‘工事’ カテゴリーのアーカイブ

最初で最後の一枚

2010年2月22日 工事


 写真は、最初で最後の、外での作業の一枚。校舎外のある部分です。地下1階からのテレビカメラ用光ケーブル(光カメラケーブル)を、隣接する校舎の地下1階に通線。作業はこの後30分程で終わりました。やはり、速い。
 我々だと、こうスムーズにはいきません(笑)。手なんか、傷だらけになりそうですし・・・。


 平成22年2月22日の月曜日。今日は少し暖かいですね。
 今日の作業は、いつものサブコントロールルームを出て、テレビカメラ用光ケーブルを、校舎内の別の箇所と隣の校舎へ、通線。今回の工事によって、HDTVのテレビカメラ6台が、校舎内のロビーや校舎前の屋外で運用できるようになります。

大切な道具

2010年2月20日 工事,雑感


 写真は、何かというと、「剪定ばさみ」の3つ。植木や生け花などに使うハサミですよね。 で、なぜ?と疑問に感じているかと思います。
 各種ケーブルを適切な長さに切断し、BNCなどのプラグを付けるために加工する、という説明を以前しましたが、その作業を、これらの剪定ばさみでやる、というわけです。しかも、3つ並べましたが、1人が3つのハサミを使い分けるのではなく、1つでいろいろな加工をするのです。つまり、3人それぞれの愛用ハサミを撮影させていただいたのです。
 作業を担当されている方々曰く、「本当は邪道なんですよ」と謙遜し苦笑いされてましたけれど、邪道なんてとんでもない。専用の工具があるなか、使いやすさを追求して、手際良く、道具を使いこなす姿は、格好良いと思いますし、いわゆる「職人気質(かたぎ)」を感じます。
 職種に限らず、愛用する大切な道具を、そしてそれを華麗に使っている姿、憧れますね。


 「フルHD・フルデジタル」と、映像関係を中心にフィーチャーしている当ブログですが、先日来、お伝えしているように、音声システムに関しても、「使いやすさの向上」をコンセプトに、比較的大規模な見直しを計っています。
 まずは、配線をほぼすべてやり直し、より教育機関として相応しい(カタい表現ですが)、より現場の仕様に近づけた「本物に近い」システム設計としています。もちろん、経年的劣化の解消も目的。
 映像関係のケーブル径より細い音声ケーブル達。写真のこれらのケーブルは、「オーディオジャックパネル(バンタムパッチ盤)」への結線を待っています。

 (明日につづく・・・)
    

絶対欠かせない

2010年2月17日 工事,雑感



 今回の、フルHD化・フルデジタル化更新工事ですけれど、それを達成しているのは、「高速化」「集積化」。いずれも、デジタルの技術が下支えになっているわけです。そして、この更新工事作業も、特に映像関係に関しては、すべて、それらの技術が盛り込まれた、最新の機器を選択しています。

 そうした沢山の機器を生かす環境を作るには、デジタルのように量子化できない、ベテランの職人の方々の「目に見えない経験値・技術」といった、言わばアナログ的な、過去から途切れのない「技」が、絶対欠かせないのです。
 
「デジタル」の語源でもある「ディジット」。これはそもそも「指」という意味。付帯的に、「長さ」を意味します。「アナログ(連続)」と、そう大きく変わりありません。

結線作業引続

2010年2月17日 工事


 昨夜は、再び雪。寒い初春が続いています。
 サブコントロールルームでは、ケーブルに端子を付ける作業と、完成したケーブルを機器に結線する作業が続いています。
 写真中央の19インチラックは、見える部分に関しては、ほぼすべて結線が終わっている様子。


 機器への結線が始まっています。
 我々(特に自分)のような素人が機材に結線する場合、結構「大騒ぎ」というか、「四苦八苦」というか、比較的「ビックイベント」的な雰囲気が漂うのですけれど(笑)、そのような空気感はほとんどありません。良い意味で「淡々」とスムーズに作業が進んでいきます。故に、遠目で見ていても、「結線している」というふうに見られない。いつの間にか繋がっている、そんな感じなのです。

圧着して・・・

2010年2月16日 工事


 長さを揃えて切られていた、映像信号などを通すケーブルの先には、次々と手際良く、BNC端子が付けられていきます。今回の更新作業で、ほぼすべて新しいケーブル・新しい端子に。
 ケーブルの先端を加工するように3層に切り分け、取り付けていきます。いったい、何回同じ作業が繰り返されるのでしょうか。
 写真は、ちょうど、端子の金属部分をケーブルに圧着している最中。


 写真上は、1/30の記事に載せたもので、写真下は、昨日撮影したものです。ほぼ同じアングルからの撮影。およそ、半月で作業がかなり進み、随分と様変わりしました。
 あと、1週間ほどで、ほぼすべての機材が入る予定。学校の、ややタイトなスケジュールに、いろいろと協力をしていただいています。ありがとうございます。

 先日の土曜日は、特に綺麗に整然と作業が終えられていて、安全で見学にも支障がない、ということで、翌日の日曜日に行われた「オープンキャンパス」では、放送技術科の希望で来校された方々を中心に、作業途中の現場を、実際にご覧いただきました。
 次にご覧いただけるチャンスは、3/27と3/28に予定している「オープンキャンパス」。完成後の初公開です。もちろん、見るだけでなく、使うのですけれど(笑)。


 スイッチャー周りの写真。機材の大半が組み込まれて、この一部分だけでも、かなり、それらしく本格的になってきました。
 写真のやや右側にある、スイッチャーメニューパネルの左側の空間には、番組音声を出力するスピーカーが入ります。
 

穏やかに黙々と

2010年2月15日 工事


 雨の月曜日。日中も「底冷え」の寒さです。
 何度か紹介しているサブコントロールルームの作業風景ですが、フリーアクセス床が開いたり、ケーブルがあちらこちらに沢山出ていたり、といった大きな動きは、次第に減ってきています。どちらかといえば、穏やかに黙々と進んでいく様子。
 今日も、ケーブルの先に端子(プラグ)を付ける作業が続けられています。

デリケートな処理

2010年2月14日 工事


 音声ケーブルコネクターの端末処理は、職人さんが1つずつ丁寧に半田とコテを使って取り付けています。完成後は、機材の背面になるのでラックに収納され見ることができなくなります。
 目には見えない「音」を伝えるデリケートで、重要なものであるだけに、細かい作業ですが職人さんのこだわりを感じます。

 (原稿:本校音声担当者)


 今日は日曜日。BスタジオのHD化工事作業もお休みです。
 ということで、しっかりと養生されているカバーをめくらさせていただき、サブコントロールルームで写真を数枚撮影。
 写真は、「VE(ビデオエンジニア)※」のスタッフが座る辺りの、制作卓です。まだ、サブコントロールルームで、最も高精細高画質なマスターテレビモニターなどは設置されていませんが、かなり機材が増えてきました。
 穴が空いている場所には、テレビカメラのリモートパネルが入ります。
 
 ※VE(ビデオエンジニア):テレビカメラの色や明るさの調整、放送機器全般のメンテナンスなどをする、「縁の下の力持ち」的な職種

巨大なHDSDI!

2010年2月13日 工事


 写真は、今までに何度か登場している、19インチラックの後ろ側を撮影したもの。
 数えきれないほどの紫色のケーブル「HDSDI信号線」の存在が、明らかになってきました。つまり、少なくともこの数のHDTV信号が、やりとりされることになるわけです。フルHD・フルデジタルの方式を採る、サブコントロールルームならではの光景。
 まあとにかく、しかし、丁寧な布設ですね。