「造ることが好き」な瞬間

2010年10月15日 テレビ美術科,実習風景

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 前回紹介した「茶チリ」、使用するすべてのパネルに貼り終えて、次は、水性塗料の塗装の工程に入ります。
 今回は、「部屋」の設定で作り上げるパネルは12枚。これらに、白色に近い灰色の塗料が塗られます。三箇所に分かれて、学生がそれぞれを分担しての作業。「ローラー刷毛」を使って、手際良く進められています。
 
 刷毛に浸す塗料の量や塗り方、重ね塗りのタイミングによっては、均一に綺麗に塗れないことも多いのですよね。この授業は1年次の実習授業。入学してからの数ヶ月間、「塗り方」だけを教わり練習してきたわけではないはずなのですけれど、手際良く、丁寧に塗られていきます。もちろん、先生方に教わりながらの作業ですが、「造ること」が好きな学生達なのだなと、つくづく感じる瞬間でした。
 
 
 一方では、同時進行で、パネルに取り付ける「窓枠」の造作。3枚目の写真です。
 女性が多い学科ではありますが、こちらは男性陣が担当。木ネジを打つドリルの使い方や、部材の支え方などを、ベテラン職人である講師の先生から、伝授されています。