さて、ドライリハーサルが終わると、次はサブコントロールルームで「技打ち」。技術打合せです。
まずは、スタッフ各々の自己紹介から。左上の写真です。
本来であれば、この段階で、どのカットをスタジオ内の4台から5台前後のどのカメラが担当するか、を決める作業、つまり、カメラ番号を入れていく事をするわけですけれど、そこは学校の授業ですからね。勉強のために、ディレクターの学生が、カメラ番号をあらかじめ決めています。
ですからここでは、実際のドライリハーサルで出演者の動きなどを確認し、必要に応じて番号を修正したり、サイズやアングルなどのカメラワークを修正したりします。
そして次は、本番に向けたカメラリハーサルを開始。
各スタッフも出演者も、リハーサルを何度か繰り返して、完成度を上げていくわけです。
その合間にも、やはり、フロアーディレクターを担当する学生が、すぐに出演者に歩み寄って、ディレクターからのお願いなどを伝達。
ディレクターの意図を理解したフロアーディレクターの適格な指示が、スムーズな進行に寄与します。左上の写真。
美術セットの壁の上からマイクロフォンを向けているのも、放送芸術科の学生。
現場に出てからはほとんどしない役割を負う。大切な経験ですよね。
そしていよいよ、本番開始。
演技などに合わせて、カメラを切り替える役割も負うTD(テクニカルディレクター)はやはり、この実習授業では特に一段と大切な役割ですからね、ここはしっかり、島﨑顧問や職員が担当するのです。
右下以降の3枚は、本番中の芝居の様子。登場人物は3名。女性2人に男性1一人。
さあ、果たしてこの人間関係や、それがもたらす結末はいかに!
ストーリーは、ご想像にお任せしましょうか(笑)。