手袋を使わない

2010年12月29日 テレビ美術科,実習風景

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 「大道具操作基礎」作業風景、引き続き。

 こちらは、塗料を調合している様子。塗料の容器から出した単色のまま、ではなくて、いくつかの色を配合しているのですね。それによって、自分達のイメージ通りの色合いにしていくわけです。
 手袋なんて使わない。素手そのままで、赤を足したり黒を足したりして、実際に段ボールの切れ端に塗ってみて・・・、この作業を何度も繰り返していました。
 塗色は、塗られる面積でも違う印象になりますし、材料に染み込んだり乾いたりすると、また違う色合いになるのですよね。難しい作業です。
 
 そして、それに混ぜているのが、2枚目の写真の、白色の、やや粘着質のもの。これは、家の外壁にも使われる塗材。吹き付け塗装(表面を凹凸にする)の下地材の一種ですね。塗装面に厚みを持たせるための調合なのでしょうか。仕上がりが楽しみです。
 
 3枚目。垂木を切断している学生です。前回紹介したものとは、違う工具を使用。私、高校時代には「まるノコ」と習った記憶があるのですけれど、正式には「卓上切断機」というのだそうです。さすがに粉塵が沢山飛散というか飛びかかってくるので、マスク着用です。
 何年も、何百回も使っている工具ではない筈ですからね。ちょっとした恐怖心のようなものはあると推測されますけれど、使いこなしている姿、カッコ良いです。
 
[写真(3枚目):m-shiina]