ピッタリついて一緒に

2011年9月12日 オープンキャンパス,テレビ美術科,実習風景

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 引き続き、オープンキャンパス 体験入学のテレビ美術科「大道具制作」様子です。
 
 なぐり(金づち)で釘打ちだけではなく、「ノコギリで切る」も体験。
 段差を要領良く使って、自分の足で固定して、体を正面に入れて・・・、そして怪我をしないように作業を進めます。
 この「固定」と「姿勢」が物造りには大事な要素。作業効率と出来を決めるのですね。
 
 たとえば、小学校の時の図工の時間だと、先生一人で沢山の生徒の面倒を見ていますから、自分で作業をしていて、解らないところや見て欲しいところがあったとしても、先生がなかなか来てくれない。ちょっぴり寂しくて、モドカしい想いをした、と記憶しています(笑)。
 けれどもしかし、この体験製作は大丈夫。
 超ベテランの講師の先生以外にも、本校の職員や学生スタッフが、ピッタリ!と参加している方について、つまり、一緒に作業を進めていくのです。安心安全で、気持ちは朗らか。楽しいですよ。
 
 一連の作業体験が終わると、今回造作したパネルが、この先どのような作業や過程を経て、美術セットとして完成されていくのか、などの工程を説明。
 数時間をかけての、細かく複雑な作業こそしませんが、道具の使い方から始まり、打ったり切ったり加工をしたり、姿勢や工夫などは、他の美術セットの造作にも通じる大事な知識や技術ですからね。
 そのベースを、凝縮した形で、体験していただくのです。