2016/5/11
2年生『レコーディングスタジオ実習』
当校の音響技術科の実習授業では、PA、REC、MAの3職種全てを学んでいきます。
今回はその中から2年生の『レコーディングスタジオ実習』の様子をお届けします。
現在2年生が取り組んでいる課題曲は、マイケル・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダー、
ライオネル・リッチーなど、著名なアーティストたちが1985年に結成した
USA FOR AFRICAの楽曲『We Are The World』です。
この課題曲を
レコーディング中
レコーディング中・
レコーディング中・・
レコーディング中・・・
とても楽しそうにレコーディングを行いつつ、
何やら満面の笑みをを浮かべて隣のブースを眺めています。
一方、そのブース内では課題曲を
歌唱中・
歌唱中・・
歌唱中・・・
学生たちが素晴らしい歌声で『We Are The World』を歌っていました。
今回の実習では、課題曲『We Are The World』の歌い手がどんどん入れ替わっていくという
特徴を活かし、班員全員が歌唱に参加し、その歌声を全員がエンジニアとしてレコーディング
していくというものでした。
また、学生たちにはこの実習を通じて、エンジニア側の気持ちはもちろんのこと、
アーティスト側の気持ちも理解してもらうということも一つの目的になっています。
その後、個人で歌うパートが終わり、最後は全員で歌う大サビ!
複数人が同じブースで歌っている様はまさに『We Are The World』の
レコーディング風景そのもの!学生は一生懸命歌います。
英語の歌詞は難しいのですよね。本番に向けての最終確認です。
「We are the world, we are the children〜 」の大サビでリピートする歌詞が
ブース内に響き渡ります。
その様子をエンジニア側の学生たちはレコーディングをしていました。
こうして無事に課題曲のレコーディングと歌唱を終えた学生たちは
安堵の表情を浮かべながらも達成感を得られている様子でした。
実習中、エンジニア側とアーティスト側がお互い「こうしたい」「こうして欲しい」など
意見を交換し合っていたのがよく見られました。
相手の立場を経験して初めて気づくこともあると思います。
今回はレコーディングを例に挙げたものでしたが、学生たちには
何事も相手のことを常に考えながら行動できるような社会人になってもらいたいですね。
〈Numa〉