季節と光と感じ方
2011年5月15日 雑感
暦の上では、立夏から立秋の前日までが「夏」ですから、今日15日は、夏になってもう10日も過ぎているわけですけれど、まだまだ気分は、春麗(はるうら)らか。
1枚目の写真。木を下から見上げたアングルでの撮影ですが、青空の「青」にデジカメの明るさを合わせて・・・、これを夏にやろうとすると、葉が黒くなって、人の見た目ほど綺麗に撮れませんね。
新緑で、色が薄く葉も薄いこの時期が、「緑」を最もそれらしく表現できるわけです。
2枚目の写真。都内のある場所で見つけた「金蘭(キンラン)」という花。絶滅危惧種だそうです。
ちょうど、木漏れ日にあたって、周囲より明るく。まさに、金色に光る花が浮かび上がるように。
この「浮かび上がり具合」も、人の見た目とデジカメとの違い。この写真の場合だと、人はこれほど陰影を感じません。