2015/9/15
ボランティア講座~2日目~
ボランティア講座2日目
この日は昨日の天気が一転して快晴!ボランティア講座日和となりました。
2日目の午前中は講演・実技『みんなで暮らしていくということ』というテーマ。
講師に『㈱D&I 代表取締役 杉本大祐 様』をお迎えしました。
ゲーム等を通して『ダイバーシティ社会』について学びました。
ダイバーシティ社会とは、個々の「違い」を尊重し受け入れ、「違い」に
価値を見つける社会のこと。「違い」というものを当たり前に受け入れることです。
今回学生に行ってもらったのは、懐かしの黒ひげ危機一髪。
4人1組で行ってもらいましたが、今回は制限がありました。
➀1人は目が見えない➁1人は利き手が使えない➂1人は声を出すことが出来ない
という制限が4人の内3人にそれぞれ与えられました。
目が見えない人は何処に何があるかわかりません。すると他のメンバーが
何も相談しないで黒ひげを目の前に持ってきてあげたり、剣を掴ませて
一緒に刺してあげたり、利き手と逆の腕一本しか使えない人が刺すときは
黒ひげを刺しやすいように押さえてあげていました。
上記のような助け合いを気を使うことなく自然に行い、各々が力を発揮できるように
する社会のことを『ダイバーシティ社会』であると学生たちはしっかりと学べたと思います。
ちなみにダイバーシティ社会を絵で表現すると
とのことです。両班とも発想力豊かです。
午後の部、初めはブラインドウォーク(目隠し歩き)です。
天気は快晴なので、新宿中央公園まで出張!
目が見えないと、普段普通に歩いている場所が全て危険な場所に変わります。
特に階段は一歩一歩しっかり踏みしめながら上っていました。
視覚からの情報がないため、聴覚の情報に頼ることがあったなど、
体験してみることにより、学生たちは色々と感じたことがあったようです。
最後に行ったのは『高齢者体験』です。
高齢者体験キットを身に付けて校舎内を回ってみました。
準備中
準備中
準備中
完成!耳の遠さまで再現する完成度の高さです(笑)
新聞を読むことに苦労することが分かりました。
高齢者の方の憩いの場となった1階ロビー。
とてもリアリティーのある体験が出来ていますね。
階段を上るのには体力を使いますね。
体験が終了した後の学生たちは息切れと汗が出てしまうくらいに
疲弊していました。そのくらい体力を使うような生活を高齢者の方は
しているんだなと学生たちは身を持って体感し学習したようです。
普段では決して体験できないことをこの2日間で行い、学生たちの
ボランティアへの関心は講座開始前とは大きく変わったと思います。
「これからの高齢化社会を自分たちが支えていかなければならない」
と学生の最後の感想にありました。その気持ちを大事にしてもらいたいですね。
学生たちには今回の経験を今後様々な場所で役立ててもらいたいです。
記念撮影
新宿中央公園の広場にあったゴジラ×都庁のサンドアート前にて
〈Numa〉