‘照明クリエイティブ科’ カテゴリーのアーカイブ

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ということで、前回は、前置きだけで終わってしまった感アリでしたけれど(笑)
灯体や灯具、そして脚立の使い方などから始まった
照明クリエイティブ科1年生の「テレビ照明実習」。
回数を重ねてステップアップが進み、基本的な照明の当て方の説明。
ただ、基本的と言っても、決してそれだけに留まる事あらず
作業の安全確保と効率化などの、コツというかノウハウも、併せて伝授されるのです。
伝授するのは、テレビ照明のベテランである、講師の先生。
 
前回の写真をご覧いただくと解ると思うのですが
ただ、口だけで指示だけで・・・ではなくて、様々な作業を共にして
学生と共に実践に次ぐ実践方式の授業なのです。
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常に恩恵を預かっている割りには、比較的気になるというか気にすることのない、光。
これは、人の眼が、自動的にかつ自然に、様々な補正を行っているからこそ!
と言っても、過言ではありませんよね。
だから、意識的に「光りを感じにいく」という事をしなければ
光が持つ力、その放ちによってもたらされる「見える」という結果は、あまり感じられないのです。
 
しかし、テレビで見られるものに関しては、それとは大きく違う。
暗ければ暗いまま。アンバランスはアンバランスなまま。
つまり、光を敏感に感じることになるわけです。
なぜならばそれは、テレビカメラの性能や受像機の性能が
人の視覚ほど優れていないから、ということに起因します。
 
11月20日の紹介に続いて照明クリエイティブ科1年生の授業「テレビ照明実習」です。
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続いて、スタジオフロアーの上、サブコントロールルームの様子。
照明クリエイティブ科1年生「テレビ照明実習」です。
サブコントロールルームには、照明調光卓が。
沢山の灯体(ライト)を、個別に、あるいはグループ化して、調光操作などを行うための機器。
上の写真2枚は、それらの操作のために、まずは、機器の設定をしている様子。
 
そして、下の写真は、その設定が終わった後の「点灯チェック」の最中の様子。
設定が間違っていないか、ということはもちろん
電球内にある、フィラメントの破断(球切れ)が発生していないかどうかをチェックするためです。
言わずもがな、何事にも確認が大切。
こうした細かな作業の先に、素敵な完成と達成があるのですしね。
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写真は、照明クリエイティブ科1年生の「テレビ照明実習」。
テレビスタジオで、照明を仕込んでいる様子を、バルコニーから俯瞰アングルで。
安全を確保するため、ヘルメットを被っての作業ですし、灯体(ライト)は黒色ですしね
完成後の「華やかな光の世界」を容易に想像させない光景ですけれど
このような不断の努力が、間違いなく、その華やかさを達成させる事に繋がるわけです。

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学生のうちに、勉強するべき事というのは沢山あるのですが
いわゆる「場数をこなす」という事は必須でしてね
一見単純に見える作業であっても、そこには、数えきれないほどのノウハウが伴いますからね
その「数」で、ノウハウの一つ一つを、着実に体得していくわけです。
 
快活に作業に勤しむ学生ですが、ヘルメットの他のもう1つの特徴が、服装の黒色。
着替えの服というか、作業用の服を持ち込んで、授業に望んでいるのですが
それは、灯体が黒色である事(一部を除く)と、同じ道理。
つまりは、目立たぬように・・・、ということなのです。
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そして、この日の、学校の一部分を出版社に見立ててのロケーションですが
実は、校舎館内に、スタジオ・サブコントロールルームからの映像や音声の回線が用意されていて
10月29日に紹介したような、仮設の映像・音声ベースを設けない方法でのロケなのです。
 
4枚とも、本番中に中に撮影した写真。
特に、下の2枚の写真。放送音響科の学生が、ミキシングコンソール(ミキサー)でミキシングの様子。
左の真剣な表情をご覧いただくと右の写真、実際には見えていない筈の
にじみ出る汗や震える指が、まるでオーパーラップされるように・・・。
一発勝負の責任感が、伝わってきますよね。
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各学科の学生による合同実習授業「ドラマ制作 2012」。
今回紹介するのは、「出版社」のロケーション。
・・・と言ってもですね、校内のある場所を、出版社に化身してのロケでしてね
放送芸術科の学生が中心になって思考を凝らして、学校らしさから変装させたわけです。
 
上の左右の写真は、「ドライリハーサル」と言って、カメラなどを使用せず
出演者の芝居を確認する作業。
特に右の写真。各々が台本を持ち、芝居に合わせるように、一緒に移動している様子ですが
この光景は、実際のプロの現場でも、頻繁に見られるものです。
 
ドライリハーサルが終って、技術打合せ。下の写真。
撮影の手順や進行、カット割りなどのカメラワークを確認していきます。
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雨上がりの復旧作業も順調に終えて
カメラリハーサルを兼ねた、総合的なトレーニングを再開。
以前にもお伝えしたように、照明クリエイティブ科の学生が、照明スタッフも出演者も担当。
ヘルメットを被ったり、雨に濡れたりしながらスタンバイを進めてきた学生が
今度は、ダンスをしながら・・・、これが左上の写真です。
 
そして、右上と下の2枚の写真が、照明をオペレートしている、調光卓付近の様子。
合宿先・実習場所の「東放学園 山中湖セミナーハウス」は
もちろん、この授業用に設計されたものではないですけれど
大きな窓を持つダイニングがあって、環境としては快適ですね。
前に見えるステージを見ながら、照明プランを確認しながらの、リハーサルが続きます。
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「前回お伝えしてからかなり時間が・・・」と書く事が多い、当ブログですが
これは、紹介したいと思うことが山ほど!の象徴でして
まあそういうことで、ご了承いただければと思っているしだいでございます。
さて、前回お伝えしてからかなり時間が経ちましたけれど(苦笑)
10月9日に続く、照明クリエイティブ科と放送技術科2年生による「野外ライブゼミ」です。
 
前回の写真では、5分も当たれば陽に焼けるくらいの晴天でしたが
午後に入ってからは、典型的な山の天候らしく、急速に変移。
いきなり大粒の雨が沢山落ちてきて・・・。
左上の写真は、湿気・水分に弱い灯体(ライト)にカバーを掛けているところ。
一刻を争うような状況で、学生総出で、カバーカバーです。
 
そして、雨雲が通り過ぎ、何とか事なきを得た、ホッとしたヒトコマ。右上の写真。
カバーをする時にズレた、各灯体の向きを細かく補正。下の2枚の写真です。
作業が、「自然」に左右されるこのような環境もまた、大切な経験になりますよね。
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ちょっぴり、間が開いてしまいましたけれど
本学園の山中湖セミナーハウスを利用しての「野外ライブゼミ」。
本番当日の作業開始後、間もない時の様子。
スコップを持っているのは、放送技術科の学生です。
 
それでは、ここで、久しぶりのクイズ!
上下の写真、共に、いったい何のために、スコップを持って作業をしているのでしょう?
下記の四択から、お選びください。
 
A) 山中湖一周ウォーキングに次いで、腕力を強くするトレーニング
B) カメラケーブルを隠すための溝を掘っている        
C) 移動撮影用レール台車のレールを敷くため、平らにしている 
D) やはり健康が基本。富士山の麓だけあって、砂風呂の製作中 
 
正解は、後日!

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「反射」に続いては、「拡散」。
上段の左の写真をご覧いただくと見えると思いますが
反対側が多少透過して見える、白っぽい四角形の物体。
これは「ディフューザー」と呼ばれているもの。
乳白色の「梨地ビニール」が、四角い枠に張られている、照明の道具です。
前回は、太陽光を反射させて、自然に被写体に・・・という手法でしたが
今回は、太陽光を拡散してマイルドにし・・・という手法。
右の写真、ディフューザーの奥に、太陽が隠れている状態でしてね
こうして、「点」のイメージに近い光源を「面」に。
強過ぎる太陽光が、柔らかい光に、変移します。
 
下は、映像・音声ベースの様子。
左側の後ろから、映像モニターを覗き込んでいるのが、照明クリエイティブ科の学生。
テレビ照明、「すなわちテレビ写り」ですから、
テレビカメラを通して、再現される映像・照明を確認しながら
照明を作り込んでいきます。
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お伝えしているのが今なだけで、実際にロケーションが行われたのは、9月の初めですからね
ほぼ一ヶ月前の実習授業「ドラマ制作2012」の様子。
音声に続いて、照明クリエイティブ科の学生が担当する、照明について、でございます。
上段の2枚と下段左の写真。
それぞれ、板の様な物を持って、役者に向けているのがご覧になれると思いますが
これは「レフ板」と呼ばれる照明の道具の1つで、アルミホイルのような地のシートが貼られている板です。
反射鏡(反射板)という意味の、「reflector」が語源。
読んで字のごとく、反射を使って役者の方の顔に、光を返しているわけです。
 
下段の右は、「カポック」と呼ばれている、発泡スチロール板。
こちらは、レフ板に比べるて、更に柔らかな光を返すための道具。
ちょっと解りづらいですけれど
下段左以外の写真、それぞれ役者の方の顔をご覧になると 
その効果が解るでしょうか。
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今回の上の写真。
9月5日に紹介した、「推察しながら仕込む」では
ステージの前側、お客様側に置いて使用していた照明調光卓。
スタンバイを終えて、お客様が入ると邪魔になりますからね
ステージの上手に置いて、そこから、ステージを見ながらのオペレートです。
下の写真。ハンディカメラを担当している学生を撮影すると
大抵は、写真のような、つまり、同じようなアングルになって・・・(笑)。
2日間に渡って、10を超えるそれぞれの演目というかイベントに
お客様も、入れ替わり立ち代わり。
学生スタッフも、シフト制の交代で、従事します。
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「一挙に紹介!」学生活躍のサマーソニック 2012。
今回は、左上の写真から。
これはステージ上手(お客様から見て右手)の裏側からの撮影。
数百人分の座席も用意されていますが、それだけでは収まりきれず
その周囲に立ち見でご覧になるお客様方が、大勢観察されますね。
下の2段目の右。
スクリーンに送出する出演者の姿や名前などのCG画像を作成している学生です。
さらに、3段目の右。
映像製作・送出ベースで作業中の、VE(ビデオエンジニア)の学生です。

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今日の1枚目の写真。
ステージ手前からお客様を撮影した様子。
もっぱら「音・楽」を中心とした、巨大夏フェスの「サマーソニック 2012」。
東放学園専門学校・東放学園音響専門学校が担当するこちらのステージにも
大変大勢のお客様が楽しみにいらしています。
前回9月15日以前に紹介したものも併せて
学生活躍の写真を中心に、数回に分けてご覧いただきましょう。

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