1枚目の写真。手を上げたり、かざしたりしている人が見えると思いますけれど、踊りの練習をしているわけではありません(笑)。そして、放課後のサークル活動を撮影したわけでもなくて、ですね、もちろん、授業中の光景。
実は、放送芸術科1年生「スタジオ番組制作」の様子でございます。
2枚目の写真をご覧いただくと、お解りになると思いますが、「映像・音声ケーブルの巻き方」の練習中を撮影したもの。しかも、常に同方向巻かれる、たとえば掃除機の巻き取り方とは違って、「八の字巻き」という巻き方の練習中なのです。
八の字巻きの詳細は割愛させていただきますが、ケーブルの座屈や、過度な撚れを防ぐための、業界標準とも言える巻き方の1つ。ですから、業界での仕事に従事する人にとっては、欠かせない巻き方であり、その方法でもあるわけです。つまり、この巻き方が正しく出来ないと、話にならない、と言っても過言ではありません。
将来、ディレクターやマネージャー、構成作家やタイムキーパーになる学生が集まる「放送芸術科」であっても、それは同じ。八の字巻き、非常に重要なのです。