「ドラマ制作」スタジオ収録2
2010年9月5日 実習風景
引き続き、「ドラマ制作」スタジオ収録の模様。いよいよカメラリハーサル開始です。
サブコントロールルーム。
今回は、6台のテレビカメラをブロックごとに使い分けての撮影。
座る人は、右からテクニカルディレクター・ディレクター・タイムキーパー(スクリプター)。
それぞれの座る位置の違いのように、演技や出演者の動きを、少しずつ違った角度から観ている。
長年、カメラマンやテクニカルディレクターとして、主にTBSのテレビドラマを作り続けてきた島﨑。この授業では、全体を指導する役割を担っている。自らが経験したカメラについても、もちろん、細かく指導していく。
本番中のカメラマン。
座っているのは、「箱馬」と言う名の道具。この場合、「座ること」は、カメラを操作しやすい、という「環境づくり」において、大切なこと。安定的なカメラワークを達成するからだ。
いくつかのブロックを終えて、セットチェンジ。
部屋の美術セットを、現代の設定に変更する作業中。
美術や装飾を担当するスタッフが、カーテンレールを取り付けたり、棚の中に「置き物」を配置したりしている。
セットチェンジの完成間際。
円卓はソファセットに、黒電話はファクシミリに、箱形のテレビは液晶に変わった。
このような道具や置き物の装飾は、実際には意識的には見られることは少ないが、役者や時代背景の設定、ドラマ全体のディティールを表現する上で、かなり大事。
収録の前半を終えて、昼食休憩。
出演者やスタッフの弁当を用意する、制作担当の学生達。
並べている弁当は、数種類を用意。それぞれの「好み」や「量」を配慮してのこと。このようなきめ細やかな気遣いは、どのスタッフにも欠かせない要素。どれもこれも、経験だし勉強である。