後で困らないための数々
2012年2月17日 実習風景,照明クリエイティブ科
さて、照明バトンへの吊り込み作業が終わると、すぐに、灯体の点灯チェックと「仮シュート」の作業へ。1枚目と2枚目の写真です。
点灯チェックでは、差し込まれたコンセントや回路に、間違いがないかどうか、正常動作するかどうか・・・などの確認の他、後の作業で、下から「介錯棒(さお)」などで灯体の向きを変える調整を行うのですが、ある程度の硬さで、向きなどが変えられるようなネジの締め付けになっているかどうか、・・・。
また、一般照明は、集光(拡散)の度合い(狭範囲か広範囲か)を調整できる機構を持っているのですが、その、光の広がり具合を整えたり、灯体の向きを、おおよその向きに整えたり・・・などなど。
これらを、使用する全ての灯体に対して、行っていきます。
役割分担の同時並行で、床に直接置いたり、スタンドに載せたりする灯体用の、電源確保の作業も。
ステージの脇には、フロアーコンセント(フロアーポケット)が、何カ所か設備されているので、そこに専用の電源ケーブルを差していくわけです。
ただし、家のコンセントとは違って、照明調光卓による制御が絡んでいるので、やはりこれも、あらかじめ決めていた「仕込み図」通りに。3枚目の写真です。
そして4枚目の写真。
特に、床に置く灯体の電源ケーブルは、途中で抜き差しする必要があるので、回路側(調光卓側)と灯体側の関係性を示す番号などを記入。
これを一致させておかないと、消えていて欲しい灯体が、コウコウと灯ってしまったり、色が変わってしまったり、と、アベコベになってしまうのですよね。