「大道具操作実習」テレビ美術科の実習授業、前回の続きです。前回はいつか、というと、12月30日。随分と間があいたのは、ここでの紹介が、でして、授業内容的には続いているものです。
ちょっとおさらいをしますと、最後の課題は学生自身が考えて決めるもの。まずは、企画会議で「何を作るのか」「どのようなデザインにするのか」これを検討。その後、美術セットや色々な道具の製作に入って・・・。
そして今日紹介するのは、実際の建て込み。あらかじめ考えたデザイン通りに組み上げて完成させていく、という作業です。
まず、「工房」で製作した各部材をAスタジオに運搬。その後、それらを繋ぎ合わせたり組み立てたりする作業へ。
工房ですべてを組み上げ完成させないのは、学校独自な事ではなく、実際の現場での作業工程に合わせたものでして、「運搬しやすいように各部材を小さく軽くする」「組み立てやすくバラシやすくする」ということも、考慮しておくべきことなるわけです。これが、その場で組み立てて完成させることにはない難しさ、と言えるでしょう。