コンサートの実習(照明編2)
2010年9月16日 実習風景
調光卓とオペレーターを担当する学生の様子。
割当てられている「フェーダーレバー」を操作して、色や明るさを変える。
メロディーやその小節をきっかけに、照明に変化を与える。だから、まず「曲を覚える」ということも重要。
ステージの模様をサイドから。
このシーンでは、全体的に薄暗い中に、見せたいものだけを浮かび上がらせるという演出。
左上から延びる光の筋は、ピンスポットのライトによるもの。
「脚光を浴びる」という、言葉どおりの姿。
その「脚光」を作りだしている、ピンスポットルーム。
3式のスポットライトが設置されている。
それぞれに、学生オペレーターがついている。
このスタッフの高揚した気持ちが光となって、出演者に鋭く降りる。
スポットライトを上から。
写真手前側に、光源。先には収光のためのレンズ。
その中央付近に、操作レバーを持つ手が見える。
出演者への脚光は、この「手」にかかっている。
続けて、スポットライトを右側から。
光源の軸に顔を近づけての操作。こうして、より主体的に、スポットライトと一体化する。
2000Wのライトは、電気ストーブ2台分以上の消費電力。ライト全体が、熱い。
火傷を防止するためのタオルは、欠かせない。
ステージのロングショット。
出演者のそれぞれが、燃える光を放っているように見える。
これらのすべては、偶然ではなく、あえて、狙って、人によって作りだされるもの。
それが鋭く的を射るとき、出演者と観客、そしてスタッフが、演出という固まりになり、一体化する。