‘学校の様々’ カテゴリーのアーカイブ
さて、シリーズでお伝えしている、テレビ美術科2年生、実習授業での活躍風景の5回目。「番組制作演習」テレビスタジオでの美術セット建て込みの様子です。
いろいろな建具が置かれ、装飾品が壁に掲げられて、建て込みの作業も大詰め。1枚目の写真です。
この中に見えているもので、市販品そのままの、いわゆる「アリ物」は、ほとんどありません。ほぼすべてが学生によって製作されたものなんですよね。
まず、1枚目の写真、中央よりのやや上に見えている時計。
これも、手造り。しかも、数字や針は、ただ書いただけではなくて、その形に切り抜かれ貼られているもの。一見して、「本物」らしい「質感」というのは、このような細かい拘りやディティールによって達成されるものなのでしょう。2枚目の写真。
そして、1枚目の写真、左寄りに見えている、入り口の引き戸。
特に下方の板の部分の表面には、ディザリング処理がされていて、もの凄く本物っぽい(笑)。けれどもしかし、もちろんこれも、手造り。
裏側から見ると、それがお解りいただけるでしょう。3枚目の写真です。
日頃、比較的「テレビ」に関する事、あるいはその実習授業を紹介することが多くて恐縮なのですが、メディア業界の先輩は、「ラジオ」。テレビが後輩なのです。
そういうことで、今回は、放送音響科1年生の「ラジオ制作」を紹介しましょう。
この授業は、グループに分かれてラジオ番組を制作する実習授業でして、今回の課題は10分間の情報番組。学生が考えた企画案に基づき、授業を担当する講師の先生がアイデアを出していく、という流れで実習が進んでいきます。
1枚目の写真は、写真手前の先生と打合せ中の様子。
ディレクターの学生が考えた演出や原稿について、学生と共に一緒に話し合っているのです。
一方、別のグループは、ラジオスタジオで、番組中に使用する「SS(サウンドステッカー)」の製作中。
ラジオを聴いていると、番組のタイトルコールが入った短い音楽が流れますよね。アレがSS。
真剣に、そして楽しそうに、ラジオ番組制作に取り組んでいます。
(原稿案・写真 Tanabe-h)
もはや、校舎の前を行く甲州街道からの学校の風景は、ご存知ですね。
学校へいらしたことがない方も、パンフレットでの、つまり正面からの写真は
見覚えがあろうかと思います。
上の写真は、向かって右側が校舎本館。左側が、校舎Prism21。
築年数が違う隣り合った校舎同士に、デザイン上の統一感を持たせるために
正面からのPrism21は、比較的フラットな、印象。
整然と並んでいる「ガラスブロック」が特徴ですけれどね。
けれどもしかし、その裏側は、凹凸があり、機能美が表現されているストラクチャー。
正面からのそれとは、また違った印象ですよね。
そう、機能美と言えば、写真中央やや右の、「角」の部分。
小さな四角い、僅かな出っ張りがありますね。数メートルの間をおいて縦に2つ。
これも、ある機能のためにそのようにデザインされているのです。
さあ、果たして、これは何のために存在しているのか。
これは、皆さんのご想像にお任せしましょうか。
この「Inter BEE」ですけれど、カメラやレンズ・付属機器などの映像関連機器だけでなく、音響関連機器や照明器具の各メーカーによるブースも。他に、音響レコーディング車の展示もあり、放送・映像音響製作に関わる、ありとあらゆるブース展示があります。
ですから、ブースの1つずつをすべてしっかり見ようとすると、一日だけでは済まないのですね。もちろん、多客ですから、訪れると大勢の卒業生に会うことにもなります(笑)。
さて、当ブログで最後にご紹介するのは、株式会社昭特製作所のブース。
カメラの付帯機器のメーカーでして、主に足回り関連。人間も足が重要。カメラに関しても、それは同様ですからね。欠かせない大事な機材です。
左の写真は「らくらくレールドリー」という製品。ご覧いただくと、どのような動きをもたらすものか、お解りいただけると思うのですが、いわゆる「移動ショット」のための機器としては、文字通り、扱いが簡単。小さくて軽いですからね。そのなめらかな動きを、学生が堪能しています。
右の写真は、「エキスパートクレーン」という製品。本格的な伸縮式クレーンシステムでして、当ブースでの今年の目玉!ということでした。
はい、以上、非常にカイツマミ的に急ぎ足でご紹介させていただきました「Inter BEE」。今年も、放送技術科のほぼ全員の他、放送音響科の学生なども、大勢が視察。本校も負けず劣らずの新しい機材が多いですけれど、訪れた学生は、勉強になったでしょうね。
最後に記念写真を撮影して終了です。
(Inter BEEの紹介写真は、すべて掲載許可をいただいて撮影しています)
キャノン製品の「5D」「7D」といえば、デジタル一眼レフカメラ EOSシリーズ。
けれどもしかし、映像メディア業界においては、これはいわゆる「デジイチ動画」の撮影カメラとして、とても有名なんですよね。それらを使って製作されたテレビドラマも数多いのです。
そして今回、新製品として展示されていたのは、「CINEMA EOS」シリーズ。
実機が並べられているスペースは、まさに、黒山の人だかり。注目度が伺えますね。
続いて、液晶テレビモニターなどのメーカーとして有名な、アストロデザイン株式会社のブース。
ここ数年は、信号監視装置や信号変換装置などのラインアップも充実してきましたが、今年は、HDTVの16倍の画素数を持つ「スーパーハイビジョン」の関連機器の展示が多数。
左の写真は、「ラスタライザ」という製品が作る映像に見入っている学生。
液晶モニターには、横に4つ縦に3列の12分割画像が映し出されています。つまり、1つの画面(パネル)で12種類の信号を同時に表示する装置。
これ、以前は、表示信号毎に1式ずつでしたから、12式の機材を並べる必要があったわけです。それが今は、オールインワン。非常にコンパクトになりますから、いろいろな環境で威力を発揮しますね。
右の写真は、スーパーハイビジョンカメラと、その映像を堪能している学生です。
さて、今日お伝えする場所は、ここ幕張メッセ。
いったい、この場所で何が繰り広げられているのか、というと、「Inter BEE 国際放送機器展」なのでございます。
いわゆる放送機器というのは、従来、日本製品が大変多くてですね、恐らく、世界中のどの国に行っても、必ず日本製の放送機器が活躍。その日本での放送機器展ということで、これはやはり全世界でも非常に有名な催事、ということになります。
そこで今回は、放送技術科の学生と共に、Inter BEE訪問ドキュメント!と題して、何回かに分けて、展覧会の様子のごく一部をご紹介させていただきましょう。
まず、最初にご紹介するのは、キャノン株式会社のブースです。
キャノンというと、コンパクトデジカメや一眼レフデジカメのメーカーとして、非常に有名ですけれど、テレビカメラ用レンズなどの放送関連機器メーカーとしても、とても有名。
右の写真は、AF(オートフォーカス)機能を搭載したテレビカメラ用大型レンズを操作する学生。
言わずもがな、学校では、マニュアルで素早く的確にフォーカシングする事と学ぶわけですけれど、シチュエーションによっては、AF機能がとても威力を発揮する、ということもあるのですよね。
しかし、AF機能、随分と動作が速くなりました。
(掲載写真は、許可を得て撮影したものです)
スタジオ転換シミュレーション
2011年11月16日 テレビ美術科,学校の様々,実習風景,照明クリエイティブ科
東放学園専門学校 学園祭「電波祭」を翌日に控えた、テレビスタジオの様子。
いったい、何が行われているのか、というと、14時間生放送「TOHOチャンネル」中の番組の1つ「Music Park」のセットチェンジのシミュレーション。
テレビスタジオでの音楽系番組。その番組中の曲と曲の間には、ちょっとしたトークのコーナーがあるのですが、その短い時間で、美術セットと照明を転換させる必要があるわけですね。
テレビ美術科と照明クリエイティブ科の学生スタッフそれぞれが集まって、転換を成功させるための事前練習、シミュレーションを行っているのです。
気さくに真剣な、セミナー
2011年11月15日 学校の様々
さて、今日ご紹介するのは、まずはこの写真。
いったい、何の集合写真かというと、みなさん留学生の方達。
そして、一番手前のセンターにいらっしゃる、黒色のジャケットを着ている方は
東放学園音響専門学校の卒業生 金 根鎬(キム グンホ)さんです。
実は、今日の16日(火曜日)は、学校法人東放学園 キャリアサポートセンターが主催する「特別就職セミナー」が、本校で開催されたのです。
今回のゲストは、韓国から留学された方の、東放学園の同窓会組織
「韓国TOHO会」の会長である、金 根鎬(キム グンホ)さん。
ということで、今回は、本校の留学生に向けた、就職セミナーだったわけです。
当然、韓国語でのお話でしたので、セミナー後に、参加した学生から、日本語訳をいただきました。
いや、まあ、とても大切なお話を沢山していただいたのでしてね、
その中のどれかだけ、少しでも、という選択もできない程の大事なお話だったので
この際、割愛させていただきます、はい。
写真をご覧いただくと解ると思うですが、真剣なお話の中でも、ところどころ、楽しい部分も。
楽しいひとときでもあったのでしょうね。
東放学園専門学校 学園祭「電波祭」そして、2日間で14時間生放送!の「TOHOチャンネル」も
いよいよ、フィナーレ。
テレビスタジオでは、続々と学生が集まりつつあります。
そして、あっという間に、この状態。もう既に、これ以上中に入れない状況。
写真手前は、フィナーレを放送中のテレビモニターを観ている1年生。
大勢の学生の奥では、番組進行中。
学園祭実行委員長と、TOHOチャンネルのチーフが、インタビューされている様子。放送芸術科の学生です。
感動の場面です。
胴上げも始まりました。
スタジオに集まっている学生は、学園祭実行委員とTOHOチャンネルのスタッフ。
そして、学園祭に関わった学生たち。
つまり、学生であれば、誰もが、みんな、集合します。
あちらこちらで集合写真も。
こちらは、照明クリエイティブ科の1年生と2年生。
こちらは、放送芸術科・放送技術科・放送音響科の、1年生2年生の集合。
続いて、テレビ美術科の1年生と2年生。
そして、この秋にティーチングアシスタントを卒業して、現場の仕事に就いている女性。
この秋からの新しいティーチングアシスタントの男性。
そして、いよいよ、全員で集合写真。
この間、誰が番組スタッフを担当しているのか、というと
今年の3月に卒業し、学園祭に来校したOB/OGの皆さんなのです。ありがとうございます。
さらに、広角側の写真を。
これでも、全員写っていません。それほどの学生が集まったのです。
そして最後に、学園祭「電波祭」の実行委員。完成した、「笑顔の輪!」の前で。
(電波祭その8 写真:横田香苗)
2011年 東放学園専門学校 学園祭「電波祭」の紹介も、残すところあと2つ。
2日目、後半の様子をご覧いただきましょう。
テレビスタジオは、目まぐるしく番組が変わっていきます。これらの番組も、すべて学生によるもの。
「電波祭」のテーマの1つ。日頃の「学業成果の場」でもあります。
下手(写真向かって左)の2人は、本校のTA(ティーチングアシスタント)でございます。
そして、センターに立つ司会者は、「変わり身」が早い(笑)本校職員。
さらに上手(写真向かって右)の皆さんは、出演者の女子学生たち。
・・・かと思いきや、ななんと!女装した男子学生と、総合司会の渡辺郁也さん。
あっ、あべさんは、女性です(笑)。
さて、1階のロビーでは、実行委員によって、実に大勢の学生やお客様の姿が撮影されました。
何のためか、というと・・・
今年の学園祭のテーマ「つながろう・つなげよう 電波の輪!!」にちなんで
「笑顔の輪!」として、大切な人・大切なものを掲げて輪の写真で表現しているのです。
これのスゴいところは、5つの環のそれぞれが、色違いになっている、ということ。
人の背景色を変えて、着てもらう服の色も変えて・・・というふうに。
イベント会場では、教室の一角に中継システムを仮設で構築。
VEとスイッチャーは放送技術科の学生。そしてディレクターは、放送芸術科の学生。
土曜日の学校は、「特別講座」的授業を実施する学科が多いのです。
平日はお忙しくて来校していただくことが困難な、業界で働く方々も、
土曜日は比較的融通が利き、来ていただける、ということもあるのですね。
いずれにしても、お忙しい中、非常に有り難い限りです。
というわけで、先に感謝の意を述べさせていただきましたが
本日の特別講座は、ナンと!!!
テレビドラマや映画監督として活躍され、そしてとても有名な「堤 幸彦」さんでした。
テーマは「堤 幸彦監督の演出論」。
ということで、特別に本校の5学科、全学科の学生対象として行われました。
「口角泡を飛ばす」勢いで、お話される方もいらっしゃいますけれど
堤監督のお話は、終始穏やかな感じ。冷静にゆっくりとした語り口調でした。
知名度も去ることながら、本校の卒業生ということもあり
学生は全般に渡り、マンジリもせず、ずっと熱心にお話を聞き入っている様子。
一生懸命に、メモを取る学生も見受けられました。
「堤監督に憧れて・・・!」という学生も少なくないのでしょうね。
興味深く面白い話への笑顔も、高密な印象。
ご自分が関わった作品の説明の後は、学生からの質問に答えるコーナーも。
とにもかくにも、目指す先で活躍している方からの、「ためになる!」話ばかり、でした。
ありがとうございました。
さて、1週間に渡って、学園祭本番日の様子を54枚の写真で紹介してきましたが、ちょっとお休み。週明けにまた・・・。
今日の写真。
学生2名の編集作業中を、何やら、カメラマンと数人のスタッフが・・・という光景。
今日紹介するのは、当ブログに掲載するための写真撮影の様子で、はなくて、来年度に配布する学校法人東放学園の学校パンフレットの撮影です。
こうなると、大抵、学生は緊張して、日頃の笑顔がなかなか出てこないものですが、ここは違いましたね。
まずは、「楽しそうな」写真を撮影後、次に「やや真剣な」写真の撮影をしようと思っても、いつの間にか笑顔に(笑)。一瞬、真剣な表情になっても、またすぐに笑顔に。本当に楽しいのでしょうね。自然に出てしまう笑顔。良い事かと思います。
どのような「出来」になるか。楽しみですね。
照明クリエイティブ科の模擬店。ブラックライトの世界の中にも白熱灯もあり。
学科特性を生かした照明。雰囲気も秀逸。
赤ちゃん!カワイイですね。来ていただいた卒業生のお子様でございます。
イベント会場では、「ミスター・ミスコンテスト」。
この成りキリ具合は、素直にスゴい!エラい!と思います。
コンテスト参加の選抜メンバー。
単純に「容姿」だけが良いわけではない、と思います。この学生さん達も。
毎年恒例のイベント、ということもあって、大勢の観覧者。ツッコミも、結構入ります。
もちろん、模擬放送「TOHOチャンネル」でも放送。カメラマン、極めて真剣な表情。放送技術科の学生。
その出場者に、真剣にスポットライトを当てる、照明クリエイティブ科の学生。
当たる人もあり、当てる人もあり。同じ学生でも。
こちらも裏方スタッフ。放送芸術科の学生です。投票箱のスタンバイ中。
そして決定した、ミスターとミスの学生。
ここ数年、特に女性は、日頃、ペンキだらけの「つなぎ」を着て、ナグリ(金づち)を持って頑張っている
テレビ美術科の学生が選ばれる傾向にあります。