「灯る」までの道のり

2010年12月16日 実習風景,照明クリエイティブ科

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 さあ、再び「舞台照明実習2」、照明クリエイティブ科2年生の実習授業の紹介です。
 
 1枚目の写真。灯体(ライト)が各所へ仕込まれた後は、学生全員が集まって打合せ。目立たないように黒色系の服装、そして、安全のためにヘルメットですね。次の作業について、チーフを担当する学生が中心になって説明。何枚かの「仕込み図」を見ながら、その内容を確認しています。
 
 打合せが終わった後は、主にステージ上に置く灯体などへ、回路(電源線)の引き回し。2枚目の写真です。一緒に灯らなければならない灯体と、そうでないものがあらかじめデザインされています。また、各回路(電気の取り口)による電源容量もあるので、どの灯体にも、とにかく電気が供給されれば良いという、単純なことではないのですね。しかも、電源ケーブルは色分けされているわけではないので、間違えると大変。無駄に長く余らせても、短過ぎても駄目。いろいろ奥が深いです。
 
 そして、3枚目の写真。次は、使用するすべての灯体の点灯チェック。写真の中央付近に、受話器を持つ人と仕込み図を持つ人が見えると思いますが、この2人が中心となって、ステージから離れた場所にある「調光室」にいる人と、やりとり。どの灯体に通電するか、あるいはそれが適切かどうかを、1つ(1種類)ずつ確認していきます。