‘ドラマ制作’ カテゴリーのアーカイブ

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ロケーションの写真、他にも沢山あるのですが
その紹介は、オイオイということにさせていただきまして(シャレではありませんけれど)
大勢の学生が参加しての、本格的実習授業「ドラマ制作2012」は、先に進みますが・・・
写真2枚は、ロケーションから戻った明くる日の様子。
バケツがあったり、雑巾を持っているのがご覧いただけるかと思います。
何をしているのか、というと、
ロケーションで使用した機材やケーブルなどの清掃作業をしているところ。
土で汚れたり、雨に降られたりしましたからね、かなり汚れているわけでして
「次、使う人に失礼だから」これは当然でして、土や砂ホコリ、そして湿気は機材には大敵ですから
綺麗に掃除をしているのです。
感謝の気持ちを込めながら、しっかりと丁寧に。。。
 
(写真をクリックすると、多少大きなサイズで表示されます)

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そして、「ベース」と呼ばれている部分。
一口に説明するのは、ちょっと大変なのですが
撮影された映像を調整・収録したり、収められた音を調整したり
それらをディレクターが確認しながら、各スタッフに指示を出し、演出をしていく・・
という部分・システムです。
一段目左の写真。右に置かれている各機材に向かっている学生。
一段目右の写真が、ディレクターとタイムキーパー(TK)の学生。放送芸術科の学生。
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二段目左の写真は、映像ベース。映像モニターやVTRなどが置かれている部分。
放送技術科の、VE(ビデオエンジニア)を担当する学生。
二段目右の写真は、カメラ(レンズ)のアイリス(絞り)を制御している様子です。
 
下段左の写真は、音声ベースを脇から。放送音響科の音声担当。
右の写真同様、手の指の先には、収録される音量をコントロールするツマミがあるのです。
これに、10月6日に紹介した照明のスタッフが加わり、ベースの機能と作業が構成。
 
出演者の想いや、様々なスタッフの意気込み。
このような「気持ち」を「結晶化」させる
つまり、実際の「形」に変えていく、大切な部分なのです。
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久しぶりの「ドラマ制作 2012」。
まあ、久しぶりなのは、ここへの投稿が、ということですけれど。
照明・音声・制作演出・制作進行と進み、今回は「カメラ」の紹介です。
カメラマンは、放送技術科2年生が担当。
ロケーションで使用するカメラは、1式。
ただし、担当するのは1人や2人ではなくて
将来カメラ志望の、複数の学生がカメラマンでしてね
台本上の、1つのシーケンス(1シーン)ごとに、交代していくわけです。
 
特に下の写真3枚。
どれも同じ姿勢で変化ないですが
その真剣な表情に、ご注目ください。
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前回に続き、制作演出・制作進行系スタッフの活躍。放送芸術科の学生です。
上段左の写真は、メイキングを担当している学生による、記録撮影。
授業が始まった4月から、準備期間中のすべてを、ビデオカメラに記録していたのですが
ロケーション本番は、デジカメで静止画記録。
そうかと思えば、右の写真。役者の方に、日傘を差してあげていますね。
 
下段の写真2枚は、いずれも制作進行を担当する学生。
左は、芝居で使用する「ラムネソーダ」の準備。
右は、メイクを担当する方がいらっしゃらない時に、代わりにヘアーメイクを施しているところ。
真剣な目つきが、とても印象的ですよね。
 
このようなスタッフの、それぞれの役割やフォローによって
1つの作品が、創られていくわけです。
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出演者の方も含めて、関わる全員で一致団結!
これは、もちろんですけれど
制作演出・制作進行系のスタッフが、土台を創り先導もする。
それらの仕事は多技に渡り
あの仕事もするし、この仕事もする。
実際の現場だと、もう少しセグメントが明確ですが
学校の実習ですから、さらに、あれもこれもそれもどれも
可能な限り何でもこなす。
これが必要な経験になりますし、良い勉強になるというわけです。
 
上段左が、朝の打合せ中の、ディレクターやアシスタントディレクターなど。
円滑に撮影が進行するように、スケジュールをさらに吟味。
映像・音声・照明の各スタッフ(作業)のために、代役をするアシスタントディレクターが、右の写真。
 
下段左の写真。芝居の位置に入った役者に、台本を見せながら撮影の説明をしている同スタッフ。
右の写真。暑い日の撮影ということもあり
役者や大勢のスタッフに、冷たい飲み物を配布する、1年生の制作スタッフ。
「ドラマ制作 2012」の様子です。
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「反射」に続いては、「拡散」。
上段の左の写真をご覧いただくと見えると思いますが
反対側が多少透過して見える、白っぽい四角形の物体。
これは「ディフューザー」と呼ばれているもの。
乳白色の「梨地ビニール」が、四角い枠に張られている、照明の道具です。
前回は、太陽光を反射させて、自然に被写体に・・・という手法でしたが
今回は、太陽光を拡散してマイルドにし・・・という手法。
右の写真、ディフューザーの奥に、太陽が隠れている状態でしてね
こうして、「点」のイメージに近い光源を「面」に。
強過ぎる太陽光が、柔らかい光に、変移します。
 
下は、映像・音声ベースの様子。
左側の後ろから、映像モニターを覗き込んでいるのが、照明クリエイティブ科の学生。
テレビ照明、「すなわちテレビ写り」ですから、
テレビカメラを通して、再現される映像・照明を確認しながら
照明を作り込んでいきます。
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お伝えしているのが今なだけで、実際にロケーションが行われたのは、9月の初めですからね
ほぼ一ヶ月前の実習授業「ドラマ制作2012」の様子。
音声に続いて、照明クリエイティブ科の学生が担当する、照明について、でございます。
上段の2枚と下段左の写真。
それぞれ、板の様な物を持って、役者に向けているのがご覧になれると思いますが
これは「レフ板」と呼ばれる照明の道具の1つで、アルミホイルのような地のシートが貼られている板です。
反射鏡(反射板)という意味の、「reflector」が語源。
読んで字のごとく、反射を使って役者の方の顔に、光を返しているわけです。
 
下段の右は、「カポック」と呼ばれている、発泡スチロール板。
こちらは、レフ板に比べるて、更に柔らかな光を返すための道具。
ちょっと解りづらいですけれど
下段左以外の写真、それぞれ役者の方の顔をご覧になると 
その効果が解るでしょうか。
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はい、ということで
そのピンマイクが、具体的に、どのように役者の衣装や体に仕込まれるのか?
これを、お伝えしようと思ったのですが
実際のテレビドラマや映画で、いかに、視聴者に解らないように
そして、音がしっかりと録れるようにするか、と、日頃、音声のスタッフが苦労していますからね。
ロケーションの前日の、プロのスタッフによる「ピンマイク仕込み方講座」
この様子をご覧いただいて、想像してみてください。
 
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役者の声などを録るために、前回紹介したガンマイクと共に使用される、ピンマイク。
見えてはいけないので隠す。けれども、衣服や体などとマイクが擦れて発生するノイズは
絶対に、防がなければならない。
ですから、ここにも、いろいろなノウハウが存在するのです。
ドラマ制作で、音声を担当する、放送音響科の学生。
表情も真剣。興味津々ですね。

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何回かに分けて、お伝えしている「ドラマ制作 2012」ロケーション。
今までご覧いただいた写真にも登場していましたが、
情報番組やバラエティー番組と違って、絶対に見せてはいけない物が、マイクロフォン。
けれどもしかし、使用しなければ音は録れないわけです。
そこで、多用されるのが、上の2枚の写真に見られる「ガンマイク」。
この、指向性が狭く、狙った音を録りやすいマクロフォンを
役者の口元に近づけて、適切な方向で音を録るか、これが重要になってきます。
ですから場合によっては、写真のように、ガンマイクが取り付けられたブーム(竿)を、
数メートルも離れた位置から・・・というスタイルになります。
 
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カメラリハーサル時は、実際のドラマの現場で、音声の仕事を担当されているプロの先生が
手を貸してあげたり、持ち方(向け方)を指導。
普段は、あまり使わない筋肉が関わりますしね、コツもあるわけですから
とても大切なトレーニングというか、ノウハウが伝授されます。
 
そして、右の写真。これは何か、というと、役者の衣装や体に
隠す様に仕込んでいる、ワイヤレスマイクの受信機。
電波を適格に受信するために、役者の近くで、手に持っている様子。

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引き続き、「ドラマ制作 2012」ロケーションですけれど
まずは、上段左の写真。
ギターを持った、ヒロイン役出演者の左に立つのは
制作演出スタッフ「セカンドアシスタントディレクター」の学生です。
カメラや照明・音声の支障にならない限り
その合間を縫う様にして、日傘とウチワを手にして
大切な出演者の方に、気を遣う学生。
このような学生、いや、スタッフの不断の努力が
素敵な作品作りの礎(いしずえ)になるのです。
 
右の写真は、カメラリハーサルの前に
照明や音声のスタンバイをしている学生。
 
下段左の写真は、カメラと被写体の間に「カチンコ」を掲げる
「サードアシスタントディレクター」。
そして、いよいよ、撮影開始です。
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唐突ですが!(笑)当ブログの左側にあるカテゴリーで「ドラマ制作」を選択いただくと
ドラマ制作を紹介した記事だけが抽出されて表示されますので
どうぞ、ご覧ください。
本年4月より、放送芸術科2年生を中心に、制作準備がスタートした「ドラマ制作 2012」。
8月に入り、放送技術科・放送音響科・照明クリエイティブ科の学生も加わり
収録本番に向けて、更なる高密な準備を進めて・・・
いよいよ、クランクイン!
 
上段の写真。まずは、朝6時30分過ぎの、本校校舎前。
マイクロバスと機材車に、それぞれ必要な物を積み込んでいる様子です。
 
下段の写真は、ロケ場所に到着後。
ディレクターや映像・音声ベースの準備中が左の写真。
ドライリハーサル(カメラ等を使用しないリハーサル)を行っているのが、右の写真。
各役割の代表者の学生を中心に、台本を手に持ち
役者のお芝居を、細かく観察している様子です。

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先日は、映像・音声などのベースで
それぞれ、現場のプロのスタッフから、色々とアドバイスを受けている様子をお伝えしましたが
出演者側というか、カメラ側でも、ほぼ同様に
プロのスタッフによるアドバイスや、トレーニングが行われたのです。
言わば、本番が直前に迫った、「ドラマ制作」のシミュレーション。
 
教室を、ロケ地の撮影場所に見立てての、トレーニング。
上段の右は、出演者にお芝居などを付けてたり
カメラワークなどの説明をしているところ。
アシスタントディレクターとディレクター、カメラマンなどが並んでいます。
 
下段左は、これまた現場で活躍する、プロの音声マン。
台詞を収音するマイクブームの持ち方の、レッスン。
右は、照明の学生と先生による「レフ板」を使い方。
出演者に反射を利用して、光を当てているという構図です。
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「ドラマ制作 2012」クランクイン直前。
ロケーション開始日の前日の様子です。
ドラマの、特にロケーションというと
少なくとも、その場所の環境や、ロケのスケジュールなどが、深く関わりますからね。
それまでの、日頃の授業と比較すると、「応用編」に近いわけです。
そこで、まずは、現場の一線で活躍している、プロのスタッフの方を招いて
いろいろと、アドバイスやコーチを受けるのです。
 
校舎の一角に、実際に使用するロケーションの機材を並べて
映像(ビデオエンジニア)・音声・記録それぞれに関して指導を受けている
それを熱心に聞いている学生の姿です。

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そして、本読みの後は、「立ち稽古」。
教室で、机などを美術セットに見立てて、本番と同じような位置関係を創り出してのお芝居。
上段の、全体指導の倉谷顧問の横に立つのは
主演の年齢設定で異なるシーン各々で異なる、それぞれのディレクターです。
 
実際のドラマ製作現場では、この立ち稽古、省略される事もお多いようですけれど
ここは学校、経験・勉強の場ですからね
割愛することなく、しっかりと行うわけです。
 
けれどもしかし、子役の方、カワイイですね〜!

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