カメラリハーサル、そして本番

2010年12月9日 実習風景,放送芸術科

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 さて、「スタジオ番組制作」映画情報番組としては、最後の紹介。打合せを終えて、次はカメラリハーサルが始まります。
 この「リハーサル」、いわゆる業界用語ではありますが、かなり一般的な言葉になって、意味を解らない人はほとんどいないでしょうか。本番とほぼ同じように進めていく、いわば練習。その進め方や内容は幾通りもありますけれど、どんな形でもリハーサルを行わない番組はないといって良いでしょう。

 1枚目、ちょうと左手前に出演者がいるアングルの写真です。写真中央、出演者用のテレビモニターの横に居る彼が、フロアーディレクター。いつでもすぐに出演者に指示を出すために、この場所にいます。スタッフをも含めて、スタジオ全体を仕切る役割。
 
 2枚目の写真、別のグループのフロアーディレクター。カメラリハーサルの合間に、すぐに出演者に近寄って、直接指示をしたり様々なフォローをしたりします。番組ジャンルによっては、フロアーディレクターの人数やその役割はまちまちですけれど、このように「出演者付き」のフロアーディレクターが存在しない番組は、ないといって良いでしょう。出演者のアテンドは、常に欠かせないことなのです。
 
 いよいよ本番に突入。「指折り」といって、声を発せない時は、3枚目の写真のように、手や指で、時間やタイミングを指示します。
 
 そして、本番中の出演者、「車谷絵里」さん。グループ学校の、専門学校東京アナウンス学院の卒業生でもあります。
 このような、学校での実習授業は、実際の放送やメディアの現場とは違った大変さがあるでしょう。お世話になりました。ありがとうございました。
 
 最後の写真は、本番中のサブコントロールルームの様子。手前から、TK(タイムキーパ)をアドバイスする職員、その奥はTKを担当する学生。そしてその奥には、ディレクターを担当する学生が座っています。TKは手に持つストップウォッチを確認しながら、ディレクターは、正面にあるテレビモニターを見ながらの仕事。いずれのスタッフも、番組をスムースに、そして、少しでも良い番組になるように、を目標としているわけです。