‘放送音響科’ カテゴリーのアーカイブ
そして、少々お休みをいただいていた、「サマーソニック 2013」の様子。
スクリーンへの送出と、記録映像・音声を、本校の放送技術科と放送音響科の学生
ステージ音響を、東放学園音響専門学校の音響技術科が担当したものです。
4回に分けて、そのスタンバイの様子を紹介しましたが、今回はその続き。
いよいよ、本番・開演当日です。
開場になる前、手際良く短時間で進められるのが、カメラの「カラー調整」。
「グレースケールチャート」という、専用の道具を撮影して
使用するすべてのカメラが、同じ色再現となるように、ビデオエンジニアが調整。上段の2枚の写真です。
その後は、学校パンフレット用の写真を撮影したり、シフトを確認したり・・・。
細かな調整や準備を終えて、スタンバイ終了。
そして、いよいよ! 開場です。
東放学園専門学校の5学科の2年生が参加しての、大型実習授業「番組制作演習」。
音楽番組からスタートして、情報番組へと突入。
ここでの紹介が今なだけでして、実際には、6月頃に行われていた授業です。
そして、情報番組になると加わるのが、番組フォーマットに含まれるVTRの部分。
これもやはり、放送芸術科の制作担当の学生による発動で、準備が進められて
事前に取材をして編集をしてMA(効果音などを加えるなどの音の編集作業)を経て・・・という流れ。
そこで今回紹介するのは、その取材の事前収録時の様子。
情報番組は、「東放学園専門学校」の紹介が課題でして、今回のVTRは、本校の機材室がテーマ。
撮影は放送技術科、音声は放送音響科、照明は照明クリエイティブ科、制作は放送芸術科の学生が担当。
基本的には、学生主体の取材クルーですけれど
撮影場所が学校ということもあって、可能な場合は、職員がその場でアドバイスに。
左下の写真は、音声を収録する放送音響科の学生に
担当職員が、マイクロフォンの持ち方・向け方を教えている様子です。
映像・収録音声システムを構築して、カメラケーブルなどの布設を終えて
同時平行やオーバーラップしながら進められるのは、テレビカメラのスタンバイ。
珍しくカメラの型式などを紹介しますけれど(笑)
SONY HDC1500Rと、Woodman Labs社製の、今流行のGoProなど。
三脚のスタンバイをしたり、付属機器などを取り付けたり。
本番前日ですけれど、本番直前の状態まで持っていく、というのが、スタンバイの目的なのです。
そして、8月13日分として紹介した、下段3枚の写真。
MacBook Proに向かって、作業をしている様子を紹介しましたけれど
現地の幕張メッセの会場でも、更なる吟味の作業が着々と。
出演者をスクリーン上で紹介する静止画も、もちろん学生が製作。
来年のために、先輩2年生が1年生に、いろいろと伝授です。中段の3枚の写真。
そして、スタンバイ日の締くくりは、進行・技術打合せの様子。下段3枚の写真です。
ディレクターや舞台監督にあたるスタッフは、業界で活躍されているプロの方々。
それに、担当職員と学生数名までが入って、進行や映像・音声などの決め事などを確認していくのです。
映像・収録音声のシステム構築作業も、ほぼ完成。
あとは、電源を入れて各信号を確認して・・・という段階。上段左の写真です。
ここで、学生・職員全員は休憩。
お客様が入らないスタンバイ日は、空調は弱めになっていますので、会場は暑め。
熱中症にならぬように、水分や(塩アメ)などを体に補給しながら、しっかりと休息。
何事にも、体長管理・安全第一が大切ですからね。上段中央の写真。
休憩時間が終わると、次はカメラケーブルなどの布設作業へ。
カメラケーブルだけでも、8本ありますからね
どのケーブルがどのカメラ用なのかを記すなどの準備を怠りなく、しっかりと。
そして、お客様が往来する通路や客席は、安全上ケーブルを置けませんからね
会場の床に設備されている「ピット(大きな溝)」に、ケーブルを通す作業が必要となるのです。
中段の中央や右、そして下段左の写真などが、その作業中の様子。
大型トラックが通っても壊れない、非常に重たくて頑丈な鉄板製のフタを外したり
ピットの下に潜る作業は、慣れている職員が担当。やはり何と言っても、「安全第一!」です。
(写真をクリックすると、拡大表示されます)
第二フェーズに入ったと言っても、単に1回だけ情報番組を制作するというわけではなくて
曜日やクラス、その中のグループ毎にに分かれての、合計8番組の制作。
「他のグループと、完全に同じ内容はダメ」という明確なルールはありませんが
各グループ共に競い合うように、試行錯誤し切磋琢磨しながら・・・と
ごく自然に、このようなスタンスになるわけです。
左上の写真も右上の写真も、それぞれが前回の紹介とは違うグループの様子でして
特に左上は、美術セットのパネルが5色に分かれて
それぞれに、学科の特徴を象徴とするようなイラストが、描かれています。
そして、下の2枚は、あるグループのディレクターを担当する学生。
真剣な表情も、たまに見られる笑顔も
本物のディレクターっぽい雰囲気が、じわりじわりと、伝わってきます。
チェックに次ぐチェック
2013年7月19日 放送音響科
上の写真、テレビスタジオの一角。
美術セットの裏側ですからね、薄暗くてペンライトを点けて作業中。
担当は、放送音響科の学生。「番組制作演習」スタンバイです。
そして、何の作業をしているのか、というと、左下の写真。
綺麗に並べられているのは、「ワイヤレスピンマイク」です。
1つの固まりで一式。腰などに付ける、電池を内蔵した送信機と
それに繋がる細いケーブルと、その先に小さく丸く見える物体が、ピンマイク。
当然の事ながら、出演者1人に対して一式。ですから、時として使用数が多くなりますが
このように、事前に必要な設定や準備などをして、解りやすいように並べておくわけです。
それが終わると、「マイクチェック」。右下の写真。
使用台数分、手に持って1つずつ・・・の作業です。
さーて、今年もやって参りました、「学校法人東放学園 大運動会!」。
当ブログ、卒業生の方も大勢ご覧になっていらっしゃるようなので、少し説明しますと
昔は、「東京体育館」や「豊島園グラウンド」などで開催されていたのですけれど
天候の影響を受けて中止にならぬよう、近年では、都内の有名な大型体育館での開催となっています。
東放学園専門学校・東放学園音響専門学校・東放学園映画専門学校・専門学校東京アナウンス学院
以上、東放学園4校の学生が参加しての、ビックイベントです。
と言うことで、まずは、開催式の学生集合の様子を、パノラマ写真で。
学生の活躍や、元気で楽しそうな表情などは、今後紹介いたしましょう。
(パノラマ写真撮影:職員 横田香苗)
6月1日に公開した動画ありましたよね。
「時間との戦い」として、実習課題上のフォーマットにある、CM15秒での、スタジオ転換。
あの時の写真が、今回の最下段の2枚。
実は、女性4名の方々はガールスユニット「Lottin」のメンバー。
プロのタレントさんなのです。
他にも、路上ライブを中心に、アーティストとしての活動をされている方や
専門学校などで、音楽の勉強をされている方などに
お忙しい合間を縫って、本校の実習授業の出演者として、ご協力いただきました。
誠に、ありがとうございました。
ということで、2013年度 番組制作演習の、まずは1つ目の課題「音楽番組」。
先行して、本番中の様子を、ご覧いただきましょう。
(数枚の写真撮影:職員 伊辺)
テレビ業界・メディアを説明する特徴的な点の1つとして
常に「時間との戦い」的な要素があるわけです。
それは、番組の制作準備という、数ヶ月のマクロ的な視点での時間
そして、本番当日から本番中にかけてのミクロ的な視点での時間の両方。
そこで今回は、そのミクロ的、本番中のしかも、CM中の15秒間での
スタジオ内転換の様子を、動画でご覧いただきたいと思います。
授業は「番組制作演習 2013」音楽番組。
この課題には、15秒のCMを挿入するというフォーマットが含まれていましてね
その短時間で、出演者・制作・美術・映像・音声・照明スタッフそれぞれが
次のコーナーに向けての場面転換を行う、そのリハーサル中の様子です。
HD画質での撮影ですので、YouTubeの設定で、1080pを選択いただくと
より高画質で、その情景がリアルにご覧頂けます。