「提供バック」

2010年12月5日 実習風景,放送芸術科

IMG_9029sIMG_9791sIMG_9092sIMG_9649sIMG_9023s
 引き続き「スタジオ番組制作」ですが、学生によるデザインは、番組のセットだけではなくて、「提供バック」の商品のレイアウトも及びます。
 実はこの番組課題、ある企業がスポンサーになっている、という設定。企業名は書かずとも、一目瞭然ですね。もちろん学校とその企業は提供関係にはありませんが、まあ、課題上の1つの設定、というわけです。
 「提供バック」とは、スポンサー会社およびブランドを紹介するコメントとスーパーインポーズ(画面内の合成文字)の背景の絵のこと。商品をディスプレイして、それも一緒に見てもらおうというもの。学生は、そのディスプレイをデザインしてレイアウトする、ということが、課題に含まれているのです。
 
 そこで1枚目の写真。出演者背景の美術セットと同様、これもやはり重んじられるのは「カメラ写り」。撮影しているカメラの映像を見ながら、細かく丁寧にディスプレイを決めていきます。
 
 2枚目の写真、これはあるグループの完成ディスプレイ。クリスマスが近い、ということで、全体的にクリスマステイストですね。商品に含まれている「赤」と似合っています。
 
 3枚目の写真。もちろん、これらのデザインは、学生が「1」から考えています。いろいろなアイデアがあるのですが、このグループは、クッキーと、それを作るための道具の配置がポイント。しかもこのクッキー、学生の手作りでしてね、終わった後味見させていただきましたけれど、美味しかったです。買うのではなくて作る、この意気込みは凄い!
 
 4枚目、やはり脇にあるテレビモニターの映像を見ながら、学生がディスプレイをしている最中の写真。このグループは、番組内容である「映画」とコーヒーをワンパッケージ。なかなか斬新ですね。ちなみに私は、家でコーヒー飲みながら映画鑑賞、よくやります(笑)。
 
 5枚目の写真。これはまた別のグループのディスプレイ。こちらは「秋」がテーマ。紅葉した楓とリンゴと栗と柿。コーヒーミルもありますね。溢れているコーヒー豆、もちろん本物です。
 本当は16グループすべてのディスプレイを紹介したいところなのですが・・・。どれもそれぞれ良く作られていました。