‘雑感’ カテゴリーのアーカイブ

春一番の土の中

2011年2月25日 雑感

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 暖かかったですね〜。
 東京、雪が積もったのは10日前。今日は、日中の気温は20℃を越えて、強い南よりの風で「春一番」でした。外に出ると「春の匂い」や「春の光」を感じられた一日。
 まあしかし、こうしてこの文章を書いている今は、強い北風で、かなり寒くなっちゃったのですけれど(笑)。これこそ「三寒四温」、うーん、実際には「二寒五温」くらいでしょうか。
 
 学校で言う「春」とは、年間では比較的慌ただしい季節。卒業の準備に進級の準備、それに新入学の準備が重なるからです。
 授業が終わり校舎には学生も少なく、静か。それでも新年度に向けた準備は、まるで「水面下」で、いや、「土の中」で着々と進められています。

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 雪、降りましたね。
 東放学園専門学校がある、東京都杉並区だと、ここ最近、最近と言っても13年前ですけれど、1998年1月8日(木)の夕方前から、翌日の未明まで降り続いた雪。これが凄かった。覚えていらっしゃる卒業生の方も多いでしょうか。
 
 この時、気象庁による観測記録だと、都心部で15センチ。ということは、学校の周辺だと20センチ、さらに郊外だと30センチ弱は積もった筈。この夜、翌日からのロケーションで使用する車で帰宅したのですが、当時住んでいた所まで、車で通常だと1時間もかからないのに、8時間かけてようやく(苦笑)。
 ちなみに「ロケーション」とは、今はない学科ですけれど「放送クリエイティブ科」の学生による、神奈川県の箱根町でのロケーションでした。
 皆さん、お元気ですか?
 
 連休ということもあり、写真は、自宅周辺。恐縮です。
 1枚目の写真は、高尾山や奥多摩の方面。視程や良くて、朝陽に黄色く照らされている、多摩ニュータウンも。
 東京都も西部は、結構雪、積もりました。
 

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 さて、写真はおよそ1年前のブログ。始めの頃からご覧になっている方には、やや懐かしいデザインでしょうか。
 1年前といえば、東放学園専門学校のテレビジョンBスタジオ・映像設備を中心とした大改装「フルデジタル フルHD化更新」工事の初日。それに合わせて、工事の様子と変貌の模様、そして最新の機器などを紹介するブログとして開設。
「変身!」が終了してからは、学校全体 学生の様々をお伝えするブログへと変身(笑)。こうして、本校の初めてのオフィシャルブログがスタートしたわけです。 

 早いもので当ブログは今日で、開始からまる1年。ご覧になる方も随分と増えて、当初の予想を越えるアクセス数になっているようです。
 日頃から、東放学園専門学校に興味を持っていただき、ありがとうございます。

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 最近の2週間くらいの、このブログを見た人にとっては、既に見慣れているドラマ用の美術セットの写真。しかし、よく見ると、普通のドラマでは考えられない、マイクロフォンを持った2人。しかも、背景の壁には、カラフルな模様も・・・。
 そう、実は昨年の12月12日に行った「オープンキャンパス 体験入学」は、「ドラマセットで歌う」がテーマ。
 
 ドラマの収録スタジオでの音楽番組というか「歌」というと、私は「ザ・ベストテン」。久米宏さんと黒柳徹子さんの司会(他の方が司会の場合もあり)で、1989年まで放送していた、TBSの音楽番組を思い浮かべます。
 この番組は、現在の「COUNT DOWN TV」的ランキング番組で、かつ「生放送」だったので、ランクインした歌手がドラマの収録中であれば、そのスタジオから「中継方式」で、歌を披露していた事もあったわけです。あ〜、懐かしい!
 
 話はちょっと逸れますけれど、「ザ・ベストテン」というと、歌手や歌唱を可能な限り「生」で伝えるために、ドラマ収録スタジオからの中継の他、コンサートライブの会場や移動中の電車内やそのホームからの中継での歌唱など、もの凄くパワフルであり、携わったスタッフの方々の苦労が伺える番組だったのです。

「寒さ」の表現は?

2011年1月21日 雑感

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「今年の冬は寒い」 テレビのニュースを見ていると、最近は頻繁に目にする話題ですよね。
 そこで今回は、その流れに相反するように・・・ということもなく、やはり寒いがテーマ(苦笑)。

 この「寒い」という現象を、直接的な「映像」として表現することは、なかなか難しいですよね。そもそも「寒い」とは感覚的なものだから、なのですけれど。だったら温度計の数字を見せれば良いのか、というと、これもそう簡単にはいきません。

 マイナス0.5℃でもマイナス2℃でも、それは比べれば後者の方が寒いのですが、それだけでは解りづらい。そこで、我々は、過去の経験と照らし合わせて、それぞれの寒さをトレースするわけです。「吐く息の白さの濃さは?」とか「頬(ほお)の痛さは?」というふうに。
 温度計の数字自体がそれを表現しているのではなく、「自分の経験」が感じ方の手助けをしている。だから、マイナス0.5℃もマイナス2℃も、それぞれの温度の経験がなければ、リアルに認識できないのです。
 
 2枚の写真は、都内の某所。斜面からの湧水が凍っている様子を撮影したもの。
 説明として「昨年はこんなには凍っていなかった」と言っても、それを知らない人にとっては、信憑性(しんぴょうせい)に欠けますね。昨年の同時期の写真や昨年の最大成長の姿を並べて、比較しやすいように表現しないと、見ている人は解らない。 
 つまり、この「比較」が、映像表現上、大切な要素の1つとなるわけです。
 
 で、話、長くなったのですけれど、今年の冬、寒いですよね〜(笑)。

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 先日は、神奈川県のある神社を参詣。個人的な宗教あるいは信仰の表明ではなくて、別の目的なんです。
 このブログの8月から9月頃の内容をご覧になっていた方は、2枚目の写真でピンと来る筈。そう、実はこの場所、昨年8月の下旬に実施していた実習授業の「ドラマ制作」、このロケーションでご協力いただいた神社なんです。改めて感謝の気持ちを、ということで行ってきました。
 
 いや〜しかし、ロケ当時は暑かった。セミは鳴きハチは飛び・・・。もちろん、まるで暑さの喧騒の中でも闊達な気性で、大勢の学生が頑張っていたわけですけれど。先日は、お子様連れの家族が何組か。焚き火からの柔らかな煙と匂い、寒くも長閑(のどか)な雰囲気でした。
 写真だと、先日の1枚目の写真奥が、2枚目のアングル。大きく2つに分かれた木の幹が目印しです。こうして見比べると、意外に常緑樹が多いことが解りますね。
 
 ・・・というわけ、でもないですが、次回からは、昨年12月に行われていたドラマに関する授業を紹介します。

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 2010年8月3日の投稿にも、ほぼ同じアングルの写真を載せましたけれど、その時は、まさに「夏真っ盛り」。そして、今日12月11日は、これからいよいよ「冬本番」という日。撮影する時間は違いますし、今日の写真中の右には、紅葉した銀杏も見えていますけれど、空の模様と光の色が違うだけで、何となく季節を感じるものですよね。
 
 
 ちまたでは「杉並校舎」と呼ばれている「東放学園専門学校 本館」。31年前の1979年に校舎として完成しました。今、校舎は本館の隣、そしてこの写真を撮影した位置の左にも2つあります。
 
 31年前からの校舎。31年分の「人」「授業」「意気込み」「出来事」・・・、いろいろな事が、ここに詰まっています。

感謝です!

2010年11月10日 雑感

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 本年の1月下旬に始めた本校テレビスタジオの「フルデジタル・フルHDTV化オフィシャルブログ」。
 真新しい映像設備が完成し、2010年度の授業が開講して、東放学園専門学校オフィシャルブログ「すぎなみ日和」に変身。1月下旬の開始以来、今回で430回目の投稿となりました。
 このブログ、まだまだ不完全であることは、十分に推測されるところではありますけれど、それでも毎日欠かさずご覧いただいている方も少なくないようで、そのような皆さんの優しさには、大変感謝しています。閲覧者数も予想に反してかなり多く、グループ校の中ではトップであるようで、重ねて感謝申し上げる次第です。ありがとうございます。

 写真1枚目は、今日の「東京スカイツリー」。首都高速道路4号新宿線の先に見えています。もう随分と高くなり、存在感は随分と強まりました。
 そのおよそ180°反対側の写真が2枚目。今日は空気の透明度も高く、写真中央には、徐々に雪で膨らみつつある「富士山」も。
 関東山地を越えて、少し離れて見える雲。校舎の最上階からは、気持ちの良い景色が広がります。 

明日から後期

2010年9月26日 雑感

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 いきなり、この写真の場所はどこか、というと、東放学園専門学校本館2階のロビー。
 本校舎となってから、教室であったり職員室の一部であったり、その時の環境に合わせるように姿を変えてきた所。
 今では、「オートマチック スーパーデリス ampm」も出店。学生が集い、話し合ったり食事をしたりするラウンジとなっています。
 
 この2ヶ月の間、可能な限り、大勢の学生、そしてその実習風景を紹介してきましたが、これら以外にも「制作ゼミ 音楽」「制作ゼミ 情報」「演劇照明実習」「美術番組現場実習」などなど、多くの実習系授業が実施されました。
 
 様々な学科の学生達が、いろいろな場所で活躍していた中、比較的ひっそりとしていたこの場所も、明日からは再び、沢山の学生が集まる憩いの場となります。
 

青い空に白い雲

2010年8月3日 雑感

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 年度前半の、授業期間は先週で終わり。短期集中授業や学外イベント協力などで、学生は結構な数が学校に居ますが、何となく静かで穏やかな時間が過ぎていきます。
 それでも外は、梅雨明けをして、もう1ヶ月以上経っているのでは?と勘違いしてしまうくらい、暑い日が続いています。
 今日は、湿度もやや下がり風もしっかりと吹き、空気の透明度が上がって青空が奇麗。校舎上の青い「東放学園」と空が、こちらも気持ちよくマッチング。
 絵に描いたような夏の雲、下から吹き上がるように見えて、リズミカルな空です。

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「すぎなみ日和」にどうしても掲載されたい!

 そんな彼の願いを叶えてあげようと思います。
 彼の名は放送芸術科在籍中のWくん。
 体験入学においてはMCとして軽妙なトークを披露する時もあれば、歌手として美声も披露する我が校きってのエンターテイナーなのです。

 入学前にあの「M-1グランプリ甲子園」に出場した経験もある彼の夢は、毎日チェックしている「すぎなみ日和」に掲載されること(笑)。
 そんな彼の未来が明るいものである事を祈念しています。

 写真は、「番組制作実習」で使用するVTRに、ナレーションを吹き込んでいるときのもの。

(原稿・写真 職員SS)

突き抜いた表現

2010年6月21日 雑感

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 今日の夕方、ふと窓の外を見ると、全体的にオレンジ。空気までオレンジ色に染まったのか?と思うくらいの光景でした。
 慌てて校舎の屋上階へと昇り、そして西の空を観ると・・・。

 こういう夕空は、見える範囲、隅々まで晴れていても見えない、もちろん厚い雲に覆われていても見えない、湿度が低くても見えない、空気の透明度が高くても見えない。1年を通しても、頻繁に見られるものでもないのですよね。しかも、太陽が沈む寸前に見える。その「寸前」ほど、オレンジ色に色濃く輝くわけです。
 様々な条件を突き抜いて表現されたような、光景、ですね。 

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 今日の日曜日は、オープンキャンパス「体験入学」。本来は休みの日ですが、沢山の学生スタッフが参加しています。
 写真は、体験入学を終えて参加者を送り出した後のヒトコマ。撤収作業の後、サブコントロールルームの前室にあたる、「楽屋」で、放送芸術科の学生が、歓談をしているところです。
  
  
  
 スタジオなどでの「体験中」は、明るい雰囲気を保ちながらも、学生は各々にみんな緊張し、真剣に活躍していますが、終わるとこの通り(笑)。ほんの一瞬しかいなかったので、何の話で盛り上がっているのかは解りませんけれど、なんだかとても楽しそうですね。
真剣で真面目な時と、そうでないときの陽気さ。このメリハリは、大事です。
 

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 スタジオやサブコントロールルームの設備をリニューアルして、2ヶ月以上が経ちました。「あっという間」という印象ですけれど、かなり充実した、そして新しい設備にも、すっかり慣れて、使いこなされています。リニューアルに携わった人間の1人としては、満足感というよりかは、安堵感。達成というよりかは所望という気持ちです。

 テレビ番組やいろいろな映像作品を製作するということは、「もの作り」という言葉に置き換えられるかと思うのですが、もの作りに欠かせないものは、道具。つまりは、スタジオやサブコントロールルームにあるものはすべて道具であるわけです。
 良い道具を揃える、ということも大切なことですけれど、その道具を使って「何を作るか」に、気持ちは手向けられるべきでしょうね。
 加えて、学校だと、道具を使って「何を学ぶか」ということも、大事。もちろんこれは、単に機材の使い方だけではありません。