2014年3月 のアーカイブ

2014030403
そして、プリップの製作が終わった後は、講師の先生による評価会。アドバイスの時間です。
1人ずつ、フリップデザインのデータを、PCでプロジェクターで・・・という方法。
たとえば、電車の中吊り広告や雑誌の中の広告ページなどの大きな違いは、観られる時間ですよね。
1枚のデザインを、じっくり時間をかけて観察するのとは違って、テレビのフリップは、短時間。
短時間で、必要な情報を伝えるには、とにかく見やすく読みやすく
とにかく、解りやすいデザインにする必要があるわけです。
  
そのための、配色や文字などの位置、使用するフォントや装飾など
細かく丁寧はアドバイスをいただいていました。
 
写真を多用した、簡潔なデザインや、配色を強調した、インパクトのあるデザイン
そして、見えるイラストや図のすべてを自分で描いた、手が込んだデザインなど・・・。
学生の表現方法や威力の発揮具合は、いろいろ。
今後の更なるスキルアップを、十分に予感できる作品でした。

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プリントアウトしたものを、貼付するボードには、あらかじめシール状の糊が付いているので
そのシールを半分ずつ剥がしながら、空気が入り凸状にならないように、丁寧に貼付けていきます。
何か、斜めになったりして失敗しそうな感じですけれど
当然の事ながら、講師の先生は、あっという間のスムーズな作業。
それを、学生が熱心に観察して、見よう見まねでチャレンジ!
 
そして、完成したフリップが、こちら。下の写真。
2月26日に紹介した完成形とは、また、違う学生の作品。
ご覧になって、いかがでしょう??
こちらのフリップも、完成度が高くて、本物っぽいというか
実際に同じ物を、テレビで見た事あるような気がするほど、洗練されていると思いませんか?
言わずもがな、配置や配色などのデザインは、すべて学生自身で考えたもの。
手の込んだ絵画を描くわけではないですけれど
1からデザインを考えるというのは、そう簡単にはいかないものでしょうね〜。

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今回の実習授業の課題「フリップ製作」。
完成が見えてきた頃になると、担当の講師の先生方が学生に、アドバイス。
たとえば「背景の配色と、その上の文字情報との色使い」
そして「見やすい、見せやすいフォント」などなどなど・・・。
 
先生方は、現場で実際に番組で用いられるフリップなどの製作や
番組に関わる美術デザイン全般を担当されているベテラン!
熱心に製作に打ち込んでいる学生に対して、客観的な適格なアドバイスが
プロのスタッフから、直接解りやすく受けられ、完成度が高まるのですね。
 
PC上での作業が終わりに近づくと、次のステップ。
カラープリンターからの出力、そして、台紙となるボードへの貼付。
下の写真は、その説明と実演の様子です。

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