それぞれのデザイン

2010年12月4日 実習風景,放送芸術科

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 さて再び、放送芸術科1年の「スタジオ番組制作」。
 クラスを1/4ずつに分けての制作していますので、学科全体で16番組。今回は、そのグループごとの美術セットをいくつか紹介。
 美術セット、基本的な配置は決まっているのですが、出演者の背景などは、その班の美術を担当する学生が、デザインし場合によっては造作し、設置していきます。

 1枚目の写真。出演者のテーブルの背後にパネルを立てて、そこに映画のフイルムを模したボードを貼っているところ。番組のテーマは映画の紹介なので、それに合わせたデザインにしているわけです。
 
 2枚目の写真、このグループはパネルではなく「トラス」という骨格構造のセットを配置。それに、映画に関わるデコレーションを施していく作業。映写機にかけるフイルムリールと、「カチンコ」をモチーフにしたものが付けられていますね。
 
 3枚目の写真は、カメラの背後から。一見似ていますが、上とは違うグループです。特に背景に頻繁に写る「物」の配置は、カメラを通しての映像を見ながら決めていくことが大事。第一義的には、テレビ写りや芝居のために配置していく必要があるからです。美術の学生やカメラマンが見ながら、位置などの指示をしていきます。
 
 4枚目の写真。これは、トラスを利用して、デザインしたボードを貼付けている様子。ちょうど、サインボードの位置を決めている最中ですが、それを貼るベースのボード、小さな星形の模様が入っていますが、これは、その形に切り抜いたものが沢山貼られているのです。手が込んでいますね。凄いと思います。