六本木ヒルズの49階で

2010年9月24日 実習風景

IMG_1181sIMG_1189sIMG_1184sIMG_1197sIMG_1196s
 今回の映像協力の現場は、なんと「六本木ヒルズ」の49階。アカデミーヒルズ内のホールです。
 写真は49階からの撮影。もっとも上にある「スカイデッキ」が海抜270メートルだそうですから、おそらく230メートルはあるでしょうか。写真中央の東京タワーを横に見る高さ。奥にはお台場や東京湾が広がっています。
 
 このイベントは、グループ校の専門学校東京アナウンス学院が主催する「星誕オーディション」。いわゆる出演側の人材を創出する学校で、最近では、柳原 可奈子さんが卒業生。その他にも沢山の卒業生が、芸能人・有名人としてメディアで活躍しています。
 このオーディションでは、タレント事務所の方々を招いて、その道を志す学生を見てもらおうという、大切なチャンスの場。本校の放送技術科では、ステージの背後にあるお客様用の大型ディスプレイに、テレビカメラを通した学生達を、1人ずつご覧いただくための、映像送出を担当しました。

 ホール内の一角に、映像ベースを仮設。基本的に、このベースのシステムを考え、構築するのは「ビデオエンジニア」の学生が担当していますが、他のカメラマン志望の学生なども、一緒に手伝っています。その知識は、参加する学生の大勢が持っている、ということ。(写真2枚目)
 
 開場して間もない様子。いわゆるタレント事務所あるいは関連する業界の方々が続々と。広い会場に並べられた沢山の椅子を満たすほどの、かなり大勢のお客様がいらっしゃいました。
 会場内のカメラは、合計4台。
 最後部の中央(写真左)には、出演者の学生を正面から撮影するための、高さ違いのカメラを2台設置。全身と顔のアップに近いサイズを同時に撮影。(写真3枚目)
 
 会場での撤収が完了してから搬出までの休憩時間。ずっと閉めていたブラインドを開けて、スタッフの学生達が夜景の観察と写真撮影。
 滅多に見られない風景、ということもありますが、映像系のスタッフを志す放送技術科の学生としては、目に入る沢山のいろいろな事に対して、興味を持って観察する、ということは、大事。(写真4枚目)
  
 
 
 そして、その光景。
 右に縦方向に見えているのは、「六本木通り」とその上の「首都高速渋谷線」。
 
 太陽に照らされていると、平板に無機質に見える風景。
 大きな光源がなくなり、「いとなみ」のための1つ1つの光が見えてくると、人や生活を包容する「いきいき」とした街並みが、そこに広がります。