授業風景

1月20日㈫の音響技術科の『業界特別講座』をお伝えします。

今回は、ヒビノ株式会社より熊田好容氏にお越しいただきました。

熊田氏は、ラリー・カールトン & スティーヴ・ルカサーのライブレコーディングで、
日本人エンジニアとして初となるグラミー賞を受賞されています。
また、エリック・クラプトン、コールドプレイ、ビリー・ジョエルなど、
数々の有名アーティストのライブレコーディングも経験しています。
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講義では、アンビエンスマイク(お客さんの歓声や拍手、空間の音を録るマイク)の重要性や、
ライブ映像を見て、会場の大きさや特性などで音が変わることを体感しました。
そして、アンビエンスマイクで録った音は、その日、その場所、
お客さんの盛り上がりで音も変わるのだから、
これを生かさないわけがないし、これが面白い。と仰っていました。

また、アーティスト側だけの音、アンビエンスマイクだけの音、
2つを合わせた音を聴かせていただきました。
2つの音を合わせることで、臨場感や雰囲気、気持ちみたいなものが伝わってくるようで
ライブレコーディングの奥深さを感じる事ができました。
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“あきらめない”ことを30年間続けている。と仰っていました。
あきらめない、そんな覚悟を持ち初心を忘れずに仕事をしてほしい
と熱い思いが学生に伝わったのではないでしょうか。

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