前回の1枚目の写真でも、小さく見えていましたけれど、今回の「造形」の元になるのは、写真1枚目の円柱状の発泡スチロール。
直径30センチ程度、高さ60センチ程度のこの物体の大きさを生かして、これから造形していきます。
発泡スチロールというと、軽くて柔らかくて加工しやすいイメージがありますけれど、「だからこそ」の難しさがあるのですよね。
前回お伝えしたように、簡単な図面メモ的なものを起こした後は、実際の材料に寸法を入れていきます。2枚目の写真。
上で「大きさを生かして」と書いたように、ビール瓶でもペットボトルでも、実寸大の物を造形していくわけではなくて、ほとんどの場合、大きい物を造作していくことに。
故に、それぞれの大きさや形、カーブの度合いなどは、乗数計算が必要になるので、実物の大きさを測りながら計算しながらの造作となるのです。
もちろん授業ですから、担当職員も、個別にアドバイスをしたり手伝ったりしながらの作業。
これが3枚目の写真。
主に、合理的な方策を吸収し、学んでいくのです。