「気持ち」が吹き込まれる

2012年1月8日 実習風景,放送芸術科

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 年末には、最終回の平均視聴率が40.0パーセントを記録したテレビドラマがありましたね。
 そして、その前の40パーセント越えのドラマは、2000年に放送された「Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜」。最終回の視聴率は41.3パーセント、全放送回の平均も32.3パーセント。近年では、歴史に残る大ヒット作品だったわけです。
 
 その「Beautiful Life」以外も「GOOD LUCK!!」「オレンジデイズ」などの、数々のヒット作のTD(テクニカルディレクター)を担当した、本校の島﨑顧問が指導にあたっている授業の1つが、「スタジオ番組制作〜ドラマ〜」です。
 
 1枚目と2枚目の写真は、「本読み」についての講義中のもの。
 現場の実際では、出演者に台本が渡され、既に何度も読み込まれている状態ですが、他の出演者との読み合わせをして、出演者それぞれの思い入れやディレクターの演出が更に加えられ、台詞がさらに吟味されていく、というような過程。「本読み」という名前の印象以上に、大変奥が深いのです。 
 
 3枚目の写真は、実際の現場では、ドライリハーサルと融合して行われる事が多い「立ち稽古」説明の様子。
 台詞に加えて「演技」が吟味され演出されていく、ディレクターの気持ちや意図が吹き込まれる過程の1つです。