‘放送芸術科’ カテゴリーのアーカイブ
そして、いよいよ新年度授業開講!
写真は、4月の3週目に撮影したものです。
東放学園専門学校の5学科 放送芸術科・放送技術科・放送音響科
照明クリエイティブ科・テレビ美術科の2年生が参加しての「ドラマ制作」という実習授業。
1回目という事で、まずは授業のガイダンスの様子。
ここで、この授業がどのような内容で、どのように進められていくのか・・・などの説明を受けて、学生が履修するかどうかを決めるわけです。
何しろ、5学科共同の大型実習ですので、写真でもかなりの学生数が見られますが
ほぼ全員の学生が、このまま履修を決定。
この4月から制作準備を始め、作品の収録が8月末ですから、かなり長期間に渡るものでしてね
それだけ、本格的な実習授業なのです。
前回紹介したのが、3月6日ですから、随分と間が空いてしまいましたが
放送芸術科の実習授業「ドラマ収録」の様子を、続けてご覧いただきましょう。
今までもお伝えしていますが、学科全員を16グループに分けて、つまり、16作品を制作する授業。
出演者3名も、同じ放送芸術科の他のグループが担当。
主役の男性と軽やかな関係を望む女性と
一方では、その男性を真面目に支える女性との、つまり3角関係のお話なのです。
基本的には、課題となっているシナリオに沿った形で台本が起こされ
様々な準備が行われて、演出されて完成という流れ。
ですから、細かい部分では、そのグループ独自の
それぞれのディレクターのオリジナル的な要素も、加わるわけです。
上段の左から2番目。
時計に手を差し伸べる学生の姿が観られますが
この学生は、本番直前、時計を適切な表示(針の角度)にしようとしている、アシスタントディレクター。
その隣の写真や、下段左から2番目の写真に写る学生も、アシスタントディレクター。
芝居上、動いたり動かしたりした物の位置を元に戻すなどの作業を、即座に間髪入れずに行います。
アシスタントディレクターは、ドラマの場合
演出補や助監督などと表現されることが多い、役割。
出演者とディレクターの間に入り、円滑に収録が進むようにする、という仕事も
数多く作業をこなす、アシスタントディレクターによる、大切な仕事の1つです。
そして、二段目左から2番目と一番右の写真。
出演者のある場所に、ワイヤレスピンマイクを付けたり
ガンマイクを向けている、放送芸術科の学生の手伝いをしている、という姿。
音声の役割は、放送音響科の2年生も担当しているのです。
前回お伝えしたのは、2月10日ですから、随分と間が空いてしまいましたが
放送芸術科のスタジオでの番組制作の授業で、この課題のテーマは「ドラマ」。
美術セットの装飾やドライリハーサル・技術打合せなど、時系列で実習を行った後は
カメラリハーサルから、そして、本番。
放送芸術科1年生を16グループに分けて、それぞれ。
つまり、16作品のカメラリハーサルと本番を行ったわけです。
詳細な説明は、少しずつちょっとだけにしまして、今後数回に分けて、写真を沢山ご覧いただきましょう。
ご覧いただければ、授業への姿勢ややる気は、伝わるでしょうからね。
(クリックすると、写真は拡大表示されます)
写真撮影は、放送技術科の学生有志達と、職員の伊辺・堀内です。
そして「ドライリハーサル」開始。
ドライリハーサルというのは、ごく簡単に言えば
撮影・収録に関わる機材を使用せず、関わるスタッフ全員で芝居を見る、という作業。
実際の美術セット上での芝居は、これが初めてになるので
もちろん、ディレクターが演技を付けたり、演技を深めたりする、という事も含まれます。
下の9面マルチ画像。
中段の右は、ストップウォッチを台本を手にする「記録」を担当する学生。
下段左は「スイッチャー(TD;テクニカルディレクター)」と担当する女子学生。
それ以外の写真は、ディレクターを担当する学生。
この他にも、音声のスタッフやカメラマンなどが、同様に台本を手に持ち
芝居と台本とを照らし合わせながら、所作や位置関係などを、頭に入れていくのです。