‘放送音響科’ カテゴリーのアーカイブ
1枚目の写真。
写真に写る人のほぼすべてが、同じような立ち方で、同じような台本の持ち方をして、整然と並んでいる様子がご覧になれると思います。もちろん、これは、撮影用にポーズを決めているのではありません。
それぞれのスタッフが、その目的を達成するための手段をとると、同じようなスタイルになる。必然的に、こうなるのです。
「ドラマ制作」スタジオ収録です。
ドライリハーサルが終わると、カメラ番号を入れることなどをする、技術打合せ。
スタジオでは、複数台のカメラを使用して、切り替えて収録していくことが多いわけです。台本には、この台詞のこの部分で、この演技のこの部分で、というふうに、切り替えるタイミングやカメラワークなどの「コンテ」が、あらかじめ書かれているのですが、「どのカメラがそのコンテのカットを担当するのか」これは書かれていません。
そこで、ドライリハーサルを終えて、芝居の動きなどが確認された後に、それぞれのカットを担当するカメラを決めていくのです。
2枚目の写真は、その技術打合せの様子。
「ドラマ制作」スタジオ収録の日。
小道具や装飾などの準備や配置が終わった後は、ドライリハーサルへと続きます。
カメラや収録に必要な機材を使わないで、関わるスタッフ全員が参加するリハーサル。演技をする出演者に、ディレクターが演技をつけたり確認したり。他の各スタッフも、芝居の動きを確認しながら、それぞれ、カメラワークを確認したり、照明や音声の具体的な方法を練ったり・・・。
ごく簡単に説明すると、このような作業ですけれど、かなり奥が深い、大事なリハーサルになります。
1枚目の写真は、ドライリハーサル中の様子。大勢のスタッフが、台本を手にしながら。
扇風機の左に写るのは、ドラマ制作の総指揮、本学園の島﨑顧問。差し延べている手は、レンズのアングルを示しています。
特にディレクターやカメラマンは、常に同じ位置から、というわけではなくて、それぞれのカメラアングルや位置に移動しながら、見たり指示をだしたりしていきます。2枚目の写真。
3枚目の写真。右に写るのは、ディレクターの学生。島﨑顧問からアドバイスを受けながら、ドライリハーサルを進めていきます。
スマートに、シンプルに、スタンバイを済ませて、開場そして開演。講演会が始まりました。
今回のイベントは、放送用のテレビカメラ2式に、インサート用のHDVカメラが1式。そして、講演者の方の声を収音するワイヤレスピンマイクに、現場音用のマイク、などなどの機材。
編集作業を経て、完成されたパッケージとして納品するので、それに必要な、そして、必要最低限のコンパクトなシステムです。
1枚目の写真、右に写るのは、ステージに対してセンター位置にあるカメラ。
講演者やステージの全景も撮影し、プレゼンテーション画面が映し出されるスクリーンも撮影し、必要に応じてその画面の一部分も撮影。メインになるカメラです。
そのカメラを担当するのは、放送技術科1年の学生。2枚目の写真です。
通常授業で、機材の取扱いや「構え方」を勉強しているとは言え、なかなか様になっていますよね。
カメラマン、格好も大事。格好と撮影される映像の善し悪しとは、密接に絡み合っているからです。
3枚目の写真。これは、開場の後部に組み上げられた収録システムと、従事するスタッフ。
手前が収録VTRなど、奥にミキサーなどの音声機材、という配置です。
講演会が終わった後は、ロビーの実写展示、それを囲む参加者の皆さんなどの様子を撮影。
講演を担当された方の説明もあり、エンジンも始動もあり、入念な観察もあり・・・。
「お客様がいらっしゃる」ということだけでも、普段の実習授業とは違った環境。
学生スタッフの面々、「ためになる」経験をしたことでしょうね。
各学科共、密度が濃い実習授業が数多い、東放学園専門学校。
実習によってのみ体得できる事が、すべてではない。これもごく当然ではあるわけですが、数多く経験したり、繰り返し練習したりすることも、大事。メディア・放送業界は、体を使って仕事をする、ということが少なくないからですね。
ということで、今回は、「校舎」という日頃の環境から飛び出しての課外的実習、これの紹介です。
1枚目の写真。講堂のような場所で、機材のスタンバイをしている様子。
さあ、果たして何をしているか、というと・・・。
2枚目の写真。これ、バイクを撮影したものでしてね、ちょうどエンジンの部分を撮影したもの。バイクに詳しい人であれば、名前だけでも聞いたことがあるのではないでしょうか。アメリカ製のバイク「ハーレダビッドソン」のエンジンです。
実は今回、Tera house クルマ文化講演会「HARLEY-DAVIDSON(100年を越える歴史とその進化)」の記録取材を実施したのです。
日頃、比較的「テレビ」に関する事、あるいはその実習授業を紹介することが多くて恐縮なのですが、メディア業界の先輩は、「ラジオ」。テレビが後輩なのです。
そういうことで、今回は、放送音響科1年生の「ラジオ制作」を紹介しましょう。
この授業は、グループに分かれてラジオ番組を制作する実習授業でして、今回の課題は10分間の情報番組。学生が考えた企画案に基づき、授業を担当する講師の先生がアイデアを出していく、という流れで実習が進んでいきます。
1枚目の写真は、写真手前の先生と打合せ中の様子。
ディレクターの学生が考えた演出や原稿について、学生と共に一緒に話し合っているのです。
一方、別のグループは、ラジオスタジオで、番組中に使用する「SS(サウンドステッカー)」の製作中。
ラジオを聴いていると、番組のタイトルコールが入った短い音楽が流れますよね。アレがSS。
真剣に、そして楽しそうに、ラジオ番組制作に取り組んでいます。
(原稿案・写真 Tanabe-h)
東放学園専門学校 学園祭「電波祭」そして、2日間で14時間生放送!の「TOHOチャンネル」も
いよいよ、フィナーレ。
テレビスタジオでは、続々と学生が集まりつつあります。
そして、あっという間に、この状態。もう既に、これ以上中に入れない状況。
写真手前は、フィナーレを放送中のテレビモニターを観ている1年生。
大勢の学生の奥では、番組進行中。
学園祭実行委員長と、TOHOチャンネルのチーフが、インタビューされている様子。放送芸術科の学生です。
感動の場面です。
胴上げも始まりました。
スタジオに集まっている学生は、学園祭実行委員とTOHOチャンネルのスタッフ。
そして、学園祭に関わった学生たち。
つまり、学生であれば、誰もが、みんな、集合します。
あちらこちらで集合写真も。
こちらは、照明クリエイティブ科の1年生と2年生。
こちらは、放送芸術科・放送技術科・放送音響科の、1年生2年生の集合。
続いて、テレビ美術科の1年生と2年生。
そして、この秋にティーチングアシスタントを卒業して、現場の仕事に就いている女性。
この秋からの新しいティーチングアシスタントの男性。
そして、いよいよ、全員で集合写真。
この間、誰が番組スタッフを担当しているのか、というと
今年の3月に卒業し、学園祭に来校したOB/OGの皆さんなのです。ありがとうございます。
さらに、広角側の写真を。
これでも、全員写っていません。それほどの学生が集まったのです。
そして最後に、学園祭「電波祭」の実行委員。完成した、「笑顔の輪!」の前で。
(電波祭その8 写真:横田香苗)
2011年 東放学園専門学校 学園祭「電波祭」の紹介も、残すところあと2つ。
2日目、後半の様子をご覧いただきましょう。
テレビスタジオは、目まぐるしく番組が変わっていきます。これらの番組も、すべて学生によるもの。
「電波祭」のテーマの1つ。日頃の「学業成果の場」でもあります。
下手(写真向かって左)の2人は、本校のTA(ティーチングアシスタント)でございます。
そして、センターに立つ司会者は、「変わり身」が早い(笑)本校職員。
さらに上手(写真向かって右)の皆さんは、出演者の女子学生たち。
・・・かと思いきや、ななんと!女装した男子学生と、総合司会の渡辺郁也さん。
あっ、あべさんは、女性です(笑)。
さて、1階のロビーでは、実行委員によって、実に大勢の学生やお客様の姿が撮影されました。
何のためか、というと・・・
今年の学園祭のテーマ「つながろう・つなげよう 電波の輪!!」にちなんで
「笑顔の輪!」として、大切な人・大切なものを掲げて輪の写真で表現しているのです。
これのスゴいところは、5つの環のそれぞれが、色違いになっている、ということ。
人の背景色を変えて、着てもらう服の色も変えて・・・というふうに。
イベント会場では、教室の一角に中継システムを仮設で構築。
VEとスイッチャーは放送技術科の学生。そしてディレクターは、放送芸術科の学生。
土曜日の学校は、「特別講座」的授業を実施する学科が多いのです。
平日はお忙しくて来校していただくことが困難な、業界で働く方々も、
土曜日は比較的融通が利き、来ていただける、ということもあるのですね。
いずれにしても、お忙しい中、非常に有り難い限りです。
というわけで、先に感謝の意を述べさせていただきましたが
本日の特別講座は、ナンと!!!
テレビドラマや映画監督として活躍され、そしてとても有名な「堤 幸彦」さんでした。
テーマは「堤 幸彦監督の演出論」。
ということで、特別に本校の5学科、全学科の学生対象として行われました。
「口角泡を飛ばす」勢いで、お話される方もいらっしゃいますけれど
堤監督のお話は、終始穏やかな感じ。冷静にゆっくりとした語り口調でした。
知名度も去ることながら、本校の卒業生ということもあり
学生は全般に渡り、マンジリもせず、ずっと熱心にお話を聞き入っている様子。
一生懸命に、メモを取る学生も見受けられました。
「堤監督に憧れて・・・!」という学生も少なくないのでしょうね。
興味深く面白い話への笑顔も、高密な印象。
ご自分が関わった作品の説明の後は、学生からの質問に答えるコーナーも。
とにもかくにも、目指す先で活躍している方からの、「ためになる!」話ばかり、でした。
ありがとうございました。
照明クリエイティブ科の模擬店。ブラックライトの世界の中にも白熱灯もあり。
学科特性を生かした照明。雰囲気も秀逸。
赤ちゃん!カワイイですね。来ていただいた卒業生のお子様でございます。
イベント会場では、「ミスター・ミスコンテスト」。
この成りキリ具合は、素直にスゴい!エラい!と思います。
コンテスト参加の選抜メンバー。
単純に「容姿」だけが良いわけではない、と思います。この学生さん達も。
毎年恒例のイベント、ということもあって、大勢の観覧者。ツッコミも、結構入ります。
もちろん、模擬放送「TOHOチャンネル」でも放送。カメラマン、極めて真剣な表情。放送技術科の学生。
その出場者に、真剣にスポットライトを当てる、照明クリエイティブ科の学生。
当たる人もあり、当てる人もあり。同じ学生でも。
こちらも裏方スタッフ。放送芸術科の学生です。投票箱のスタンバイ中。
そして決定した、ミスターとミスの学生。
ここ数年、特に女性は、日頃、ペンキだらけの「つなぎ」を着て、ナグリ(金づち)を持って頑張っている
テレビ美術科の学生が選ばれる傾向にあります。
ラジオスタジオ「SKY STUDIO」では、放送音響科によるラジオ番組も。
こちらは、スタジオのガラスの向こう側。コントロールルーム。ディレクターとミキサーを担当する学生。
そして、そのラジオ番組の様子、テレビカメラを入れて、テレビ放送したのです。
実行委員、受付を担当している様子。本校以外にも、グループ内の他の3校の学生さんも受付け。
照明スタジオでは、ライブコンサートを開催。出演者は、各学科のサークルなどに所属する学生さん。
そのライブPA(パブリックアドレス)を学生と担当しているのは、職員の横田香苗でございます。
同じく、ライブステージの照明を担当しているのは、照明クリエイティブ科の学生。表情通り、真剣です。
イベント会場では、こんなイベント番組も。向かって右の3名は、それぞれ職員。そして、パパ達です。
学園祭の、ほぼすべての催事を紹介している「TOHOチャンネル 電波祭ウォッチング」。
カメラマン・ディレクター・照明さん・音声さん・各アシスタントのチーム。
テレビモニターには、放送中の映像が。
ちょうど「ハロウィンシーズン」ということもあり、ハロウィンラリーのイベントも。実行委員の学生さん
ポーズ、いただきました。「ふっくら」「もっちり」柔らかくて美味しそう(たこ焼きが)。
テレビスタジオは、番組が変わる毎に美術セットも変わる。テレビ美術科の「技」。
編集室では、「TOHOチャンネル エンディング」で放送する、ダイジェストVTRを編集中。
2日間に渡り、ほぼ一日中、シフトを組みながらも、ずっと編集作業が続けている、放送技術科の学生。
トッポギ(トッポッキ)のお店。落ち着いた雰囲気。シックな趣きが、味を増し食欲をそそる。
同じ店内で。カウンターを背後に記念写真の3人。
中央は店員さんで、テレビ美術科の学生、さすがに、自分の装いも上手。
「お化け屋敷」の入り口で。入場を前に、係員から説明を受けている。お化け屋敷なので、撮影は遠慮させていただいたのです(笑)。
「電波祭」2日目。
オープン前には、各部活・サークル代表者とのブリーフィング。
スタジオ・サブコントロールルームでは、番組放送開始に向けて、テレビカメラなどを調整。
オープン後、お客様や参加学生に対して、受付業務中の実行員の学生。
「やきとり つっきー」 早い時間から盛況。写真中央奥が、月野木学校長でございます。
オープンと共に、2日間で14時間「TOHOチャンネル」もスタート。
記録写真の担当者以外は、すべて学生です。
「TOHOチャンネル」の総合司会の、渡辺郁也さん(写真左)と、あべ由紀子さん。
「つながろう・つなげよう 電波の輪!!」
今年の電波祭のテーマです。
名前からすると、醤油味の「コゲが効いて・・」みたいなシブいイメージですけれど、実際は??