あえてまとめたり、分けたり
2011年1月23日 実習風景,照明クリエイティブ科
前回よりお伝えしている、「ドラマの照明」実習は、照明クリエイティブ科1年生の「テレビ照明実習1」という授業です。
たとえば、明るくしたり暗くしたり、というような各場面毎の各灯体の調光操作は、サブコントロールルームにある「照明調光卓」で。レバーが沢山並んでいて、この操作で明るさが変わるという仕組みです。
それで、「それぞれのレバーに、どこの灯体の操作をさせるか」を割り当てる作業が「パッチ」。右手でテンキーのような物を操作している学生が見えますが、この学生が、2枚目の写真右上のディスプレイを見ながら、パッチの作業をしているわけです。
家の電灯スイッチがそうであるように、1つで家中のすべてが明るくなるわけでもないですし、たとえば昼間の屋内、場所によって明るさも変わりますしね。ですから、この割当作業も、互いに離れた場所にある灯体を、1本のレバーにまとめたり、あるいは、近くにある灯体同士でも、あえて1つずつ分けたり、と、いろいろとノウハウが伴う作業です。
その作業が終わると、3枚目の写真。どのフェーダーにその灯体を割り付けたのか、を書き込んでいるところ。たとえば「玄関」「ベランダ」や「壁当て」というふうに。