‘放送技術科’ カテゴリーのアーカイブ
担当するステージでのイベントは
11時頃から19時頃までに、数回に分けて断続的に行われるものでしてね
それぞれのイベント毎に、カメラを担当したりミキサーを担当したり
休憩して他のステージを見学に行ったり・・・というふうに。
一日あたりの参加学生およそ30名で、シフトを組んでスタッフとして参加。
写真はどれも本番中の様子。学生が撮影した写真も含まれます。
クリックすると拡大表示されますので、そのようにしてご覧ください。
上段は、前回説明したCG送出の様子。
イベントのタイトルや各出演者の名前などを中心に製作して送出します。
中段は、映像指揮から映像を選択するスイッチャーにかけて。
主な目的は、スクリーンをご覧になるお客様のために。
ですから、テレビ放送の映像選択とは異なって、ここが難しいところ。
もちろん、学生も担当します。
下段は、映像調整を担当するビデオエンジニアなどの様子。
左と中央の写真で、手で操作している機材が、
カメラの明るさや色合いなどをリモートコントロールするもの。
本番中は主に、明るさの調整をし続けます。
そして、少々お休みをいただいていた、「サマーソニック 2013」の様子。
スクリーンへの送出と、記録映像・音声を、本校の放送技術科と放送音響科の学生
ステージ音響を、東放学園音響専門学校の音響技術科が担当したものです。
4回に分けて、そのスタンバイの様子を紹介しましたが、今回はその続き。
いよいよ、本番・開演当日です。
開場になる前、手際良く短時間で進められるのが、カメラの「カラー調整」。
「グレースケールチャート」という、専用の道具を撮影して
使用するすべてのカメラが、同じ色再現となるように、ビデオエンジニアが調整。上段の2枚の写真です。
その後は、学校パンフレット用の写真を撮影したり、シフトを確認したり・・・。
細かな調整や準備を終えて、スタンバイ終了。
そして、いよいよ! 開場です。
東放学園専門学校の5学科の2年生が参加しての、大型実習授業「番組制作演習」。
音楽番組からスタートして、情報番組へと突入。
ここでの紹介が今なだけでして、実際には、6月頃に行われていた授業です。
そして、情報番組になると加わるのが、番組フォーマットに含まれるVTRの部分。
これもやはり、放送芸術科の制作担当の学生による発動で、準備が進められて
事前に取材をして編集をしてMA(効果音などを加えるなどの音の編集作業)を経て・・・という流れ。
そこで今回紹介するのは、その取材の事前収録時の様子。
情報番組は、「東放学園専門学校」の紹介が課題でして、今回のVTRは、本校の機材室がテーマ。
撮影は放送技術科、音声は放送音響科、照明は照明クリエイティブ科、制作は放送芸術科の学生が担当。
基本的には、学生主体の取材クルーですけれど
撮影場所が学校ということもあって、可能な場合は、職員がその場でアドバイスに。
左下の写真は、音声を収録する放送音響科の学生に
担当職員が、マイクロフォンの持ち方・向け方を教えている様子です。
映像・収録音声システムを構築して、カメラケーブルなどの布設を終えて
同時平行やオーバーラップしながら進められるのは、テレビカメラのスタンバイ。
珍しくカメラの型式などを紹介しますけれど(笑)
SONY HDC1500Rと、Woodman Labs社製の、今流行のGoProなど。
三脚のスタンバイをしたり、付属機器などを取り付けたり。
本番前日ですけれど、本番直前の状態まで持っていく、というのが、スタンバイの目的なのです。
そして、8月13日分として紹介した、下段3枚の写真。
MacBook Proに向かって、作業をしている様子を紹介しましたけれど
現地の幕張メッセの会場でも、更なる吟味の作業が着々と。
出演者をスクリーン上で紹介する静止画も、もちろん学生が製作。
来年のために、先輩2年生が1年生に、いろいろと伝授です。中段の3枚の写真。
そして、スタンバイ日の締くくりは、進行・技術打合せの様子。下段3枚の写真です。
ディレクターや舞台監督にあたるスタッフは、業界で活躍されているプロの方々。
それに、担当職員と学生数名までが入って、進行や映像・音声などの決め事などを確認していくのです。
映像・収録音声のシステム構築作業も、ほぼ完成。
あとは、電源を入れて各信号を確認して・・・という段階。上段左の写真です。
ここで、学生・職員全員は休憩。
お客様が入らないスタンバイ日は、空調は弱めになっていますので、会場は暑め。
熱中症にならぬように、水分や(塩アメ)などを体に補給しながら、しっかりと休息。
何事にも、体長管理・安全第一が大切ですからね。上段中央の写真。
休憩時間が終わると、次はカメラケーブルなどの布設作業へ。
カメラケーブルだけでも、8本ありますからね
どのケーブルがどのカメラ用なのかを記すなどの準備を怠りなく、しっかりと。
そして、お客様が往来する通路や客席は、安全上ケーブルを置けませんからね
会場の床に設備されている「ピット(大きな溝)」に、ケーブルを通す作業が必要となるのです。
中段の中央や右、そして下段左の写真などが、その作業中の様子。
大型トラックが通っても壊れない、非常に重たくて頑丈な鉄板製のフタを外したり
ピットの下に潜る作業は、慣れている職員が担当。やはり何と言っても、「安全第一!」です。
(写真をクリックすると、拡大表示されます)
校舎での「仮組み」を終えて、開催前日の金曜日。
朝から、会場の千葉県は幕張メッセへ。
およそ、小型トラック1台分弱の量に相当する機材の搬入
そして、スクリーン映像送出と映像音声収録のシステム構築作業の開始です!
ステージやスクリーンの裏側に当たる場所でしてね
多勢の出演者やスタッフが往来する場所ですから、動線や本番中の作業環境などを考慮しながら
テーブルを並べて、まずは機材を配置。
その後、それぞれの機材をケーブルで繋げていく配線・布設の作業へと続きます。
もちろん、作業の中心となるのは、学生達。
細かな幅広い指示をせずとも、着々と進行していくのです。
(写真をクリックすると、拡大表示されます)
「フェス!」というと「夏!」というのが、ここ10年程度の代表的な比喩ですね。
1つの「夏の風物詩」とは言えるでしょう。
さて、本校放送技術科の8月というと、まずは「サマーソニック」。
学校法人東放学園が制作協力している、ステージの1つの映像製作作業。
まあ具体的には、オイオイということにさせていただいて
その作業を、本校の放送技術科1年と2年の学生
そして、収録音声を、本校の放送音響科の学生が、担当させていただいているのです。
・・・と言っても、いきなり、会場の幕張メッセに行ってではなくて
まずは、校舎の教室での、スタンバイ作業から。
映像システム自体、それなりに大掛かりですし、機材に不都合があっても
校舎に交換しに戻って・・・なんて、素早く簡単には変更がききませんからね。
会場での本番と同じようにシステムを仮組みして、それぞれを確認する必要があるわけです。
(写真をクリックすると、拡大表示されます)
やはり、とかく、その「動き」を伝えようとすると
文章だけでは限界もある、という事でして
前回お伝えしたトレーニングの様子を、動画でご紹介させていただきます。
放送技術科1年の、スタジオカメラを使用しての、実習授業。
「撮影する」という事に慣れる、「レンズの操作」に慣れる
しかも、可能な限り素早く、そして確実に!
見た目よりも、実際は難しい事は、あえて細かく言うまでもないでしょう。
「2」と表示されているカメラ。
学生が右手で操作しているのは、レンズの操作棒。
押し引きでズームイン・アウトの操作、銀色のお皿を回すことで、フォーカスの操作です。
上の写真。向かって正面側の方々に、アルファベットが書かれた紙。
高さも角度も散っているように掲げられているわけですが
それを、出来るだけ短時間で撮影する練習でして
勝手に名付けまして「Target and Attack!」。
それまでは、カメラ自体を動かすというトレーニングがメインで
手先腕先だけでなくて、体で力を与えて動かすという操作方法を学んできましたけれど
徐々に、撮影する練習が、それにプラスされていっている
放送技術科1年の、実習授業です。
ただ、目標のアルファベットにレンズを向ければ良い、のではなくて
素早くフレームに入れて、フォーカスを合わせて、適切なサイズにする・・・。
しかも、上に書いた通り、角度も高さも距離も違いますからね
当然の事ながら、サイズもフォーカスもその都度合わせる必要がありますから
簡単に見えるかも知れませんが、意外に難しいのです。
とにかく素早く! 少しでも速く一連の作業を終えなければならないのですしね。
第二フェーズに入ったと言っても、単に1回だけ情報番組を制作するというわけではなくて
曜日やクラス、その中のグループ毎にに分かれての、合計8番組の制作。
「他のグループと、完全に同じ内容はダメ」という明確なルールはありませんが
各グループ共に競い合うように、試行錯誤し切磋琢磨しながら・・・と
ごく自然に、このようなスタンスになるわけです。
左上の写真も右上の写真も、それぞれが前回の紹介とは違うグループの様子でして
特に左上は、美術セットのパネルが5色に分かれて
それぞれに、学科の特徴を象徴とするようなイラストが、描かれています。
そして、下の2枚は、あるグループのディレクターを担当する学生。
真剣な表情も、たまに見られる笑顔も
本物のディレクターっぽい雰囲気が、じわりじわりと、伝わってきます。