沢山の機材を、「手」で

2012年7月27日 実習風景,放送技術科

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 東放学園専門学校の、放送芸術科・放送技術科・放送音響科・照明クリエイティブ科・テレビ美術科、そして、東放学園音響専門学校の音響技術科の2年生による、大型実習授業「番組制作演習」。
 前回は、テレビ美術科の本番前日スタンバイの様子をお伝えしましたが、今回は、放送技術科の前日スタンバイの様子を。
 
 この授業は、スタジオで製作されるコーナーがメインではあるものの、「中継」の部分もあるのでして、少し離れた所にある別の校舎が、その中継先。
 中継というと、「中継車」が使用されるのが一般的ではありますけれど、本校の授業は、その中継車に相当する映像システムを、「1からすべてを構築する」という方式。もちろん、構築するのは学生ですからね。こちらの方が、圧倒的に勉強になるからです。
 
 ということで、使用する機材一式を、機材室から中継先まで、エレベーターも使用せず、1つ1つを手で運ぶ。この作業からスタートです。
 
 写真は、梅雨明け前に撮影したものですが、すでに、暑くなっている時期。
 学生は汗をかきながら、手分けして4往復から6往復して、機材を運んでいる様子です。
 ワイシャツの学生は職員ではなくて、この日の日中に、就職活動に勤しんでいた学生。
 ちなみに、後にこの学生、しっかりと、内定をいただいております。