建て込み作業も終盤。空いていたスペーズに、窓枠を取り付ける作業。
アクリル板を入れるような手の込んだ作業は、まだ行いませんけれど、様々な部材の取り付け方法を学ぶ上では、大切な作業なんですよね。しっかりと固定さえできれば良いのではなく、見た目も気にしたり、簡単にバラしたり撤収できたりすることも、目的の一部。
そして、用途に応じて使い分けられる「釘」達。主に長さが違います。
4つに仕切られて長さ違いの釘が入る専用の箱。釘の長さに対応して、それぞれに数字が書かれていますが、右下の「1.5」は一寸五分という意味。日本古来の長さと重さに対する単位である「尺貫法」で示されています。「一寸」は、3.03センチメートル、「一分」はその1/10ですから、「一寸五分」は約4.5センチメートルとなります。
幅木(床と接する部分に付けられる部材)や目張り(パネル同士の隙間に貼られるテープ)を付けられて完成。
最後に、関わった学生が集まって、記念撮影。カメラマンは、テレビ美術科のティーチングアシスタントです。
ちなみに、今回紹介したのは、2グループあるうちの1つ。もう1グループは、1週間違いで同じ作業を行っています。
そのもう1つのグループの活躍ぶりは、今後紹介します。