出演者との打合せや、それに続く技術打合せなどが終わると、カメラリハーサルのスタンバイ。
この番組制作の実習、使用するカメラは3台なのですが、実は、そのうちの2台のカメラマンは、放送芸術科の学生なのです。
昨年の12月9日に紹介した「放送芸術科の学生 カメラを学ぶ」。あの内容は、このためでもあったわけです。
しかも、カメラ2台それぞれの分担は、「間に合い(非常に短い時間で次の画を決めること)」あり、大きな移動があり、ということでして、決して「ただ、パン棒を持っていれば良い」というカメラワークではありません。正しい位置に入り、適切なアングルを決めて、フォーカスをとって・・・と、かなりデリケート。
言うまでもなく、本気モードで取り組まないと、失敗してしまうのです。
ディレクター・タイムキーパーや、作家・マネージャーへと将来進んでいく学生達ですから、卒業すれば、スタジオカメラを担当することは、ほとんどない。ほとんどないからこそ、学校の「授業の場」での経験は、大変重要ですよね。
写真をご覧いただければ解ると思いますが、非常に真剣に、取り組んでいます。