‘照明クリエイティブ科’ カテゴリーのアーカイブ

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 そして、山中湖一周をウォーキングした後には、バーベキュー。
 この「野外ライブゼミ」は、照明クリエイティブ科との合同実習。放送技術科より、1泊分先に現地に入ってスタンバイに勤しんでいた照明クリエイティブ科と、もちろんバーベキューも合同。
 美味しそうですし、楽しそう。日中、ずっと作業を続けたり、長距離を歩いたりした分けですからね、一層、美味しく感じるでしょうね。
 ビールが呑みたくなる、美味しく感じる環境ですけれど、授業中ですし未成年の学生もいますからね、もちろんノンアルコールですよ(笑)。 

 夕陽が山の奥へと隠れ始めると、雄大な姿を現す富士山。
 写真だとその優美さというか迫力があまり表現できませんけれど、実際には、登山道を記す光が見えるほど、くっきりと鮮やかに見られるのです。

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 さて、投稿が少し空いてしまいましたけれど、「サマーソニック 2012」東放学園専門学校と東放学園音響専門学校による、製作協力。
 お客様が入っての開催日前日の、スタンバイの様子を何回かに分けてご紹介しています。
 今年の映像関連のスタンバイは、とても順調とにかく順調! お昼を過ぎて、ほとんどの作業が終了。勤しむ学生が優秀である!これは言うまでもないですけれど、機材もシェイプアップのエコ仕様。
 1枚目の写真。機器同士を結ぶケーブルが見えますけれど、今年はかなり少なめなのです。
 
 エコでもシェイプアップでも、絶対的に時間を必要とするのが、この作業。2枚目の写真です。
 8月16日に紹介した写真にもありましたけれど、MacBook Proに、まさに「立ち向かっている」学生2人。タオルを首に巻いて、誰の手を借りる事なく、自動的必然的に真剣に作業を進行。
 素直に、素敵な姿だと思います。
 
 3枚目の写真。ここが、ステージに向かう客席背後に置かれるカメラ3式のスペース。
 1枚目の写真の「キャリングベース(仮設映像サブ)」は、3枚目の写真正面に見えるステージの裏に設置されているわけです。

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 はい、そして、照明のスタンバイも様子もご覧いただきましょう。
 1枚目の写真、向かって左奥が、ステージ。
 音響を担当する東放学園音響専門学校の学生がヘルメットを被っての作業中。その手前で、機材に向かっているのが、本校の照明クリエイティブ科の学生達。
 実は、照明は、イベント照明の技術・企画制作などを日頃手がけている会社とのコラボレーションでして、機材の搬入やスタンバイがその会社の方々が担当し、本校の学生が実際の照明デザインプランやオペレーションなどを担当。
 
 2枚目の写真は、ちょうど、その会社のプロのスタッフの方から、照明操作卓の使い方や、ライトのオペレートなどのレクチャーを受けている様子でしてね、優しく丁寧に、詳しく教えていただきました。ありがとうございます!
 
 そして、学生にバトンタッチ。早速、自分達でいろいろと操作しながら、使い方を勉強している様子。3枚目の写真です。
 サスガ!2年生。すぐに取扱いを覚えて、使いこなしている様子。うーん、優秀ですよね。
 

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 引き続き、ロケーションハンティングの様子。同じ公園内の別の場所へ移動しています。
「公園」をイメージすると、ほとんどの場合、植栽や木々、土に遊具というふうな、共通のイメージを持つわけで、つまりは大小はあっても、大抵それらの環境は整っている。すると、どこの公園でも、あるいは公園のどこでも撮影するなら一緒、と考えがちですけれど、たとえば、木々や植栽の密度、陽の当たり具合や周囲の細かなシチュエーションによって、少なくとも、芝居の仕方や映像の構図などは変わってくるのです。つまり、ドラマの様々な表現を左右するわけです。
 逆を言えば、実際に放送されているドラマの、その中の公園でのシーンは、そのような吟味の結果によるものなのですよね。
 
 実際のロケーションハンティングまでの間で、もう一度大掛かりなロケハンがありますから、今回は、「この撮影場所であれば、出演者はここに立って・・・この向きに座って」「カメラはこの辺りからかな・・・」「照明はこの器具を使って・・・」というふうに、大まかな雰囲気を掴む作業。
 これが細かな材料になって、台本やカット割りが吟味され、イメージが音を立てるように具現化されていくのです。

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 今日の1枚目の写真は、いきなりバスの車中から。しかも、路線バス。
 中には、もちろん学生が乗車しています。
 大勢で観光バスに乗車というのは、在学中に何回かあるとは思いますけれど、大勢で路線バスというのは、結構レアでしょうか(笑)。
 一見、課外授業ふうですが、ただの課外授業ではなくて、4月から準備を進めている「ドラマ制作2012」のロケーションハンティングの模様です。
 
 今回のロケーション予定地は、学校から路線バスで移動できる範囲にある、都内の某有名な公園。
 到着した時の様子が2枚目の写真。今回は、学生のサポート役として、4名の担当職員・講師が同行です。
 
 早速、ロケーションハンティング(ロケハン)開始。およそ50年前に整備が始まった広い公園。その中の撮影場所として想定される所を1つずつ観察。台本と照らし合わせながらの、確認作業です。

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 さて、続いては、その現場での照明スタンバイの様子。
 天井から吊り下げられている照明バトンに、沢山のライトを仕込んで照明を作り上げるテレビスタジオと大きく違って、こちらは、普通の教室ですからね。天井も高さも普通ですし、蛍光灯があるだけ。ですから、ライトも映像や音声の機材と同様に持ち込んで、照明の環境を「1」から作り上げていきます。
 
 1枚目2枚目共に、照明クリエイティブ科の学生が操作しているのは、「パルサーキット」というスタンドライト。
 これは、放送業界では、「超!有名」な機材でしてね、中継先や簡単なロケーションでは必需品です。
 
 数多くのライトを使って照明を作り上げるのも簡単ではないですけれど、数少ないライトでの作業も、それらとはまた違った難しさがあるのです。

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 プロット(あらすじ)から台本に起こしたり、ロケーション先の候補を考えたり、シナリオハンティングをしたり・・・と、着々と準備を進めている「ドラマ制作2012」。
 前期の授業期間中は、主に放送芸術科を中心に取り組んで来た実習授業も、今回お伝えする会合を境に、定常的な授業が終わったこれからは、参加するすべての学科に、収録に向けた準備が波及していくわけです。
 
 ということで、この日のドラマ制作は、関わる全学科が集まっての、全体会議。
 これからの具体的な準備やロケーションに向けた説明などが、本学園の倉谷顧問などから。1枚目の写真です。
 次いで、この時点での台本が全員に配られ、それをまずは簡単に目を通す作業。これが2枚目の写真です。
 「ゼロ」の状態からイメージが形作られ、少しずつ具現化されていく。特に台本はその象徴ですからね。
 手にすると、ググッと気が引き締まる、そういう想いになりますよね。

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 情報番組をテーマとする、第二シリーズに入っている「番組制作演習」の様子。
 テレビスタジオの一角に、照明クリエイティブ科の学生と職員が集まって、いろいろな器具を使って作業をしている、写真1枚目。
 これは、不用な光(照明)を当てず、必要な光だけを当てようとする作業。
 
 そして、当てている対象は、これ。2枚目の写真。
 ブルーな世界で、何だか解りませんけれど、3枚目の写真を見ると・・・
 そう、リンゴなのです。 
 これは、照明クリエイティブ科を紹介する番組内容中の、照明や光の奥深さを説明する材料。
 
「何色に見えるのか」は「光源に含まれる何色の成分を反射させるか」によるものでしてね、写真のように青い世界の場合、その光源には赤色は含まれない、だから、赤色のリンゴが黒色にしか見えない、という説明。
 2枚目の写真も「うっすら」と赤色を感じるかも知れませんが、測定器で計測すると、赤色の成分はゼロ!
 リンゴの形と3枚目の写真の情報により、人の眼(脳)が、赤色をトレースしているのです。
 
 勉強になり、そして一層、さらに勉強にもなる、という実習授業なのです。

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 月に2回程度の頻度でお伝えしている「ドラマ制作2012」。
 ただ、ここでの紹介がその頻度なのであって、実際には、週に1〜2回は、放送芸術科の学生を中心に集まって会合し打合せをしているわけです。
 そのうち、月一度は、参加する学科・学生が集合しての全体会議も。
 今回は、まずは、プロデューサーや脚本を担当する学生より、今度の制作スケジュールや、固まりつつあるプロット・シナリオの説明などなど。
 
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 定常授業が終わり、いわゆる夏休みの期間が近づいてきていますけれど、その期間になると、本格的に高密に進み始めるのが、このドラマ制作の制作準備。
 ロケーションやスタジオでの収録も大事ですけれど、それを達成するのは、とにもかくにも、綿密な事前準備ですからね。
 上の左の写真は、担当する本学園倉谷顧問を脚本・演出を担当する学生。
 プロット(あらすじ)の吟味に次ぐ吟味、次いで吟味・・・。
 そして、右の写真は、この実習の音声・音響全般を担当する、放送音響科の学生と担当職員。
 参加するメンバー全員で、チーフを誰にするか、各役割をどうするかなどの相談中の様子です。

 ちょっとレアな事を書くと、「放送事業」に関わる電波法では、スタジオとは「演奏室」と定義。
 どうもピンと来ませんけれど、「演じて・奏でる」というふうにすると、深く納得な感じですよね。
 先日来、お伝えしている写真をご覧いただくと、まさに「演・奏」。
 演じて奏でるために、様々なスタッフが活躍している、というわけです。
 今回の写真のポイントとなる1枚は、二段目の左。同様に「演奏装置」と定義されている、サブコントロールルームの様子です。
 手前から、TD(テクニカルディレクター)・ディレクター・タイムキーパという順。
 演じ奏でる場、それに関わるスタッフを指揮し、その内容を魅力あるものにするのが、ディレクター。
 放送芸術科の学生が担当しています。
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 さて、前回に続き、「番組制作演習」のカメラリハーサルから本番にかけての様子を、ご覧いただきましょう。
 どの写真も、学生の活躍という点では、言わずもがな共通しているわけですけれど、8枚の中の、ポイントになる写真は、最下段の左。
 これは、本番前に、美術セットの1つである床材の「サンプレート」の掃除というか洗浄をしている様子でしてね、テレビ美術科の学生やアシスタントの職員が、洗剤や研磨剤を使って、綺麗にしている作業。
 それぞれの小さな傷や汚れが、撮影画面上に目立つ存在にはならないですが、「チリツモ」的に、全体的に汚く見えますしね、出演者が載るステージですから、そこは綺麗にする、というわけです。
 とても大切な事、ですよね。
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 ・・・という事でですね、少しずつお伝えしている「番組制作演習」ですけれど、技術打合せまで進み、その後は、カメラリハーサルなどを何度か繰り返し、本番突入。
 カメラリハーサルという練習を繰り返して、ある程度上手に出来るようになったら本番、ではなくて、あらかじめの設定時間から開始される「生放送形式」。
 練習を繰り返して、各役割の仕事が少しずつでも上達していく、これはとても大切な事。学校ですからね。けれど、「時間」や「制限」も大事。将来、それらの中で、仕事をしていくからです。
 
 6月の初旬までは、「音楽番組」をテーマに、番組制作に取り組んできました。
 今日から数回は、カメラリハーサルから本番にかけての様子や、美術セットのデザインなどを、テキストなしの写真のみで、ドンドンお伝えしましょう。
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 プレゼンテーションに続いて、授業を担当する本学園の倉谷顧問などからの話があった後は、昨年度のドラマ制作のメイキング画像のスライドショーを、全員で。
 薄暗い3枚の写真は、そのスライドショーを鑑賞中の様子。
 このスライドショーを作成したのは、本年3月まで、本学園の顧問を担当されていた島﨑孝雄氏。
 昨年度4月からの、制作系の打合せからロケーションハンティング・出演者オーディション・衣装合わせ・・・そして、ロケーション当日から編集作業を経て、完成するまでのほぼすべてが、説明とコメント付きで網羅されているスライドショー。
「見応えがある」という一言で済ますことの難しい、奥深い内容ですし、また、手法の勉強になる、というものなのです。
 
 従って、それを観る学生の表情も、大変真剣。いろいろな見方はあるでしょうけれど、今年の自分達も頑張ろう!という決心はあったのだろうと思います。
 写真は暗くて見づらいですけれど、その気持ちは伝わるでしょうね。

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前回照会した写真の3枚目に写っていた美術セット。
デザイン性に富んだ、可愛らしいもの。
しかし、上の写真は、照明が仕込まれる前の姿で
スタジオハウスライトの照明が、平板に当たっている様子。
何て言うのですかね、うーん、今イチ面白さに、素敵さに欠ける感じ。

 

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それに、「照明の演出」が加わると、様子は一挙に変貌。
使っているデジカメの再現性で、今イチ暗く見えてしまっている部分もありますが
実際には、さらに素敵なデザインに仕上がっているのです。
言うまでもなく「大変身」。
美術セットのデザインを生かし、その個性を誇張する光。
それぞれの仕事、それぞれのスタッフの重要性が、お解りいただけるでしょうか。