‘照明クリエイティブ科’ カテゴリーのアーカイブ

 さて、今日9月26日からは、後期の授業スタート。活気がさらに、厚みを増している雰囲気。久しぶりです。
 
 この夏休み的期間の8月から9月にかけては、各学科で大勢の学生が、方々で沢山の実習授業や短期集中授業に勤しんでいたわけです。
 全部細かく、なるべく早く、沢山の学生の姿を紹介したいのですけれどね、もうね、本当にすみません。
 今日、紹介するのは、9月の中頃に行われた、コンサートの実習授業です。
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 朝、コンサートホールに到着して、まず、学校から運搬してきた機材を、トラックから搬出。放送技術科の2年生です。
 そして間髪入れずに、収録映像・音声のキャリングベースシステムの構築。
 学生だけで、ドンドン作業を進めていきます。
 
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 セッティングは、ミスもなく短時間で完璧。さすが2年生という感じ。要領良く作業はスムーズです。
 早速、リハーサルでカメラワークの練習。レールトラッキングシステムのカメラが左の写真です。
 カメラの台車を押し引きするスタッフのテクニックが、かなり、重要です。
 そして、授業見学に参加された高校生の方が、リハーサルのカメラマンを担当。写真ご覧いただくと解ると思うのですが、サマになっていて、カッコ良いですね。 

9月21日にご紹介した、「Pro JIB」を使用しての撮影風景
 今回は、そのPro JIBを使用して撮影した、実際の本編の映像を、ご覧いただきましょう。

 
 下の、撮影風景の動画と、合わせてご覧ください。
 非常に「アナログ的」ですけれど(笑)、まずは、下の動画をスタートさせ、
 およそ9秒後に上の動画をスタートすると、何となく、タイミングが合います。

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「ドラマ制作」ロケーションの3日目。府中市内の、自然豊かで緑が溢れる、大きな公園です。
 ロケ1日目のコンビニエンスストアー・2日目の高等学校はもちろんのこと、普段は誰でも利用できる公園も、もちろん、正式な撮影許可を得てのロケ、ということになります。
 
 ロケ隊本体やスタッフの学生全員が集合して、早速、スタンバイ開始。
 我々職員そして先生役のプロの方々が、すべてを細かく指示をして、ではなくて、学生が主体的に積極的に、ドンドンと動いていく様。
 これが1枚目の写真です。
 
 2枚目の写真は、出演者の方々に付けてもらう、ワイヤレスピンマイクの受信装置をスタンバイする、放送音響科の学生。 
 視聴者に、「ごく自然な音」を聴いてもらうために、出演者の方が違和感を感じない様に工夫して、マイクを仕込んでいます。
 ですから、その、仕込まれているマイク自体は、写真でお見せできません。
 
 撮影に容易い写真、それは、学生の真剣な表情。
 自然に笑っていて、楽しそうな写真は、探さないと撮れません(笑)。
 ただ、大変で忙しいのではない。とにもかくにも、皆、真剣だからです。
 一瞬をついて、撮影できたのが、3枚目の写真。

 照明クリエイティブ科と放送技術科2年生が参加しての実習授業「野外ライブゼミ」。
 前回の、「光のデザイン」と、歌手としても活躍する照明クリエイティブ科の学生に続いて、今回は、放送技術科の学生の活躍です。
 
 「あ〜して!こ〜して!」「こういう格好で〜!」なんて、言う必要もなく、ごく自然でいて、そして、勇ましい様となるのは、さすが、2年生!という感じがしますよね。
 
 それでは、テキストはこれくらいにして、本番直前の、映像・音声キャリングベースシステムの写真から、本番中の様子まで、一挙にご覧いただきましょう。

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 写真1枚目は、特殊機器(特機)を使用して、撮影した時の模様。
 8月28日に紹介した「Pro JIB」。そう、機材レンタル会社「株式会社 サークル」様にご協力をいただいた、あの練習した成果を、発揮する場なのです。
 階段の途中にPro JIBを設置。階段を上がっていく2人の役者を、足元の背後からフォローしていく、というふうなカメラワーク。
 クレーンのメカニズムを持つカメラが上昇していくと、その奥の裏庭が見えてくるわけです。
 
 ちょうど、カメラマンを挟むような位置で、カメラを見上げているのが、本学園の島﨑顧問と、ディレクターを担当している学生。
 
 2枚目の写真。
 お借りしている高等学校の学生・・・ではなくて、撮影の合間の仲良しのスタッフでもなく、実はエキストラの学生。メインの役者のお二人の背後に写る設定の、放送芸術科の2年生と1年生の2人です。
 もちろん、このためだけの役割ではなくて、本来のスタッフとしての仕事との兼務。
 自然な演技ですよね。
 
 今さらですけれども、撮影を担当しているのは、放送技術科の学生。
 1人ではなく、授業を履修しているカメラマン志望の全員で、交代で担当していくのです。
 カメラの上に取り付けられた液晶モニターによって、アドバイスを指導を受けながら、勉強をしながら撮影を進めていきます。

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 9月7日の記事では、台風による荒天対策として、機材車の中でコンパクトにまとめた「映像・音声ベース」を紹介しましたが、今回は違って、ゆとりの環境・豪華な設備(ちょっと大げさ)。
「ドラマ制作」ロケーションの様子です。
 都内の、ある高等学校をお借りしての撮影は、朝から夕方までの長時間。収録するカット数も、かなり多めということもあって、ここはコンパクトさより、作業しやすい環境第一、となっているわけです。
  
 写真1枚目、1番左に映像ベース。VE(ビデオエンジニア)が、カメラの色や明るさの制御と、VTR収録に関する事を主に行うシステム。
 その右は、VEと横並びに照明チーフ(ライティングディレクター)が。照明と明るさを監視したり指示を出したりします。
 1番右に音声ベース。いくつかのマイクロフォンからの音声を整調したり、また、出演者の近くにいる音声スタッフに指示を出したりします。
 
 ベースは、台車の構造を持っているので、必要に応じて、細かく移動しながら撮影を進めていくこともありますが、今回の高等学校でのロケでは、図書室から廊下・教室・裏庭・正面アプローチなど、すべての場所に関して、ここを本拠地としたのです。
 
 2枚目と4枚目は、音声さん活躍の模様。
 特に、4枚目の写真。言うまでもなく、当然のごとく撮影用ポーズ決め無しの、ごく自然な表情。
 とにかく真剣!ですね。
 
 戻って3枚目は、VEを担当する学生。
 右手で操作しているのは、カメラ(CCU:カメラコントロールユニット)のリモートコントロールパネル。
 これを使って、明るさや色あいを調整します。

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 図書室や校舎内での撮影を終えた昼食休憩後は、同じ高等学校の敷地内、「裏庭」という設定の場所でのロケーションです。
 
 まずは、ドライリハーサル。1枚目の写真です。
 もちろん、関わるスタッフ全員には、あらかじめ台本が渡され、ストーリーや演技、あるいは、何をどのように撮影していくのか、ということは、理解しているわけです。
 しかし、想像と実際は当然のように多少でも異なりますし、スムーズに撮影を進めていくためにも、「一連の流れ」を熟知することは、とても大事。
 テレビカメラやマイクロフォンなどの機材を持たずに、台本を手に芝居を確認したり、改めて、演出を行ったりします。
 
 ドライリハーサルの後は、各スタッフが急ピッチで撮影準備。
 ケースバイケースですけれど、出演者が芝居をする場所にいる場合は、スタッフが2枚目の写真のようにパラソルを出して、すぐに、陽よけの対策を行います。陽に焼けてしまいますし、暑いですしね。
 絶対的に欠かせない、気遣いです。
 
 3枚目、撮影開始時の写真。
 まあ、今さらですけれどね、制服を来ているお二人が、出演者。それぞれ、タレント事務所に所属している、プロの役者です。
 
 1回のカメラリハーサルや撮影が終わると、アシスタントディレクターは、間髪入れずに台本を差し出し、芝居や台詞などの確認・説明をします。撮影や後の編集の都合上、同じ芝居を何度も行う場合が多いですからね。

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 都内のある高等学校の校舎をお借りしての、「ドラマ制作」ロケーション。
 実は、有名な高等学校なのですけれど、この度は、本当に、いろいろとご協力いただきました。
 誠にありがとうございました。何度もお礼をさせていただきます。 
 そして、いよいよ、撮影開始です。
  
 まずは校舎内の図書室。
 整然と並べられていた読書机の位置を、移動させていただいて、必要にして最低限度の撮影スペースを確保。
 こうして、多少でも、撮影・制作に必要な環境を整えて、少しでも良い作品を作る。この考え方は、実際の現場でも相通ずる、大切なファクターです。
 
 撮影に使用している、ハンディカメラに取り付けた液晶モニターを注視している、島﨑顧問。2枚目の写真。
 この液晶モニターには、カメラマンが撮影している映像が映し出されています。
 高機能液晶モニターなど、放送業務用関連機器を取り扱うメーカーとして有名な「アストロデザイン株式会社」様の協力によるものです。

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「ドラマ制作」は、カテゴリーの欄で選択すると、その内容だけ抽出される仕組みです。
 どうぞ、ご利用ください。
 
 はい、ということで、今回は「ドラマ制作」でございます。 
 ロケーション2日目。既に何度となくロケーションハンティングでご協力いただいた、都内の、ある高等学校でのロケーションです。
 
 写真1枚目は、学校から移動(運搬)用の車輛に乗って来る人達より前に、現地に到着している学生や関わる職員の様子。
 
 写真2枚目。左から、ディレクター・アシスタントディレクター(ファースト)の学生、次いで、全体指揮の島﨑顧問。
 時と場合にもよりますが、写真のような、この3名の打合せというのは、実際のプロの現場でも、頻繁に見られる光景です。
 この先のロケに関する打合せをしているわけです。
 
 そして、学校から車輛で出発した「本体」が到着。3枚目の写真。
 ここからは、時間が勝負。準備にかかる時間が、作品の出来に左右する、と言っても、過言ではありません。
 
 まずは図書館をお借りしてのロケなのですが、撮影用に動かしたり、位置や向きを変えたりする物に対して、それをする前に、デジカメで撮影。
「原状復帰」が、大原則。元に戻すための記録なのです。4枚目の写真です。

 照明クリエイティブ科・放送技術科による、合宿形式の実習授業「野外ライブゼミ」。
 それでは、本番のステージの様子を、テキスト抜きの写真のみで、ご覧いただきましょう。
 出演者はそれぞれ、照明クリエイティブ科の学生達、でございます。
 
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「てるてる坊主」の威力か!!
 朝方には激しく降っていた雨も、昼に向かって次第に弱まり、そして止み。
 完全に姿を隠していた富士山も、山頂の方から雲がきれてきて、1枚目の写真です。周囲と下方の雲が同化して、浮遊状態(笑)。
 掲載した写真には見えていませんが、登山道や山小屋まで、明瞭に確認できるくらい、近くで見られる富士山なのです。
 
 ということで、その後のスタンバイは、急ピッチに進行でして、照明クリエイティブ科の学生は、リハーサルに向けて、最終チェック。
 放送技術科の学生は、カメラケーブルを布設し、カメラや付属機器をスタンバイ。 
 いずれのスタンバイに関しても、それまでの入念な準備や確認作業によって、かなりハイペースです。
 
 そして、リハーサル開始。
 実際に本番が行われる夜とは、ちょっと雰囲気は違いますが、大切なトレーニング。
 照明・映像音声ともに、「どのようにすれば、さらに良くなるか」を目標に、いろいろと吟味しながらのリハーサルです。
 
 4枚目の写真。
 超有名な男性グループのアーティスト達!
 のように見えますでしょうか。いや、見えると思います(笑)。
 実は、照明クリエイティブ科の学生達。
 出演者としても、活躍します。

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 さて話題は、3泊4日の合宿形式での屋外実習授業。照明クリエイティブ科・放送技術科2年生が参加しての「野外ライブゼミ」です。
 残念ながら、本番当日の朝を迎えても、雨は、止まず・・・.
 1枚目の写真を見ると、一種の特殊効果のように、上から水が注がれているみたいな感じ。まあ、雨なんですけれどね(苦笑)。並んでいる2人は、屋根の下にいるのでセーフ。
 昨夜の照明シュートも無事に終わり、最終調整中の様子。
 
 「せめて本番だけでも!」の願いを込めて、「てるてる坊主」さんも。
 
 映像・音声の収録などを担当する放送技術科の学生は、「できる事は先に」をテーマで、雨が降っている屋外を避け、屋内でできる事を先行作業中。
 3枚目の写真は、「雨対策」の施行中の様子。
 屋外でのコンサートライブを収録するわけですから、当然の事ながら、機材が雨に濡れないようにしてあげる必要があるのです。
 ビニールをかけて、けれど操作性は失われないようにするのが、ポイント。
 
 「ブロアー」を使って、表面のホコリなどを吹き飛ばし、その後、指の油脂を避けるように専用のペーパーを持ち、専用のリキッドを使って、中心から円を描くように・・・と、いろいろと細かいノウハウがあるレンズの清掃も。
 4枚目の写真です。

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 引き続き、「ドラマ制作」シミュレーション。
 まず1枚目の写真は、ベースの様子でして、向かって右側に音声ベース、左側に映像ベースとなります。
 ベース・・言わば本拠地ということでして、それぞれのロケーション専用の機材システムを使用して、収録音声の調整をしたり、カメラのカラー調整やVTRへの収録を行う場所。
 写っていないのが恐縮ですが、それぞれはタイヤ付きの台車になっていて、簡単に移動できるようになっているのです。 
 そして、左奥には、ディレクターやタイムキーパーのための、制作ベース。
 
 映像ベースには、株式会社 東通の、プロのVEさんが。音声ベースには、本学園職員が。制作ベースには、現在も放送中の「とても有名なドラマ」で活躍されている、プロのタイムキーパーさんが付き添って、学生へのコーチを担当しています。
  
 2枚目の写真。「株式会社 ブル」のベテラン音声さんが、マイクブームの持ち方、マイクロフォンの向きなどのコーチ。
 
 3枚目の写真。現在でもプロのベテラン照明マンの、本校講師の先生が、照明レフ板の持ち方、向け方のコーチ。
 
 4枚目の写真。「ドラマ制作」を担当する島﨑顧問が、「カチンコ」の出し方をコーチ。

 言うまでもなく、極めて「実践方式」で、いろいろな事を、ドンドンと学んでいきます。

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 夜の盛大なBBQの後は、それぞれが自由な時間を過ごして就寝して・・・、というふうな動き、多いと思いますけれど、ところがそうじゃないのです。始まったのは「照明シュート」の夜の部。
 もちろん、一般的には、昼間の野外ライブも、頻繁に開催されていますが、この実習授業においては、本番は日没後の夜。ですから、照明のデザインも、「夜」用に作られているので、やはり、夜のシュートは欠かせないわけです。
 
 1枚目の写真、撮り方が良くなくて恐縮ですけれど、ステージ上に出演者が数人、その背後からは、幻想的な勢いを持った強い光。手前には、シュートの指示を出す学生、という構図。

 2枚目の写真。自分でも積極的に考えながら、そして、適格な指示も受けながら、シュート作業を進める学生達。
 
 効率良く、スピーディーに作業が進んでいくなか、残念ながらの雨。
 山の天気は変わりやすいですからね、当然、雨対策は既に行われていて、漏電・ショート対しても対応済み。携わる学生も、できるだけ濡れないように工夫されているので、安全安心です。