
「カポック」という、発泡スチロール製の板状の物。
ご覧のように、反射させて光を当てています。
 
左下の写真が、カポックを使用する前の写真。右下が、カポックを生かした状態の写真。
学生の服装の明るさは、ほぼ同じですけれど、顔の頬や背景の陰の濃さが、かなりマイルドに。
テレビカメラは、肉眼での見た目よりも、陰が濃く強調される傾向にありますからね
それらを薄くして、自然に見せるという効果があるのです。
 
ちなみに、学生が手にしている物は、明るさを計る「照度計」です。
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すみません、わたくしが勝手に命名させていただいている、東放学園専門学校「ドラマ的!週間!」。
2つ目の紹介は、照明クリエイティブ科の授業「テレビ照明実習」でございます。
 
テレビで観ているドラマですけれど、ちゃんと「昼間」に見えたり「夕方」に見えたり
あるいは、ちゃんと「おしゃれなバー」に見えたり「アパートの一室」に見えたり・・・。
もちろん、そのように飾る美術スタッフの活躍もありますが、それらの物を照らす照明。
違和感なく自然に観られる「光」「灯り」これらの完成度や表現力によって達成されいるわけです。
 
写真では解りづらいのですが
セット上に置く脚立には、傷をつけないように、使い古しの軍手が足に付けられ・・・
学生は怪我をしないように、ヘルメットを被り・・・
まず重んじられるのは、安全第一ですね!
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さて、NHKで、かつて放送されていた「連想ゲーム」ふうに言えば(解らないですか?)
「ドラマ」「出演者」「花束」・・・そう、「クランクアップ」。
ドラマ制作 2012も、いよいよすべての撮影が終わり、クランクアップ!しました。
実際は、昨年の9月のお話ですけれどね。
ということで、主演のお二人に、花束贈呈でございます。
プロのタレントのお二人、お忙しい中、ご協力いただきまして、誠にありがとうございました。
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特に、制作・演出などを担当した放送芸術科の学生は、長きに渡る取組みでしたから
感動のあまり、目には涙も。感慨無量ですよね〜。
けれどもしかし、まだ、編集・MA〜完成という過程がありますから
まずは、一段落というところでしょうか。
最後は、役者のお二人と関わった学生・スタッフでの記念撮影です。
お疲れさまでした!
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