もの創りの中の、もの造り。

2012年5月24日 テレビ美術科,学校の様々,実習風景

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 前回に続き、東放学園専門学校「オープンキャンパス 体験入学」テレビ美術科「大道具を作ってみよう!」編。
 ただ聞くだけ、ただ見るだけではなくて、製作を経験する実践的体験入学でございます。
 
 ベニヤ(板)に対して、縦に垂木(たる木)を打ち付けた後は、垂木の余長をノコギリで切断。
 日頃使っていて意識しないというか、押したり引いたりの往復運動になりますからね、あまり気にしないのですけれども、特に日本で使用されるノコギリは、引く動作によって切断。押しよりも引きの方が、力が与えやすいですから、合理的なメカニズムになっているです。
 
 切断した余った垂木を使って、パネルに対して横に渡す添え木の打ち付け。この作業が終わると、薄いベニヤのパネルも、随分と安定的になります。
  
 体験された皆さん、どことなく手慣れた感じ。そもそも、格好がサマになっていますよね。
 少々の説明をするだけで、黙々としなやかに、作業が進んでいきます。
 
 テレビやメディアなどの仕事全体が「もの創り」の仕事。この中で、美術や大道具の仕事というのは、その中で、さらに「もの造り」。
 そして、パネル作り一つでも、チームワークによって、合理的にスムーズに製作が進むのです。