「ドラマ制作」ロケーション3
2010年8月30日 実習風景
「ドラマ制作」のロケーション3日目の模様。
集合時間前の、静かなひととき。
学生の活躍ぶりや表情を、デジカメで記録している、ティーチングアシスタントの女性職員。
けれど、この写真の時、木に登っている学生を撮っているわけではない。
撮影用のレールドリーのレールのスタンバイ中。
これをやると、「平らな所って少ないな」と感じる。
下に敷かれている木片は、「水平」ととるための、専用の道具。
その、レールドリーでの撮影中。
出演者に合わせたカメラワーク、カメラワークに合わせた台車の操作は、難しい。
「動いている」ということを、過度に意識させないように。
カメラに付けられた液晶テレビモニターを見つめる、ドラマのベテランである島﨑と、チーフアシスタントディレクターを担当する学生。
立場や経験の違いほど、真剣に見入る姿は、変わらない。
「撮る」スタッフがいれば、さらに、それを撮るスタッフもいる。
記録用の動画撮影をしている、ドキュメント担当の学生が右に。
どちらも「観てもらう」ための撮影。
炎天下の中、出演者やスタッフに冷たい飲み物を用意する、制作担当の学生。
見ている方向には、数多くのスタッフがいる。
果たして、その何を見て、その何を感じているのだろうか。
その飲み物を補給したり、虫除けスプレーを用意している、制作担当の学生。
大半の学生スタッフに、背を向けているのが象徴的。
まさに、ひたむきな努力、である。
渡した飲み物を、飲み終えるのを待っている学生。
空のコップを受取るため。
渡す事と受取る事は、セットで行われる。
やはり、制作担当の学生達。
ぶら下げている名札は、本人の名前ではなく、出演者の名前。ドライリハーサルや動きのテストを行う時の、出演者代役の学生。
撮影をスムーズに進行させるための、大事な役割である。
撮影の合間を狙って、すかさず、出演者に日よけのパラソルを出す、制作担当。
「ひとつのものを作る」ためには、欠かせないスタッフ達。こういう人達に支えられて、良い作品が作られる。
そう自覚すると、その誰もが、脚光を浴びる。