‘実習風景’ カテゴリーのアーカイブ

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さて、時間が再び遡りますが
通常の授業がない8月から9月中旬にかけては、本当に多くの実習が行われていまして
今回紹介する内容も、その1つ。
本校の放送音響科の学生が、スタッフとして参加した「閃光ライオット 2012」です。
 
このイベント、9月の初めに、日比谷野外音楽堂で開催されたものでして
出場者全員が10歳代!
FMラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」を放送している TOKYO FM
そして、Sony Music au by KDDIが主催。
本学園も協賛しているイベントなのです。
 
今回、本学園は、会場内に「ラジオパーソナリティー体験ブース」を展開。
来場者の皆さんに、パーソナリティーを体験してもらう!という企画でして
放送音響科の学生が、ディレクター・ミキサーのスタッフとして参加しました。
 
(写真・原稿案:田辺裕章)

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後期授業の開始。
前回が、「ソフトウエア」的実習授業だったのに対し、こちらは、「ハードウエア」。
まさに見るからに、ハードです(笑)。
放送技術科1年の、スタジオカメラ・ワークを中心とした内容。
けれどもしかし、ただ単純に、撮影テクニックのトレーニングだけではなくて、このようなトレーニングも。
上段左の写真。
スタジオカメラの足回りは、常に同じではなく、必要に応じてそれを変更することがありまして
クレーンカメラとして使用することもあれば
写真のように、より低い位置・アングルから撮影するための「ローアングルペデスタル(ローペデ)」に
載せ替えて使用することもあるのです。
・・・ということで、今回の内容は、そのトレーニング。
 
ただ、ヤミクモに載せ替えではなくて、重量物ですし、高価な精密機器ですからね
安全第一!!の手順・手段が必要。
数人で、持ち運ぶ方向や各人の役割などを、事前に軽く打合せ。 上段右の写真です。
 
安全に! 迅速に! 丁寧に! 確実に!
これはもう、何度も繰り返して、慣れる他ないわけですね。 
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はい、今となっては、随分前になってしまいましたが
9月の終わりには、2012年度後期の授業がスタートしておりまして
学校には、再び活気が戻ってきているのでございます。
 
後期一発目の授業紹介は、「スタジオ番組制作」。
当ブログをご覧になっている卒業生の方には「スタジオ・サブワーク」という授業名で、有名でしょうね。
放送芸術科1年生の、スタジオ実習授業です。
 
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いずれは、企画立案したりスタッフ全員を仕切ったり・・・というディレクターも
まずは、フロアーディレクターとして
出演者のアテンドをしたり、スタジオフロアを仕切ったり進行させたりという仕事を。
出演者に向けて「指折り」をして、時間を伝達するのも、大事な仕事の1つでしてね
まずは、それらの基本的なスタジオ・サブワークのトレーニング。これがそれぞれの写真です。
 
現在、ディレクターとして活躍する卒業生の方にとっては、知名度が高いでしょう。
あの先生!も、「スタジオ・サブワーク」以来、今年度から授業担当の一人として復活です!

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みなさん、お解りいただけたでしょうか? 先日の、クイズ。
まず、上の左の写真が、スコップ作業完了後の地面。
右奥には、仮設のステージが見えていて、その手前には、幅1メートルで、掘られて平らにされた様子が。
右の写真、四角形の連続した枠のような物が敷かれ始めた状態。
 
そうですね、正解は、(C)の「移動撮影用レール台車のレールを敷くため、平らにしている」でした。
 
まあ、レールの上を走る電車をイメージしていただけると近いと思うのですが
車輪の下のレール。これは、ヤミクモにガムシャラに敷けば良い、ということではなくて
凹凸を無くし、傾斜が付かないようにしないといけない。
撮影した映像に、細かな振動が現れたり、映像自体が傾いたりしてしまうからですね。
そこで、砂利を取り除いて、大まかに水平をとって
レールを敷いて、さらに水平水準器を使って、さらに「平ら」にする必要があるのです。
 
そのために、木材の破片のように見える「くさび」を、レールの下に差し込んでいる
これが、下の左の写真。
ちょっと見づらいですけれど、枕木毎に、挟み込まれるように見えるのが、それです。
そして、台車を乗載しているのが、下の右の写真。
 
ほとんどの場合、専門業者の方によって、板を敷く等の手段によって平らにされますが
その苦労を知り、体感できるように、学生自らが、それに近い作業を行うのです。
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ちょっぴり、間が開いてしまいましたけれど
本学園の山中湖セミナーハウスを利用しての「野外ライブゼミ」。
本番当日の作業開始後、間もない時の様子。
スコップを持っているのは、放送技術科の学生です。
 
それでは、ここで、久しぶりのクイズ!
上下の写真、共に、いったい何のために、スコップを持って作業をしているのでしょう?
下記の四択から、お選びください。
 
A) 山中湖一周ウォーキングに次いで、腕力を強くするトレーニング
B) カメラケーブルを隠すための溝を掘っている        
C) 移動撮影用レール台車のレールを敷くため、平らにしている 
D) やはり健康が基本。富士山の麓だけあって、砂風呂の製作中 
 
正解は、後日!

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「反射」に続いては、「拡散」。
上段の左の写真をご覧いただくと見えると思いますが
反対側が多少透過して見える、白っぽい四角形の物体。
これは「ディフューザー」と呼ばれているもの。
乳白色の「梨地ビニール」が、四角い枠に張られている、照明の道具です。
前回は、太陽光を反射させて、自然に被写体に・・・という手法でしたが
今回は、太陽光を拡散してマイルドにし・・・という手法。
右の写真、ディフューザーの奥に、太陽が隠れている状態でしてね
こうして、「点」のイメージに近い光源を「面」に。
強過ぎる太陽光が、柔らかい光に、変移します。
 
下は、映像・音声ベースの様子。
左側の後ろから、映像モニターを覗き込んでいるのが、照明クリエイティブ科の学生。
テレビ照明、「すなわちテレビ写り」ですから、
テレビカメラを通して、再現される映像・照明を確認しながら
照明を作り込んでいきます。
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お伝えしているのが今なだけで、実際にロケーションが行われたのは、9月の初めですからね
ほぼ一ヶ月前の実習授業「ドラマ制作2012」の様子。
音声に続いて、照明クリエイティブ科の学生が担当する、照明について、でございます。
上段の2枚と下段左の写真。
それぞれ、板の様な物を持って、役者に向けているのがご覧になれると思いますが
これは「レフ板」と呼ばれる照明の道具の1つで、アルミホイルのような地のシートが貼られている板です。
反射鏡(反射板)という意味の、「reflector」が語源。
読んで字のごとく、反射を使って役者の方の顔に、光を返しているわけです。
 
下段の右は、「カポック」と呼ばれている、発泡スチロール板。
こちらは、レフ板に比べるて、更に柔らかな光を返すための道具。
ちょっと解りづらいですけれど
下段左以外の写真、それぞれ役者の方の顔をご覧になると 
その効果が解るでしょうか。
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はい、ということで
そのピンマイクが、具体的に、どのように役者の衣装や体に仕込まれるのか?
これを、お伝えしようと思ったのですが
実際のテレビドラマや映画で、いかに、視聴者に解らないように
そして、音がしっかりと録れるようにするか、と、日頃、音声のスタッフが苦労していますからね。
ロケーションの前日の、プロのスタッフによる「ピンマイク仕込み方講座」
この様子をご覧いただいて、想像してみてください。
 
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役者の声などを録るために、前回紹介したガンマイクと共に使用される、ピンマイク。
見えてはいけないので隠す。けれども、衣服や体などとマイクが擦れて発生するノイズは
絶対に、防がなければならない。
ですから、ここにも、いろいろなノウハウが存在するのです。
ドラマ制作で、音声を担当する、放送音響科の学生。
表情も真剣。興味津々ですね。

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何回かに分けて、お伝えしている「ドラマ制作 2012」ロケーション。
今までご覧いただいた写真にも登場していましたが、
情報番組やバラエティー番組と違って、絶対に見せてはいけない物が、マイクロフォン。
けれどもしかし、使用しなければ音は録れないわけです。
そこで、多用されるのが、上の2枚の写真に見られる「ガンマイク」。
この、指向性が狭く、狙った音を録りやすいマクロフォンを
役者の口元に近づけて、適切な方向で音を録るか、これが重要になってきます。
ですから場合によっては、写真のように、ガンマイクが取り付けられたブーム(竿)を、
数メートルも離れた位置から・・・というスタイルになります。
 
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カメラリハーサル時は、実際のドラマの現場で、音声の仕事を担当されているプロの先生が
手を貸してあげたり、持ち方(向け方)を指導。
普段は、あまり使わない筋肉が関わりますしね、コツもあるわけですから
とても大切なトレーニングというか、ノウハウが伝授されます。
 
そして、右の写真。これは何か、というと、役者の衣装や体に
隠す様に仕込んでいる、ワイヤレスマイクの受信機。
電波を適格に受信するために、役者の近くで、手に持っている様子。

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2日目の本番、各催事共に無事に終了。
お客様は、もちろん、終演と同時に帰られますが
その後から、本格的に始められるのが、撤収作業。上の上段の写真。
準備には相当な時間を必要としても、撤収はスバヤい!のは、どの仕事でも共通でしょうね。
そして、外光が注がれる久しぶりの写真は、翌日の本校校舎。
トラックで運搬された機材を、チェックをしながら機材室へ戻す、という作業。
 
そして、そして!!
リニューアル中の、本館校舎を背景に
この日の撤収作業に参加した、放送技術科の学生全員でパチリ!
(この日、参加できなかった学生さん、ごめんなさいです)
校舎でのスタンバイから含めて、通算6日間。
みんな、頑張りました!!
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「一挙に紹介!」学生活躍のサマーソニック 2012。
今回は、左上の写真から。
これはステージ上手(お客様から見て右手)の裏側からの撮影。
数百人分の座席も用意されていますが、それだけでは収まりきれず
その周囲に立ち見でご覧になるお客様方が、大勢観察されますね。
下の2段目の右。
スクリーンに送出する出演者の姿や名前などのCG画像を作成している学生です。
さらに、3段目の右。
映像製作・送出ベースで作業中の、VE(ビデオエンジニア)の学生です。

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今日の1枚目の写真。
ステージ手前からお客様を撮影した様子。
もっぱら「音・楽」を中心とした、巨大夏フェスの「サマーソニック 2012」。
東放学園専門学校・東放学園音響専門学校が担当するこちらのステージにも
大変大勢のお客様が楽しみにいらしています。
前回9月15日以前に紹介したものも併せて
学生活躍の写真を中心に、数回に分けてご覧いただきましょう。

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引き続き、「ドラマ制作 2012」ロケーションですけれど
まずは、上段左の写真。
ギターを持った、ヒロイン役出演者の左に立つのは
制作演出スタッフ「セカンドアシスタントディレクター」の学生です。
カメラや照明・音声の支障にならない限り
その合間を縫う様にして、日傘とウチワを手にして
大切な出演者の方に、気を遣う学生。
このような学生、いや、スタッフの不断の努力が
素敵な作品作りの礎(いしずえ)になるのです。
 
右の写真は、カメラリハーサルの前に
照明や音声のスタンバイをしている学生。
 
下段左の写真は、カメラと被写体の間に「カチンコ」を掲げる
「サードアシスタントディレクター」。
そして、いよいよ、撮影開始です。
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唐突ですが!(笑)当ブログの左側にあるカテゴリーで「ドラマ制作」を選択いただくと
ドラマ制作を紹介した記事だけが抽出されて表示されますので
どうぞ、ご覧ください。
本年4月より、放送芸術科2年生を中心に、制作準備がスタートした「ドラマ制作 2012」。
8月に入り、放送技術科・放送音響科・照明クリエイティブ科の学生も加わり
収録本番に向けて、更なる高密な準備を進めて・・・
いよいよ、クランクイン!
 
上段の写真。まずは、朝6時30分過ぎの、本校校舎前。
マイクロバスと機材車に、それぞれ必要な物を積み込んでいる様子です。
 
下段の写真は、ロケ場所に到着後。
ディレクターや映像・音声ベースの準備中が左の写真。
ドライリハーサル(カメラ等を使用しないリハーサル)を行っているのが、右の写真。
各役割の代表者の学生を中心に、台本を手に持ち
役者のお芝居を、細かく観察している様子です。

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